常に「やりがい」をもって仕事に取り組むことで、人生の一番良い時期を過ごす「会社での日常」を自らの力で「おもしろおかしい」ものにして、健全で実り多い人生にして欲しいという前向きな願いが込められています。そのために会社は「おもしろおかしく」働ける舞台を提供します。そこで従業員が「おもしろおかしく」仕事をすれば、発想力や想像力が増すとともに、効率も上がり企業価値が高まります。その結果、お客様、オーナー(株主)、サプライヤー、そして社会とWIN-WINの関係を構築できます。
HORIBA Corporate Philosophyは、社是「おもしろおかしく」のもと、企業価値向上のための基本姿勢として、「事業」「顧客対応」「投資への責任」「ホリバリアン(当社グループの役員及び従業員を意味し、以下、総称して私たちという)」の4項目を示したものです。
私たちの使命は、高度に構築された計測技術と、最先端の分析技術を応用することで、独自性の高い製品の供給、分析・計測ソリューションやエンジニアリングサービスの提供を通じ、科学技術の発展と地球環境保全をはじめ、持続可能な社会の実現に貢献することと考えています。その事業は、主としてEnergy & Environment、Bio & Healthcare、Material & Semiconductorsのフィールドにおいて展開するものとし、派生製品・周辺製品の事業化についても、科学技術の発展あるいは社会生活の利便性向上をもたらし、かつ地球環境の保全に貢献し、また人権を侵害しないものでなければなりません。私たちが事業活動を進める上では、人の安全確保を最優先に行動します。また、私たちの事業活動は、法規制や定款を遵守するとともに、品質や環境、労働安全衛生などのマネジメントシステムを確立・運用しています。
私たちは、グローバルに展開するグループ会社全社がそれぞれの強みを生かし、開発・生産・販売・サービスの各機能を分担し、世界中のお客様に、より付加価値の高い製品・サービスを最適納期で提供することに努めます。また、お客様の様々な要求にきめ細かく対応するために、対象とする事業の選択に留意するとともに、事業資産を効率的・集中的に投入することによって、それぞれの事業・製品分野において世界市場のリーダーとなることを望んでいます。
私たちは、お客様の満足を得られる製品とサービスを提供し続けるために、極限まで技術を追求します。また、お客様のニーズを汲みとり、お客様が必要とするソリューションを積極的に提案します。世界中のどの地域であっても同品質の製品・サービスの提供を保証し、同時にその品質は最高水準のものでなければならないと考えています。
私たちは、HORIBAの企業価値を長期的かつ継続的に向上させることにより、株主の皆様からの投資に対して利益還元していくことを最重要課題の一つとして考えています。配当金と自己株式の取得額を含めた株主総還元額が純利益に対して一定比率となるよう還元方針を定め、継続的に運用します。また投資家・利害関係者とは建設的な対話の機会を積極的に設け、経営状況を定期的に報告するとともに、事業・経営に関する重要な事項がある場合には公正かつ迅速に開示し、経営の透明性維持に努めます。
グループ会社では、共通の情報基盤による即時性のある経営管理システムを運用しなければなりません。また、グループ会社の経営陣は、利益確保と配当実施、内部統制システムの確立と運用、人財の開発に対する責任を共有しています。
私たちは、HORIBAがベンチャー精神をもとに設立されたことに誇りを持っています。私たち一人ひとりは起業家精神を維持し、個性的なアイデアや改革の実現に努力すると同時に、互いに人権尊重を意識した活動を実施することを期待されています。
私たちの個性と可能性を最大限に生かし目標を達成するために、安全と健康維持に留意したオープンでフェアな労働環境を提供します。私たちは、互いの才能・個性を尊重し、受容することで多様性の強みを発揮することが求められます。同時に、個々のさらなる成長のために、異文化を相互に理解でき、伝えられる国際感覚を兼ね備えた人間であることが求められます。
一人ひとりが自立して成長し、その能力を最大限に発揮できるためのステージを整え、その多様性を最大限に生かせる環境を育てます。具体的な取り組みとして、ダイバーシティ・マネジメントの加速や、国際基幹人財育成・交流プログラムをより一層充実させる他、業績評価に際しては、チャレンジ精神をもって業績の向上に努力している者に報いるため、加点主義をその根幹とします。