2. 検索結果からのアプリへのアクセス状況を把握する

ユーザーは、検索結果からアプリにアクセスしてくれているでしょうか。アプリ ディープ リンクのパフォーマンスをトラッキングする方法として次の 2 つを追加しました。
  • ウェブマスター ツール アカウントのメッセージ センターに、週ごとのクリック数とインプレッション数が送信されるようになりました。
  • アプリ ディープ リンクによってどれくらいのトラフィックがアプリにアクセスしたかを、リファラー情報(具体的には ACTION_VIEW インテントのリファラー extra)を使用してトラッキングできるようになりました。将来的には、この情報を Google アナリティクスに統合して簡単にアクセスできるようにする予定です。デベロッパー サイトでは、リファラー情報をトラッキングする方法(英語)について解説しています。

3. アプリの重要なリソースがクロール可能であることを確認する

ウェブマスター ツールのクロール エラー レポートで、「コンテンツの不一致」エラーが発生する大きな原因の 1 つがリソースのブロックです。クロールでは、アプリ ページをレンダリングするために必要なすべてのリソースにアクセスする必要があります。これにより、アプリ ページのコンテンツが、関連付けられているウェブページと同じかどうかを確認できます。

アプリ ページのレンダリングに不可欠なリソースにアクセスできない場合に、どのリソースがブロックされているかを簡単に特定できるようになりました。アプリで「コンテンツの不一致」エラーが発生した場合は、詳細ダイアログの手順 5 に沿ってブロックされているリソースの一覧を確認してください。

4. Android アプリのエラーに注意する

アプリのインデックス登録時のエラーを簡単に特定できるようにするため、検出されたすべてのアプリ エラーをメッセージとして送信することになりました。また、そのほとんどがクロール エラー レポートの [Android アプリ] タブにも表示されます。

従来の「コンテンツの不一致」エラーと「インテント URI が無効」エラーに加え、以下の 3 つのエラー タイプを追加しました。
  • APK が見つからない: アプリに対応するパッケージが見つからない
  • First Click Free(英語) がない: アプリへのリンクがコンテンツに直接つながっておらず、ログインしないとアクセスできない
  • 戻るボタンの違反: アプリへのリンクをたどって移動した後、戻るボタンで検索結果に戻ることができない
これまでの経験から、エラーの大部分はアプリの一般的な設定が原因であることがわかっています(リソースがブロックされている、ユーザーが検索結果からアプリを開こうとすると地域選択のポップアップが表示されるなど)。これらの点に注意することで、関連する URI の問題をすべて解決できるはずです。

App Indexing 実装がうまく行くことを願っています。ご不明な点がありましたら、いつでもウェブマスター ヘルプ フォーラムまでお寄せください。

Googlebot によってクロールされ、以下の条件を満たしたページは、[スマホ対応] ラベルが適用される可能性があります。
  • 携帯端末では一般的でないソフトウェア(Flash など)を使用していないこと
  • ズームしなくても判読できるテキストを使用していること
  • ユーザーが横にスクロールしたりズームしたりする必要がないよう、コンテンツのサイズが画面のサイズと一致していること
  • 目的のリンクを簡単にタップできるよう、それぞれのリンクが十分に離れた状態で配置されていること
ページがモバイル フレンドリーの条件を満たしているかどうかを確認するには:
Google ではこのラベルを、モバイル ユーザーにさらに優れたモバイル ウェブ エクスペリエンスを提供するための第一歩と考えています。また、このモバイル フレンドリーの条件をランキング要素として使用することも実験中です。

ご不明な点やご質問がありましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムまでお寄せください。Google の願いは、モバイル フレンドリー サイトが今後ますます増えていくことです。すべてのユーザーが快適に利用できるウェブを作り上げていきましょう!

2014/12/26 追記
本変更は、すでに日本でも公開され、ツールやガイドも日本語でご利用いただけるようになりました。それに伴い表現を修正しました。


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現在使われている様々な端末に対応したウェブサイトの開発方法


ところで、現在使われているすべての端末に対応したウェブサイトを開発することは難しくありません。HTML5  を使いましょう。HTML5 は、どのような端末でも表示されますし、HTML5 しか使えない端末さえあるからです。そこで、好きな種類のファイルをどのような端末でも表示できるようなサイトを作る一助になればとの思いから、最近、Google は次の 2 つのページを公開いたしました。
Web Fundamentals に書かれた適切な作り方に従うことで、Google が推奨している、検索に適したレスポンシブ デザイン(英語)であるサイトを作ることができます。この際、Googlebot がサイトのすべてのサブ リソース(CSS、Javascript、画像ファイル等)にアクセスできるよう robots.txt などの設定をしてください。すべてのサブ リソースにアクセスできることで、Google のアルゴリズムは、ページがレスポンシブ デザインであることを検出しやすくなり、ひいては適切に評価することができます。また、ウェブマスター ツールには、インデックスに登録するアルゴリズムがどのようにウェブサイトを認識しているかを調べるための Fetch as Google という機能があります。

ご不明な点がございましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムをご利用ください。

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(例 2) 本来対象としているサイト以外への発リンクも設置することで自然なリンクに見せかけているケースです。


最近 Google が対応を行ったケースでは、委託先 SEO 会社がリンク操作のネットワークを保有して依頼主に提供している例だけでなく、企業自身が主体となってリンク操作のためのネットワークを運用している例が見受けられました。そのような例に対して Google は、ウェブマスター向けガイドライン違反として適宜自動または手動による対策を実施しています。

ウェブマスターのみなさまには、こういった PageRank を渡すリンクの操作や売買を避けることをこれまでどおり強くおすすめします。サーチ クオリティ チームは、今後とも、ユーザーのために、検索結果からのスパムの排除に全力で取り組んでまいります。

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このたび、新しいウェブマスター アカデミーが 22 言語でご利用いただけるようになりました。ウェブマスター初心者の皆様には、優れたサイトを作成する方法素晴らしいユーザー体験を提供する方法検索結果に適切に表示されるようにする方法などの基本事項を、さまざまな言語で学習していただくことができます。既によく理解している項目については、各モジュールの最後にあるクイズで理解度をテストしてみましょう。

お好みの言語でウェブマスター アカデミーをご覧頂いたら、ぜひウェブマスター ヘルプ フォーラムでご感想をお寄せください。今年の 3 月に英語版を公開(英語)した後も、皆様からのフィードバックをいただき、参考にさせていただきました。このガイドはわかりやすく、楽しみながら読めるようになっていますので、ぜひ一通りご覧ください。きっとみなさまのお役に立てることと思います。

優れたサイトや Google 検索との相性の良いコンテンツを作成し、世界中のユーザーにアクセスしてもらいましょう。

Posted by Mary Chen, Webmaster Outreach
Original version: Official Google Webmaster Central Blog: Webmaster Academy now available in 22 languages
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サイトをマークアップする方法


サイトでは、サイト固有の検索エンジンを使用している必要があります。既に使用している場合は、schema.org/SearchAction (英語)マークアップの potentialAction プロパティ(英語)を使用して、ホームページを schema.org/WebSite (英語)エンティティとしてマークアップすることで Google に知らせることができます。マークアップには、JSON LD、microdata、RDFa を使用できます。実装について詳しくは、デベロッパー サイト(英語)をご確認ください。

サイトにマークアップを実装すると、ユーザーはサイトリンク検索ボックスから直接、サイトの検索結果ページにジャンプできるようになります。マークアップがない場合は、今までと同様に「site: 検索キーワード」に一致する Google 検索結果ページが表示されます。

ご不明な点がありましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムでご質問ください。

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Tips その 2:
ウェブマスター ツールはハッキングからサイトを守る上でも役立ちます。使っていない方はぜひ登録を。お友達にもお知らせください。

https://plus.google.com/+GoogleWebmasters/posts/ZggHkxs9EUC

Tips その 3 :
Google アラートを設定してハッキングの兆候をいち早くつかもう。

https://plus.google.com/+GoogleWebmasters/posts/8ACDdCdbFR3

Tips その 4:
ソフトウェアは常に最新のものにアップデートしておこう。

https://plus.google.com/+GoogleWebmasters/posts/J3t4rsPccXu

Tips その 5:
ユーザーから寄せられたベスト投稿を発表!(各言語でベスト投稿を発表しました)

https://plus.google.com/+GoogleWebmasters/posts/5GwFb7yLy1K

世界中から寄せられた投稿のご紹介

今回、世界同時でキャンペーンを行ったこと、そして、世界中のユーザーからサイトの不正なハッキング対策が多く寄せられたことからもわかるように、サイトの不正なハッキングの問題は全世界的に広がりを見せています。どうぞ今回ご紹介した Tips と共に以下のサイトも参考にし、ご自身のサイトの設定をもう一度確認してみてください。
ハッキングされたサイトに関するウェブマスター ヘルプ
http://www.google.co.jp/webmasters/hacked/

これからも全世界で Tips を共有し、サイトのハッキングと闘いましょう! #NoHacked のハッシュタグはこれからもご利用ください。また質問がある際はウェブマスター ヘルプ フォーラムをご利用ください(ハッキングに関するカテゴリも用意しています)。

Google では今後もユーザー、ウェブマスターのみなさまのお役に立てる情報をどんどん発信していきたいと思っておりますので、ぜひ Google Webmasters ページGoogle Japan ウェブマスター コミュニティをフォローしてみてください。

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Google は、Google のサービスだけにとどまらず、より広い範囲でインターネットを安全に利用できるように取り組んでいます。そこで大きな割合を占めているのは、ユーザーが Google から安全なサイトにアクセスできるようにすることです。たとえば、Google ではウェブマスター向けにハッキングの対策や修正方法について詳しい情報を提供するサイトを作成しました。

Google ではさらにもう一歩踏み込んで、数か月前の Google I/O では、「HTTPS everywhere」をウェブで提唱しました。

また、ますます多くのウェブマスターが HTTPS(HTTP over TLS / Transport Layer Security)を彼らのサイトに導入するようになってきています。これはとても心強いことです。

こうした理由から、Google では過去数か月にわたり、Google のランキング アルゴリズムでのシグナルとして、暗号化された安全な接続をサイトで使用しているかを考慮に入れたテストを実施してきました。この実験ではよい結果が得られているため、ユーザーがもっと安全にサイトを閲覧できるよう、すべてのサイト所有者の皆様に HTTP から HTTPS への切り替えをおすすめしたいと考えています。


Google は、みなさんがより簡単に TLS を導入し、よくある失敗を避けられるように、今後数週間のうちに詳細なベスト プラクティスを公開する予定です(Update: こちらのヘルプ記事内で公開しました)。開始にあたって、以下の基本的なヒントもご確認ください。
サイトが既に HTTPS で配信されている場合は、Qualys Lab ツールを使用してウェブサイトのセキュリティ レベルと設定をテストできます。TLS とサイト パフォーマンスについて不安がある場合は、「Is TLS fast yet?」(英語)をご覧ください。また、ご質問やご不明な点がある場合は、ウェブマスター ヘルプ フォーラムでお尋ねください。

このランキングの変更は、グローバルでクエリの 1% 未満にしか影響しませんが、これから長い期間をかけて強化していきます。全体的に見ると、このシグナルは良質なコンテンツであるといった、その他のシグナルほどウェイトは大きくありません。HTTPS は、優れたユーザー エクスペリエンスを生み出す多くの要素のうちの 1 つです。

今後、より多くのウェブサイトで HTTPS が使用されることを期待しています。ウェブの安全性をさらに強化しましょう。

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正しい robots.txt ファイルを作成して維持することは、ときに難しい場合もあります。ほとんどの場合はそうではありませんが(そもそも robots.txt ファイルを必要としないサイトも多くあります)、大きな robots.txt ファイル内で個々の URL をブロックしている(またはブロックしていた)指定を見つけることは、難しい作業となる場合もあるでしょう。そこで、robots.txt ファイルの編集を容易にするために、このたび、新しい robots.txt テスターを発表いたします。

新しいテスターは、ウェブマスター ツールの [クロール] セクションにあります:


ここでは、現在の robots.txt ファイルの確認、および URL のクロールがブロックされているかどうかのテストを行うことができます。複雑な指定をわかりやすくするため、最終的に決定に使われた箇所がハイライト表示されます。ファイルに変更を加えてテストを行うこともできます。変更を有効にするには、変更したファイルをサーバーにアップロードしてください。Google のデベロッパー サイトでは、robots.txt の指定とファイルの処理方法について詳しく説明しています (英語)。

また、古いバージョンの robots.txt を確認したり、サーバー側の問題によってクロールがブロックされている状況を確認したりすることもできます。たとえば、robots.txt ファイルが Googlebot に対して 500 サーバー エラーを返している場合、通常そのサイトのクロールは一時停止されます。

既存のサイトでエラーや警告が表示される可能性もあるため、robots.txt ファイルをよく確認することをおすすめします。また、robots.txt テスターをウェブマスター ツールの他の機能と組み合わせることも可能です。たとえば、新しい Fetch as Google を使用してウェブサイトの重要なページをレンダリングした際、ブロックされた URL が見つかったら、robots.txt テスターを使って、その URL をブロックしている指定を見つけて修正することができます。CSS、JavaScript、モバイル コンテンツをブロックする古い robots.txt ファイルが原因で問題が発生することはしばしばありますので、そのような問題は、修正すべき箇所がわかれば簡単に修正できます。

今回更新したツールを使うことで robots.txt のテストとメンテナンスが容易になれば幸いです。何かご不明な点がある場合や、robots.txt の指定の作成についてアドバイスが欲しい場合などは、ぜひウェブマスター ヘルプ フォーラムをご利用ください。

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実装したこのアノテーションが検索エンジンで使用できる状態であるかどうかを確認することは、特にページが多くあるサイトでは容易ではなく、この点については世界中のサイト運営者の方から声が上がっています。そこで Google では本日、rel-alternate-hreflang アノテーションのデバッグを簡単に行うことができる機能を公開します。

[インターナショナル ターゲティング] 機能の [ターゲット言語] セクションで、hreflang アノテーションによく見られる 2 つの問題を特定できます:

さらに、地域ターゲットの設定をウェブマスター ツールのこの機能に移行し、インターナショナルおよび多言語ターゲティングに関連するすべての情報を 1 か所で確認できるようにしました。

この新機能が、サイトでの rel-hreflang 実装に関する問題を解決する際の一助となりましたら幸いです。この機能についてご不明な点やご意見、ご感想などがありましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムにご投稿ください。

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いくつものアプリが既に App Indexing を実装しています。今週の Google I/O で、ディープリンクの設定、サイトのアプリへの接続、パフォーマンスやエラーのトラッキングといった一連のプロセスをより容易にするための機能を発表いたしました。

簡単に始められます

このたび、アプリのディープリンクをインデックスさせるために必要なプロセスを大きく簡易化しました。アプリが既に HTTP によるリンクをサポートしているのであれば、
  1. アプリをディープ リンクに対応させます
  2. サイトとアプリを接続します
  3. 以上です :)
あなたの URL 群がインデックスされると共に、Google はアプリとサイトの繋がりを発見し、検索結果でディープリンクを使用したアプリへの直接的な遷移を可能にします。

アプリのディープリンクの発見とインデックス作業を Google に任せることもできますが、あなた自身がこれらのディープリンクを埋め込み、公開することをおすすめします。もしあなたのアプリがカスタム ディープリンクスキームをサポートしている場合は特にそうです。そのためには、2 つの方法があります:
また、このたび、アプリページをインデックスする際に発生した問題について報告を行う新しい機能をウェブマスター ツールに追加しました。ここでは、各アプリページとウェブページのペアについて検知されたエラーと、デバッグのためのサンプル アプリ URI確認することができます。


また、それぞれの問題について、その詳細なデバッグ方法も確認することができます。アプリのディープリンクの QR コードも含まれていますので、携帯電話やタブレットで簡単にリンクを開けます。エラーが検知された場合、ウェブマスター ツール上でメッセージもお送りいたします。


App Indexingは既に日本のデベロッパに導入されており、たとえば次のようなアプリですでに実装されています。

クックパッドヤフオクHot Pepper Gourmetタウンワークpixiv WEAR

ぜひ App indexing をお試しください。何かご質問があれば、ウェブマスター ヘルプ フォーラムへ!

Posted by Mariya Moeva, Webmaster Trends Analyst
Original version: Android app indexing is now open for everyone!
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サイト移転の基本


一般的に、サイト移転とは、以下のいずれかの方法でコンテンツを移動させることです。
サイトの移転が適切に行われていないケースや、サイトの移転を問題なく完了するうえで非常に重要となる手順が踏まれていないケースも多く見られます。そこで Google では、ウェブマスターの皆様が適切にサイトの移転を計画、実施できるよう、ヘルプセンターのサイト移転ガイドラインを更新しました。また同時に、このガイドラインに沿ってサイトの移転が行われた場合にサイトの移転を検出して処理できるよう、クロールとインデックス登録のシステムの改良も続けています。

レスポンシブ ウェブ デザインへの変更


モバイル用の URL を別に設定している場合や動的配信を行っている場合にウェブサイトでレスポンシブ ウェブ デザインを使用するよう変更するにはどうすればよいか、といった質問も増えつつあります。この設定の変更について詳しくは、スマートフォン向けサイトの推奨事項についてまとめたサイトに新たに追加されたこちらのページをご覧ください。

ご不明な点がある場合はウェブマスター ヘルプ フォーラムで質問してみてください。

Posted by Pierre Far and Zineb Ait Bahajji, Webmaster Trends Analysts
Original version: Official Google Webmaster Central Blog: Making site moves easier
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ブログなどのホスティング サービスは、低コストで簡単に利用できることから広く利用されています。一方で、その利便性を悪用し、Google のウェブマスター向けガイドラインに違反するようなスパム目的に利用されるケースがあることもわかっています。

今回のイベントは、こうした背景から、Google 検索と相性のよいホスティング サービスの運営について考えることを目的として実施しました。

当日は、ウェブマスター ツールや構造化データ、複数デバイス対応などに関して、Google 検索と相性の良いホスティング サービス運営のためのヒントのご紹介と、ホスティング サービス上でよく見られるウェブマスター向けガイドライン違反(ウェブ スパム)について、その傾向や対処方法などをお話しました。



ホスティング サービスからウェブ スパムがなくなり、かつ、Google 検索と相性の良いサイト構築を心がけていただくことで、Google がホスティング上のサイトを見つけやすくなり、より多くの検索ユーザーがそうしたサイトを訪問する可能性が高まります。

そのための具体的なアクションとしては、

ウェブ スパムの削減について関連ヘルプ記事
Google と相性の良いサイトの構築のヒント
こういった内容をぜひサービスの運営に取り入れていただき、Google 検索と相性のよいサービスの運営を行っていただければと思います。

ホスティング サービスの運営者の方々からも Google のウェブマスター向けガイドラインについてのご質問や、スパムへの対処方法のベスト プラクティスについてのご質問など、数多くのご質問をいただき、非常に有意義な意見交換をすることができました。

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました!


また、今回イベントに参加できなかったホスティング サービスのみなさまのために、同一の内容をテーマとしたウェブマスター ハングアウト「ホスティング サービスのみなさまへ:Google 検索と相性の良いサービスの運営とは?」を実施いたしましたので、ぜひご覧ください。

あわせてホスティング サービスの運営者のみなさまを対象とした情報をまとめたサイトを設けました。今回のイベントでお話した内容や、関連する情報についてまとめて掲載しておりますのでぜひご覧ください。

今後も、ウェブマスター ハングアウトやGoogle+ Webmaster Japan コミュニティなどを通してウェブマスターのみなさまの疑問にお答えしたり、交流を図っていきたいと思いますので、ぜひご参加ください!

Google サーチ クオリティ チーム

2014/6/23追記:ウェブマスター ハングアウトを実施しましたので表現を告知から変更いたしました。
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レンダリングされたページを表示する

Googlebot は、ページをレンダリングする際、そのページに関係するすべての外部ファイルをできるだけ見つけて取得しようとします。その際、画像、CSS、JavaScript ファイルだけでなく、CSS や JavaScript によって間接的に埋め込まれるファイルも取得した上で、Googlebot のページ認識のプレビュー画像を描画することになります。

Fetch as Google 機能は、ウェブマスター ツールの [クロール] セクションにあります。[取得してレンダリング] をクリックして URL を送信して処理が完了するのを待ちます(ページによっては少し時間がかかる場合があります)。処理が完了したら、表示された行をクリックして結果を確認します。


robots.txt によってブロックされたリソースの取り扱い

Googlebot は、すべてのファイルを robots.txt の指示に従って取得します。クロールを許可していないファイルがある場合(または、Googlebot のクロールが許可されていないサードパーティ サーバーからファイルを埋め込んでいる場合)、そのファイルはレンダリング時に利用できません。同じように、サーバーが応答しない場合やエラーが返された場合も、それらのファイルを利用することはできません(こうした問題の詳細は、ウェブマスター ツールの [クロール エラー] セクションで確認できます)。こうした問題が発生した場合は、プレビュー画像の下に詳細が表示されます。

サイトに表示されるコンテンツやそのレイアウトに大きく影響する埋め込みリソースについては、Googlebot がアクセスできるかどうかを確認しておくことをおすすめします。Fetch as Google が使いやすくなるだけでなく、Googlebot がそれらのコンテンツを見つけてインデックスに登録することが可能になります。サイトに表示されるコンテンツやそのレイアウトにあまり影響しない一部のコンテンツ タイプ(ソーシャル メディア ボタン、フォント、ウェブサイト分析スクリプトなど)は、クロールできない状態のままでも構いません。詳しくは、以前ブログに投稿した「ウェブページをより深く理解するようになりました」という記事をご覧ください。

今回のアップデートによって問題の診断が容易になり、誤ってクロールがブロックされていたコンテンツが発見され、クロールされるようになることを願っております。ご不明な点やご意見などありましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムまでお寄せください。

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以前は、HTTP レスポンスのボディから取得されるテキスト形式のコンテンツだけが認識されており、JavaScript が動作する一般的なブラウザにどのようなコンテンツが実際に表示されているかを解釈することは行っていませんでした。JavaScript を使用した時にのみ表示される価値のあるコンテンツを表示するページ群が登場しても、検索ユーザーにそのコンテンツの情報を伝えることはできませんでした。これは検索ユーザーとウェブマスターの両方にとって悲しい結末です。

この問題を解決するために、Google では JavaScript を実行してページを把握する方法を試すことにしました。現在のウェブの規模でそれを行うことは困難ですが、やるだけの価値はあると判断したのです。これを実現するため、Google のシステムは、時間をかけて徐々に改良されてきました。ここ数か月間、Google のインデックス登録システムは、かなりの数のウェブページを JavaScript が有効な一般ユーザーのブラウザのようにレンダリングしています。

場合によっては、レンダリング時の処理が完全にはうまくいかないこともあり、皆様のサイトの検索結果に影響を及ぼす可能性があります。その場合の考えられる原因と、その問題の回避方法(可能な場合)の例を以下にご紹介いたします。
現在 Google ではデバッグがより簡単にできるように、ウェブマスターの皆様が Google によるサイトのレンダリング状況を詳しく把握できるようなツールの開発に取り組んでおります。近いうちにウェブマスター ツールで皆様にご提供する予定です。

ご不明な点がありましたら、お気軽にウェブマスター ヘルプ フォーラムをご利用ください。

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ページの読み込みが速くても、操作性が低ければその効果が損なわれかねません。Google の調査では、平均的なモバイル ページの読み込みには少なくとも 7 秒はかかる(英語記事)ことがわかっています。PageSpeed Insights ツールを使用し、そこで提示される速度についての提案を活用することで、ページ読み込みの速度を改善することは可能です。では、モバイル サイトの読み込みに 7 秒もかからず 2 秒で済む場合を考えてみましょう。ページの読み込み後、モバイル ユーザーがテキストを読んだりページを操作したりするために、画面をピンチズームしたりスクロールしたりして 5 秒かかってしまったら、ユーザーの体験としてはそのサイトは速いとは言えません。PageSpeed Insights が新しく提案するユーザー エクスペリエンスに関するルールを参考にすれば、こうした操作性についての問題点を見つけ出し、修正することができます。

この新たな推奨事項では、現在のところ次のような対策を紹介しています。
これらのルールについては、PageSpeed Insights のヘルプ ページに詳しい説明があります。準備ができたら、PageSpeed Insights ツールを使ってページをテストし、改善点を確認してみてください。なお、今回の PageSpeed Insights の更新により、モバイル対応のデザインを使用できるようにもなりました。また、ヘルプ ドキュメントの翻訳版が公開され、さまざまな言語でご利用いただけるようになっています。

この記事に関するコメントやご質問は、ウェブマスター ヘルプ フォーラムまでお寄せください。

Posted by Matthew Steele and Doantam Phan, PageSpeed Insights team
Original version: Official Google Webmaster Central Blog: Making your site more mobile-friendly with PageSpeed Insights
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ユーザーがアクセスしたときのホームページ/リンク先ページの動作を設定する場合、次の 3 つのパターンがあります:
それぞれの設定について詳しく見ていきましょう。

世界中のユーザーに同じコンテンツを表示する

このシナリオでは、ある 1 つの国/言語に固有のコンテンツをホームページ/汎用 URL(http://www.example.com)で配信します。このコンテンツは、ブラウザでその URL に直接アクセスしたユーザー全員と、その URL を指定して検索したユーザー全員に表示されます。上で述べたように、それぞれの国と言語のバージョンもそれぞれ固有の URL でアクセスできるようにする必要があります。


注: 別の地域のユーザーや別の言語を設定しているユーザーに対し、より適切なバージョンのコンテンツが用意されていることを知らせるバナーをページに表示することができます。

ユーザーがローカル バージョンと言語を自由に選択できるようにする

この設定では、ホームページ/汎用 URL で国選択ページを提供し、ユーザーが国と言語に応じて表示したいコンテンツを選択できるようにします。その URL を入力したすべてのユーザーは同じページにアクセスすることになります。

国際化したサイトでこのシナリオを実装する場合は、国選択ページに x-default rel-alternate-hreflang アノテーションを必ず使用するようにしてください。このアノテーションは、特にこのようなページで使用する目的で作成されています。x-default 値は、1 つの言語または地域に固有ではないページを Google が認識しやすくするためのものです。


ユーザーの地域や言語設定に応じて、ユーザーを自動的にリダイレクトする、または適切な HTML コンテンツを動的に配信する

この 3 番目のシナリオでは、ユーザーの地域や言語設定に応じて、適切な HTML コンテンツを自動的に配信します。このシナリオの実装は、サーバー サイドで 302 リダイレクトを使用するか、適切な HTML コンテンツを動的に配信することで実現できます。

ホームページ/汎用ページでは必ず x-default rel-alternate-hreflang アノテーションを使用してください(汎用ページが、ユーザーが直接アクセスできないリダイレクト ページである場合も同様です)。

注: 特定のバージョンを用意していないユーザー層のリダイレクトについても考慮する必要があります。たとえば、英語、スペイン語、中国語のバージョンが用意されているウェブサイトにフランス語を使用するユーザーがアクセスしたとします。この場合は、最も適切であると思われるコンテンツを表示することになります。

いずれの設定を選択した場合でも、国や言語の選択ページを含むすべてのページが次の条件を満たしている必要があります:
注: 冒頭で述べたように、国や言語のバージョンごとに別個の URL を用意する必要があります。

rel-alternate-hreflang アノテーションについて

どの方法を選択したかにかかわらず、必ずすべてのページにアノテーションを追加してください。アノテーションにより、検索エンジンで適切な結果がユーザーに表示される可能性が大幅に高くなります。

国選択ページ、リダイレクトまたは動的に配信されるホームページでは必ず x-default hreflang を使用する必要があります。これは、自動的にリダイレクトされるホームページや国選択専用のアノテーションです。

最後に、rel-alternate-hreflang アノテーションに関して役立つ一般的な注意事項をいくつかご紹介します:
これらの推奨事項に従うことで、ローカライズされたコンテンツが Google で認識されやすくなり、Google 検索結果でより関連性の高い結果をユーザーに提供できるようになります。ご不明な点やご意見・ご感想などありましたら、ウェブマスター  ヘルプ フォーラムにてお聞かせください。


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ページ上では、英語による投稿が多いですが(英語がわからなくても楽しめる写真の投稿もたくさんあります)、ページ以下にはイタリア語日本語ロシア語、またはスペイン語を話すウェブマスターの方々が情報交換を行えるコミュニティも設けています。

ぜひウェブマスター向け公式 Google+ ページをフォローして日々更新される情報をチェックしてみてください!


Hello from around the world!

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本日、あなたのサイトに埋め込む構造化データ マークアップを利用して、表示させたい電話番号を指定する schema.org マークアップのサポートを開始しました。サポートされる電話番号の種類は、以下のようなものです:
それぞれの電話番号に対して、フリーダイヤルかどうか、聴覚障碍者が利用できるか、グローバルで利用可能な番号なのか国別の番号なのか、を指定することができます。 国別のカスタマー サービス用電話番号を指定する方法は、こちらをご覧ください (英語)。

店舗サイト向けの推奨


多くのユーザーが、Google を利用してさまざまな店舗を検索しています。多くの場合、最良の情報はウェブサイトのお問い合わせページや、支店リスト ページで見つかります。これらのページには、住所や電話番号、営業時間などが含まれています。


このようなページをユーザーにとっても Googlebot にとっても理解しやすいものにするために推奨される方法 (英語) も本日発表いたします。ここには、クローリング、インデックス登録、デザインに関する推奨事項、そして Google により正確にそのページをインデックスさせるための新しい構造化データ マークアップに関するガイドラインが掲載されています。

また、Google Maps やナレッジグラフ、AdWords キャンペーンなどの Google のサービスに対して店舗の情報をアップデートするためのツールであるビジネス オーナー向けプレイスを利用することも引き続き推奨されています。

なにかご質問がありましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムをご利用ください。

Posted by Justin Boyan, Product Manager, Jonathan Sidi, Product Manager, Pierre Far, Webmaster Trends Analyst
Original version: Surfacing your business's contact and local info in Google
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Google では引き続き、すべての言語のサイト運営者様にご参加いただきたいと考えています。提供している Android アプリでディープ リンクをサポートしていない場合や、ウェブサイトやサイトマップでこのようなリンクをまだ指定していない場合は、ぜひ対応していただき、こちらの フォーム(英語)から Google までお知らせください。

サイトマップやウェブサイトにディープ リンクを追加する際に、考慮すべきベスト プラクティスをいくつかご紹介します。
アプリのコンテンツがインデックスに登録されると、提供しているアプリは、通常の動作の場合と同様に HTTP  リクエストを送信する必要があります。これらのリクエストは、サーバー上では Googlebot から送信されたように表示されます。そのため、これらのリクエストを許可できるようにサーバーの robots.txt ファイルを設定する必要があります。

最後に、アプリの戻るボタンをクリックした場合に、必ず検索結果ページに直接戻ることを確認してください。

実装の詳細については、最新のデベロッパー ガイドライン(英語)をご覧ください。この記事に関するコメントやご質問は、ウェブマスター ヘルプ フォーラムまでお寄せください。

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HTTPS
http://www.example.com/
https://www.example.com/
http://example.com
https://example.com
http://www.example.com/folder/
https://www.example.com/folder/
http://example.com/folder/
https://example.com/folder/

サイトの URL に HTTPS を使用している、または確認済みのサブディレクトリ(https://example.com/folder/ など)があるウェブマスターには、改善されたデータが表示されます。サブディレクトリのデータは、同じホスト名とプロトコルの上位レベルの確認済みサイトに含まれます。

ウェブサイトが HTTPS を使用している場合や一部のコンテンツが別のサブドメインでインデックス登録されている場合は、対応するインデックス ステータス レポートに変更内容が表示されます。下のスクリーン ショットは、HTTP と HTTPS のサイトのインデックス ステータスのグラフの例を示しています:

HTTP サイトのインデックス ステータス(減少)

HTTPS サイトのインデックス ステータス(増加)

上の図を見ると、インデックス ステータス グラフに「更新情報」(Update)という注釈が付いています。これは、このデータの収集の開始日を示しています。この変更によって、URL のインデックス登録方法や、ドメイン レベルでインデックス登録された URL の総数が影響を受けることはありません。ウェブマスター ツールに表示されるデータのレポートが影響を受けるだけです。

データを正確に表示するには、Google ウェブマスター ツールでサイトの既存の類似パターンすべて(www. あり、www. なし、HTTPS、サブディレクトリ、サブドメイン)に対して確認を行う必要があります。Google では、優先するドメインや正規 URL を適宜設定することをおすすめします。

サイトマップを送信する場合は、対応する URL を使用してウェブサイトの優先する類似パターンに対して確認を行う必要があります。なお、robots.txt ファイルはプロトコルやホスト名ごとに区別されて読み取られます。

今回の更新がウェブサイトのインデックス登録に関する問題の解決に役立てば幸いです。詳しくは、インデックス ステータスに関するヘルプセンターの記事をご覧ください。また何かご不明な点がありましたら、お気軽にウェブマスター ヘルプ フォーラムをご利用ください。

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App Engine の IP 範囲を、インバウンド リクエストをフィルタするために利用することは推奨されていません。しかし、特定のアドレスを対象にしたフィルタを利用するサービスがあることは事実です。Google App Engine の IP 範囲は今月から変更されますので、その IP 範囲を特定するためには、こちらの指示(英語)に従ってください。

また、個別の App Engine アプリケーションを特定するためにこれまで利用されてきた HTTP User-Agent ヘッダー 文字列は、これ以降利用されるべきではありません。新しく導入された Sockets API を利用することにより、URLFetch API を利用することなく、 好きな User-Agent を設定した HTTP リクエストを送信することができます。

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大好きなバンドを Google で検索したとき、ナレッジグラフが表示され、そのバンドに関する情報が一覧できることに気づいた方もいるかと思います。この中には、コンサートのスケジュールに関する情報も含まれています。このスケジュールが正しく、完全であることはファンにとってもアーティストにとっても重要です。そこで、この表示に関して新しいアプローチをはじめることにしました。これからは、アーティストの公式ウェブサイト上に構造化データのマークアップが存在する場合、そこから直接その情報がナレッジグラフ内に表示されることになります。

もしあなたがアーティストの公式ウェブサイトの管理者なら、幾つかの方法 (英語) でこれを試してみることができます。
  1. schema.org マークアップをサイト上で実装する。 RDFa や microdata に加えて新しくサポートされた JSON-LD フォーマットを利用すれば、今までにない簡便さでこれが実現できます。
  2. もっと簡単な方法は、 Bandsintown や BandPage、ReverbNation、Songkick や GigPress といった、既に構造化データマークアップが埋め込まれているイベントウィジェットを利用することです。
  3. また、ウェブマスター ツールのデータ ハイライターを利用すれば、マウスだけであなたのサイト上のイベントをラベリングすることができます。
どの選択肢を選ぶにせよ、ヘルプ センターに詳細が載っています (日本語版も鋭意作成中です)。質問がありましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムをご利用ください。

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  • 5 つのワースト プラクティス
  • ベスト プラクティス

  • ファセット ナビゲーションでフィルタを選択すると URL の組み合わせが多くなる
    例: http://www.example.com/category.php?category=gummy-candies&price=5-10&price=over-10


    背景

    サイトを構築する場合、個別のコンテンツ(つまり 1 つの商品/記事、または 1 つの商品/記事カテゴリ)にアクセスするための URL は 1 つだけ、というのが理想的な状態です。このような URL であれば、特定のコンテンツにアクセスするためのクリック パスやルートは明確で、ホームページやカテゴリ ページからクリックすることでアクセスできます。

    検索ユーザーにも Google 検索にも理想的な状態
    ファセット ナビゲーションが原因となる望ましくない重複

    ファセット ナビゲーションのワースト・プラクティス

    ワースト プラクティス 1: パラメータに標準的でない URL エンコードを使用している(「キー=値」ペアではなくカンマやかっこなどを使用している)
    ワースト プラクティス:
    • example.com/category?[category:gummy-candy][sort:price-low-to-high][sid:789]
      • キー=値ペアに = ではなく : が使用されている
      • 複数のパラメータが & ではなく [ ] で追加されている
    • example.com/category?category,gummy-candy,,sort,lowtohigh,,sid,789
      • キー=値ペアに = ではなく , が使用されている
      • 複数のパラメータが & ではなく ,, で追加されている
    ベスト プラクティス:
    example.com/category?category=gummy-candy&sort=low-to-high&sid=789
    人間であれば「,,」のような非標準の URL パラメータを解読できますが、クローラがこのような URL パラメータを解釈するのは難しくなります。Google のクロール チームのソフトウェア エンジニアである Mehmet Aktuna は、「標準以外のエンコードを使用するのは、わざわざ災難を招いているようなものだ」と述べています。キー=値ペアには等号(=)を使用し、複数のパラメータの追加にはアンパサンド(&)を使用してください。
    ワースト プラクティス 2: ページ コンテンツを変更しない値を、パラメータではなくディレクトリやファイル パスとして追加する
    ワースト プラクティス:
    example.com/c123/s789/product?swedish-fish
    (/c123/ がカテゴリ、/s789/ がセッション ID だがページ コンテンツは変更されない)
    グッド プラクティス:
    example.com/gummy-candy/product?item=swedish-fish&sid=789(ディレクトリ /gummy-candy/ によってページ コンテンツが意味のある形で変更される)
    ベスト プラクティス:
    example.com/product?item=swedish-fish&category=gummy-candy&sid=789 (URL パラメータにしたことで柔軟性が増し、検索エンジンが効率的にクロールできる)
    有用な値(たとえば「gummy-candy」)と有用でない値(たとえは「sessionID」)をパスに直接記述した場合、自動化されたプログラム(たとえば検索エンジン クローラ)がそれらを区別することは困難です。一方、URL パラメータを使用すれば検索エンジンにとって柔軟性が増し、クローラが各値のすべてのパターンにアクセスする必要があるかどうかを判断しやすくなります。
    ページ コンテンツを変更せず、URL パラメータとして設定されるべき一般的な値には次のものがあります:
    • セッション ID
    • トラッキング ID
    • リファラー ID
    • タイムスタンプ
    ワースト プラクティス 3: ユーザー生成値を、クロールもインデックス登録も可能だが、検索結果では有用でない(場合によっては無限の)URL パラメータに変換する。
    ワースト プラクティス(例: 緯度/経度、「~日前」といったユーザーごとに変動する値を含む URL をクロールとインデックス登録の対象にする):
    • example.com/find-a-doctor?radius=15&latitude=40.7565068&longitude=-73.9668408
    • example.com/article?category=health&days-ago=7
    ベスト プラクティス:
    • example.com/find-a-doctor?city=san-francisco&neighborhood=soma
    • example.com/articles?category=health&date=january-10-2014
    ユーザーごとに変動する値を含む URL をクロールするようにしても、処理が無限になる可能性があるだけで、検索ユーザーにとってはほとんど価値がありません。それよりも、最も一般的な値のカテゴリ ページを公開して追加情報を含めるようにすると、通常の検索結果ページより多くの付加価値を提供できます。ユーザー生成値を使用する場合は、生成値を別のディレクトリに格納し、robots.txt がそのディレクトリをクロールしないように設定します。
    • example.com/filtering/find-a-doctor?radius=15&latitude=40.7565068&longitude=-73.9668408
    • example.com/filtering/articles?category=health&days-ago=7
    robots.txt を使用する場合:
    User-agent: *
    Disallow: /filtering/
    ワースト プラクティス 4: URL パラメータの追加に論理性がない
    ワースト プラクティス:
    • example.com/gummy-candy/lollipops/gummy-candy/gummy-candy/product?swedish-fish
    • example.com/product?cat=gummy-candy&cat=lollipops&cat=gummy-candy&cat=gummy-candy&item=swedish-fish
    ベター プラクティス:
    example.com/gummy-candy/product?item=swedish-fish
    ベスト プラクティス:
    example.com/product?item=swedish-fish&category=gummy-candy
    関連性の低い URL パラメータを追加しても、重複が増えてクロールやインデックス登録の効率が下がるだけです。URL を生成する前に、不要な URL パラメータを削除してサイト内を「整理整頓」しましょう。ユーザー セッションに必要なパラメータが多い場合は、cat=gummy-candy&cat=lollipops&cat=gummy-candy& ... のように次々と値を追加するのではなく、Cookie を使って情報を保持するようにします。
    ワースト プラクティス 5: 該当する検索結果のない絞り込み条件が表示されている
    ワースト プラクティス:
    該当する商品が 1 つもない絞り込み条件が選択可能になっている。

    該当する結果がない絞り込み条件(この例では price=over-10)が選択できる状態になっています。これではユーザーがイライラし、検索エンジンで無用な問題が発生する原因にもなります。

    ベスト プラクティス:
    ユーザーの選択が妥当な場合(つまり商品が存在するとき)にのみリンク/URL が生成されるようにします。該当する商品がないフィルタ条件はグレー表示されるようにします。使い勝手をさらに向上させるには、各フィルタ条件の横に該当する商品数を表示することも検討してください。

    検索結果がゼロになる絞り込み条件(ここでは price=over-10)が選択できないようになっています。これにより、ユーザーが無駄なクリックをする心配がなく、検索エンジンのクローラが不要なページにアクセスすることもありません。
    無用な URL をなくしてクロール領域を最小にするには、商品が存在するときにのみ URL が生成されるようにします。これにより、商品が存在しないページが表示されなくなり、ユーザー エクスペリエンスが高まるだけでなく、クローラが認識する URL の数も最小限に抑えることができます。また、ページの商品が一時的に在庫切れになっているわけではなく、今後もそのページに有益なコンテンツが掲載される可能性が低い場合は、404 ステータス コードを返すことを検討してください。404 を返すことで、ユーザーに対して他のナビゲーション オプションを示すダイアログを表示したり、関連商品を見つけるための検索ボックスを表示したりできます。

    ファセット ナビゲーションを新規作成/再設計する際のベスト プラクティス

    これからサイトにファセット ナビゲーションを実装する場合は、独自のコンテンツ ページの「クロール領域」(Googlebot がサイト内で認識するすべての URL)を最適化し、重複するページのクロールを減らし、インデックス登録のシグナルを統合するための方法を検討しましょう。以下のようにいくつかの方法があります:

    サイトに既にファセット ナビゲーションが実装されている場合のベスト プラクティス

    前のセクションで説明したベスト プラクティス(たとえば不要な URL の rel="nofollow")は、既存のサイトのファセット ナビゲーションを大幅に再設計する場合にも適用できます。ただし、既存のファセット ナビゲーションの場合は、検索エンジンが認識したクロール領域が既に大きくなっているケースが多いようです。したがって、Googlebot によりクロールされる不要なページを増やさないようにすることと、インデックス登録のシグナルの統合を検討することが重要になります。
    シンプルなままにしておけるなら、それがベストであるということは覚えておいてください。ご不明な点がありましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムまで質問をお寄せください。

    Written by Maile Ohye, Developer Programs Tech Lead, and Mehmet Aktuna, Crawl Team
    Original version: Faceted navigation best (and 5 of the worst) practices
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