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ネクソン「ゲーム停滞期」に拡大路線ひた走るワケ イ社長「伝統的なゲーム会社との協業も模索」

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イ・ジョンホン 1979年生まれ。2003年に大学を卒業後、NEXON Corporation(現NXC Corporation)入社、ライブ運用の部門責任者などを経て、2018年にNEXON Korea Corporation代表取締役社長。2024年3月からNEXON代表取締役社長(現職)(写真:梅谷秀司)
韓国で創業し、PCやスマートフォン向けのオンラインゲームを手がけるネクソン。『メイプルストーリー』(配信開始2003年)、『アラド戦記』(同2005年)など、長期間運営する「フリー・トゥー・プレイ」(基本プレイ料金は無料で、アイテム課金で稼ぐモデル)ゲームを中心とするビジネスモデルが特徴だ。
ゲーム業界ではコロナ禍での巣ごもり特需が一服し、開発体制の見直しや人員削減が相次ぐ。その状況下、ネクソンは2027年度までの4年間で年平均売上成長率15%を掲げている。市場を上回る成長率を実現するための施策について、イ・ジョンホン代表取締役社長に聞いた。

ユーザーの声を聞きながらゲームを進化させる

――今後のゲーム市場の成長率は1桁台とされていますが、ネクソンは毎年最低でも2桁の売上成長を掲げています。どこに勝算があるのでしょうか。

当社が展開するオンラインゲームでは、ユーザーの声を聞きながらコンテンツの量を足してゲームを進化させていく。これは、発売するときに一定の分量を一括で作り上げるパッケージゲームと異なる点だ。

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