常に「やりがい」をもって仕事に取り組むことで、人生の一番良い時期を過ごす「会社での日常」を自らの力で「おもしろおかしい」ものにして、健全で実り多い人生にして欲しいという前向きな願いが込められています。そのために会社は「おもしろおかしく」働ける舞台を提供します。そこで従業員が「おもしろおかしく」仕事をすれば、発想力や想像力が増すとともに、効率も上がり企業価値が高まります。その結果、お客様、オーナー(株主)、サプライヤー、そして社会とWIN-WINの関係を構築できます。
「ほんまもん」とは、わたしたちホリバリアンが目の前の仕事に向き合うときに原点となる考え方です。
ほんまもんは…
「ほんまもん」とは「ほんもの」から派生した、京都で使われている言葉です。その解釈は人それぞれですが、わたしたちは創業者が大事にしたこの「ほんまもん」を、大切に次代へと繋いでいきたいと考えています。
「ほんまもん」は、好奇心と情熱を胸に、相手を想いながらうまれるものです。「ほんまもん」を追い求めるひと、そのひとの行動や努力、その結果として生まれることやもののすべてが「ほんまもん」であり、それらは「ほんもの」を越えて人の心を揺さぶる存在になっていきます。
わたしたちが生み出すソリューション、そしてわたしたち自身が相手の心を動かすことで、社会はより良い方向へ動き出していく。そう信じて、わたしたちは今日も、それぞれの「ほんまもん」を追求していきます。
「おもしろおかしく」を従業員が自己実現していくために、HORIBAでは以下の「5つの“おもい”」を強く持ち、実践していくことを掲げています。
HORIBAは2005年度に創業60周年という節目の年を迎えるとともに、売上高1,000億円を達成しました。また、M&Aや事業拠点の設立により、この数年間で世界のさまざまな地域で活躍する従業員の数も飛躍的に増加しました。企業規模が大きくなり、グローバルに事業展開を行うということは、HORIBAの企業文化を守り育むために、いままで以上の努力が必要であることを意味します。そこで、従業員が「HORIBAブランド」を再確認し、それを共有・伝達するための原点を伝える「バイブル」とも言うべきHORIBA Brand Bookを2007年1月26日に発刊、全世界約4,700名の全従業員に配布しました。
HORIBAのフィロソフィーをすべての社員と共有し、次世代に継承していくため、2016年から“HORIBA Philosophy Project”をグローバルに展開しています。
世界のグループ各拠点で、フィロソフィー・ワークショップを開催し、各国・地域に根差した形でフィロソフィー共有が継続されるように取り組んでいます。
ワークショップは、HORIBAグループのこれまでの歩みや社是「おもしろおかしく -Joy & Fun-」制定の経緯とそこに込められた“おもい”を共有するとともに、HORIBAのフィロソフィーについてディスカッションする時間を通じてHORIBAの企業文化や社風を改めて体感する場となっています。
1997年、「従業員の意識と行動の変革」を目的としたブラックジャックプロジェクトがスタートしました。“21”を最強とするカードゲームにちなみ、「21世紀最強の企業として発展し続ける」ことをめざして命名されたこの活動は、開始から25年以上となる現在もグローバルで展開されており、HORIBAの企業文化のひとつになっています。
活動テーマは、業務効率の改善やコスト削減に留まらず、人財育成や組織力強化など、従業員自らが身近な課題に目を向け、現場主体で組織改革に取り組んでいるのが大きな特徴です。毎年12月には、世界各国(エリア)の代表が一堂に会して最優秀賞を決めるワールドカップを開催しており、経営陣に対して直接おもいを披露できるコミュニケーションの場にもなっています。
ブラックジャックプロジェクトは単なる改善活動ではなく、グローバルでのHORIBAの企業文化・経験・知識の共有に大切な役割を担っています。
2013年、HORIBA創立60周年を機に、国籍や文化を超え、心をひとつにしたいというおもいから、世界中のグループ従業員全員が歌えるOne Company Song "Joy & Fun"が誕生しました。