超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。

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小説執筆をやりたいけど当てる時間がない。

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小説執筆をやりたいけど当てる時間がない。


小説執筆関係をそろそろ着手したい。気分的にはまぁまぁ落ち着いてきたので、何か作りたい気分が戻ってきている。


自分の弱点ってこれじゃないかなー?と思うんだけど、こういう何か創作をやりたい気分になったときにさっくりと短編とかで済ますことができず、わざわざ長めの作品とかを手がけようとしてしまってモチベーションを落としていくのである。しかも、完璧主義なので作品を完成させられずにメンタルの調子まで崩してしまう事もよくあることなのである。過去もなんどか大長編に挑もうとしてメンタルの調子を崩している。


なんか、オリジナルで短編か掌編でも書いてみようかな? 今まで短編とかって書いたことないし、やってみると意外とハマるかもしれない。なんかさ、自分が表現したい脳内の光景って、ある程度、状況説明とかキャラクターの描写を行った上でその場面を描き出してみたいという考えが強いので、書く量が多くなりがちなのです。最低でも1万字程度は書かないと納得できる作品にならないし、それでもあんまり満足行くような結果にならないなと思うことが多々。


今、アウトラインエディタで途中まで書きかけのオリジナルの作品があるのだけど、ちょっと時間を置きすぎてしまって熱量が無くなってしまっている。小説執筆はさ、ミシンのはずみ車を回すようなものなんだよね。毎日、ちょっとずつ作品を読み返して書き足してみたいな手入れを続けていくと、自然と物語が転がりはじめて、自分でも予想しなかったところに作品が行き着くという挙動をする。


長編作品を書こうと思うのならば、作品の書き始めは力を入れて毎日書き続けないといけない。物語が転がっていきやすい書き出しは、最初の段階で死ぬ気で考えないといけない。小説が読んでもらえるかどうかは最初の1ページで決まると言っても過言ではないし、冒頭が面白くない作品はたいてい最後まで面白くないのである。


それはともかく、自分が何を書くかだよなー。なにかしらオリジナルのアイディア一発勝負の短編を書いてみたい。今の生活というのはそれほど自由時間があるという訳じゃないので、創作に使える時間というのは休日ぐらいのもんなのである。そういう数時間から数日で1作品仕上げられるぐらいの粒度で創作をやった方が良いだろうなーと思う。


まぁ、長編をこつこつと仕上げていくのも自分は好きなんですけどね。今までも書いてきた作品って主に3~4万字ぐらいの作品だし、いつかは10万字以上の大長編も仕上げてみたいという願望もあった。


長編作品を仕上げるのは、まぁ、ライフスタイルを小説執筆向けに作り変えないといけないから、生半可な気持ちでやれるもんではないよ。毎日1~2時間は小説に向き合う覚悟があるとか、そういうガチンコな努力が必要となってくる。勤め人で小説執筆とかイラストを描いたりとかやれてる人は、水面下ですっごい努力をしてますよ。普通は睡眠時間を削るぐらいしか趣味に時間を当てる方法がないし、仕事と創作を両立させるためには、創作をするために仕事術を学んで時間を作らないといけないんです。


過去の作家の中には、アンソニー・トロロープみたいな化け物みたいな兼業作家もいたりする。トロロープの創作に関する話は聞いていてすっげー!とは思うけど、絶対真似できないだろう。

十九世紀のイギリスの小説家トロロープは47編の小説と16編のその他の著作を、毎日早朝に時間を捻出して書き上げた。トロロープはほとんど、郵便局員として働き続ける傍らで、兼業で小説を書き続けてそれだけの生産性を誇っていた。

文筆家として生きてきた者 ─ ─日々 、文学的労働に従事している者 ─ ─ならだれでも 、人間が執筆をするのに適した時間は一日せいぜい三時間であるという私の意見に賛同するだろう 。しかし 、文筆家はその三時間のあいだ 、途切れることなく仕事ができるよう 、訓練すべきである 。つまり 、ペンをかじったり 、目の前の壁を見つめたりすることなく 、自分の考えを表現する言葉が見つかるように 、おのれの頭を鍛えなければいけない 。当時 、私が身につけた習慣は ─ ─いまでも私の習慣なのだが 、最近は少し自分に甘くなっている ─ ─目の前に時計を置いて 、十五分間に二百五十語書くことだった 。すると 、じっさいに二百五十語 、時計の進みぐあいと同じくらい規則正しく出てくるようになった 。しかしその三時間は 、すべてが書くために費やされるわけではない 。いつも書きはじめる前に 、前日に書いたものを読む 。それに三十分かかり 、その間 、おもに耳を使って単語やフレ ーズの響きを吟味する … …このように時間を区切ると 、一日に普通の小説本の十ペ ージ以上書くことができ 、それを十ヵ月間続けると 、一年で三巻シリ ーズの小説が三作できあがる ─ ─まさに出版業界の人間が激務に悲鳴をあげそうな分量だが 、それはともかく 、世の中の小説の読者も 、一人の作家の本をこれ以上読みたいとは思わないだろう 。

トロロープは日常の中で習慣として小説を書き続けた。一つの作品が書き終わると、すぐさま新たな原稿用紙を用意して、次の作品に取りかかるほどであった。そのほとんどの作品は早朝四時に毎日机の前にすわり3時間書き、執筆を終えてから朝食の準備をした。

メイソン・カリー著 「天才たちの日課」 フィルムアート社


創作を本気でやるんであれば、これぐらいの執念はなければならないんだけど、今は他の事に興味が移っちゃってるんだよな。何かしら他の習慣を一つ犠牲にして、創作をやる時間を捻出するなどしないとならんのだろうな。ちょっと年末に向けてそれも考えるか。もしくはブログ上で連載小説を執筆してしまうというのも手か。まぁー誰も読まんだろうな。それは容易に想像できる。

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