京都市青少年科学センター(京都市伏見区)において開催された第29回「青少年のための科学の祭典」京都大会(11月9日・10日)に出展しました。
HORIBAはこの大会に1997年の第2回大会より出展しています。「はかる」ことで「わかる」おもしろさを感じ、子どもたちに科学への興味を持ってほしいというおもいから、長きにわたりさまざまなテーマで私たちの「はかる」技術に触れていただくブースを出展しています。
今年は放射温度計や光沢計に加え、マイクロプラスチック観察キット「ぷらウォッチ®」も取り入れて、子どもから大人まで、さまざまな「はかる」を体験してもらいました。
放射温度計のコーナーでは、ボードに描かれた草原のなかに隠れているうさぎを、放射温度計を使って探すという「はかる」体験をしてもらいました。
うさぎがいる場所は他の場所より温度が高くなっています。はかりたいものに直接触れることなく温度をはかることができる放射温度計は、設定された温度を超えるとピピっと音が鳴るので、小さなお子さんでも安全に遊び感覚で温度をはかる体験ができます。
光沢計のコーナーでは、家の床などの建材をはじめ身近なものをはかってもらいました。子どもたちは自分が見て感じた「ぴかぴか度」(光沢度)とは異なる結果に驚きながら、より光沢度の高い場所を探してくれました。人間の目では、照明など周りの環境や個人によってものの見え方が変わります。光沢計はそういった個人差をなくし、一定の基準を設けることができるので、お店のワックスがけや石材の研磨といった「ぴかぴか」が求められるお仕事にも役立っています。
青少年のための科学の祭典では初めてとなる「ぷらウォッチ」のコーナーでは、開発者自らも参加。ぷらウォッチの開発について工夫した点や、大変だった点を積極的に質問してくれた生徒さんもいました。今回のイベントがきっかけとなり、未来の開発者が生まれることを期待しています。
また、今年から設けられた「交流の広場」ブースでは、HORIBAがめざすビジョン・ミッション・バリュー「Our Future」をポスターと動画で紹介しました。
社是「おもしろおかしく」には、働く時間を充実させ、人生を実り多いものにしてほしいという創業者のおもいが込められています。
私たちがめざすのは、あらゆる生命が豊かに生きられる世界です。ビジョン「おもしろおかしくをあらゆる生命へ」には、私たちが育んできた「おもしろおかしく」のスピリットを自ら体現するだけでなく、身近な人々から共感・共鳴の輪を広げることで、やがては地球上のすべての生命に秘められた可能性を解き放つことができるはずだという願いが込められています。
あらゆる生命が命を輝かせる世界の実現に向け、HORIBAは「はかる」を通して豊かな未来を創るお手伝いをしていきます。
これからも、次世代の子どもたち成長を応援し、「はかる」っておもしろい!と思っていただけるような活動を進めていきます。