トライアル注意報: 鼻をへし折られないように
- 2019/10/25
- 22:17
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翻訳業界での用語の解説
翻訳会社……翻訳の品質管理、納品その他、さまざまな周辺業務を行う会社
チェッカー……翻訳チェッカーともいう。品質管理を担当する。原文と訳文を見比べ、この翻訳者のこういうところは改善が必要など、翻訳を修正しながら傾向を把握していく。
PM、コーディネーター……翻訳者のスケジュール調整、翻訳案件の打診、お客様とのやり取り等、様々な場面で窓口になる職種。対人スキルの高い人が多い。
トライアル……翻訳の仕事をもらう前に受ける実力試験
スタイルガイド……各顧客が定める、半角スペースを入れる/入れないなど体裁上の細かな決まり
原文、訳文……英語から日本語にする場合、英語が元の文(原文)、日本語が翻訳した文(訳文)
TM……過去訳のデータ。翻訳支援ツールに読み込ませ、翻訳時に検索することで、表現の統一、複数人での作業、翻訳の仕方についての意向の把握などが簡単になる。
DTP……デスクトップ・パブリッシング。専用ソフトウェアで翻訳した後、Wordなどに出力してレイアウトを整える仕事。英語力はさほど必要ないが、てきぱき仕事を片付ける必要がある。
プロパゲート……Tradosという専用ソフトウェアでは、設定により同じ文章に対する翻訳を自動的に統一できる。注意は必要だが、元の英語が同じであれば、
Word上では通常同じ日本語になっていることが期待でき、正確に訳してあれば何度も見る必要はない。
ポストエディット……機械が翻訳した文章をチェッカーなど翻訳業界のプロが修正して、読める代物にする作業。人間の感性で作られた文章ではないため、修正後も仕上がりはいまひとつ。
この1年はこれ以上ない飛躍の年。
職が変わって収入が上がって、
平均的な35歳の収入や仕事量に
近づけたと思っています。
あと自分が得たいものは、
相手次第の結婚はおいといて
実力の証明です。
どこのトライアルでもいいから
プロとして翻訳する能力があると
認めてほしい気持ちが強くあります。
(トライアル:翻訳受注にあたって
全員が受ける実力試験。模試を
やっている団体もある)
とりあえずプロとしての
最低ラインを狙います。
結果を出せるとしたら、
それしかありません。
トライアルをやっているところを
2か所しか知らないけれど、
たぶん探せばもっとあるはず。
勝負というのは不思議なもので、
自分が難しかったと思っても
意外とできているし、
簡単だ! 楽勝! と思っていると
鼻をへし折られることもあります。
何をやるにしても同じです。
この間締め切られたトライアルでは、
自信たっぷりに「簡単だった」と
先生に伝えた人がいたとか。
当の先生は難しいと考えていて、
合格する人とそうでない大多数の
考え方の違いを感じました。
私レベルが傍から見ていても
あ、この人はたぶん上がれないな
というのも何となく分かるもの。
自分も人のことは言えませんが、
勝負をしていると感覚が養われます。
実力がついたら英語以外の言語にも
チャレンジしたいけど、まだ仮定の話。
まずは周りが認める最低限の
実力をつけたいと思います。
それでは~!
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