週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2024年12月28日・1月4日号
2024年12月23日 発売
定価 1,100円(税込)
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【第1特集】2025年大予測

米国ではトランプ新大統領が就任、過剰生産が続く中国、先行きが見えない中東・ウクライナ戦争……。不確実で、分断、多極化が進む世界をどう読めばいいか? 年末年始の恒例特集「2025年大予測」は、110テーマ、43人のインタビューを通して国内外の政治・経済から産業・企業、スポーツ・エンタメまで「2025年がどうなるか」を大胆に予測します。もちろん新NISA2年目に役立つ、お年玉銘柄や米国株などの投資情報も満載。この1冊で今後の世の中の動きがわかります。
 

【第2特集】ベスト経済書・経営書2024


恒例の「ベスト経済書・経営書」のアンケートを経済学者、エコノミストらを対象に実施した。
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担当記者より

「2025年 大予測」の特集を担当した二階堂遼馬です。年末特大号の制作はノウハウの塊です。進行役の整理部とのやり取りや記者への原稿依頼、届いた原稿の編集チェック体制。それらの改善策をまとめた引き継ぎ資料を含めて、会社には貴重な形式知・暗黙知が蓄積されているのだと感じます。

約3カ月にわたる制作の責任者としてひた走ってきましたが、そうした有形無形の支えがあって、今年度版も作り上げることができました。

過去のノウハウを踏襲する中でも、今回は少し変化を加えてみた部分があります。毎年末尾にあったマネー系の情報を前に持ってきたり、AIを中心に産業・企業編のビジュアルを充実させたりしました。大部の特集ゆえ、目次の制作にも趣向を凝らしています。 

記者とやり取りをしている中で気になったのが、メディアを懐柔しようとする企業が近年増えていることです。事前質問を送った時点で広報がトップに忖度して、記者が聞くことを拒んだ事例もあったとか。

自社が出す情報をコントロールしたいという意志もある程度理解できます。ただし、取材相手の喜怒哀楽を描いてこその雑誌づくり。“出来レース”では読者もつまらないでしょう。

取材先とはこれからも、丁々発止、是々非々の関係を続けていきたいものです。

担当記者:二階堂 遼馬(にかいどう りょうま)
解説部記者。米国を中心にマクロの政治・経済をカバー。2008年東洋経済新報社入社。化学、外食、ネット業界担当記者と週刊東洋経済編集部を経て現職。週刊東洋経済編集部では産業特集を中心に担当。

>>週刊東洋経済編集部の制作にかける思い

目次

第1特集
2025年 大予測
[図解]高まる保護主義、先行き見えぬ中東・ウクライナ戦争
2025年大予測 PICK UP CONTENTS
25年 主要イベントカレンダー
[スペシャルインタビュー 脱・伝統的日本企業]東原敏昭
[スペシャルインタビュー グローバル格差 ]ブランコ・ミラノビッチ
[スペシャルインタビュー 変容する社会]小川 哲
[スペシャルインタビュー 日米の労働市場]出木場久征

Part1 株式・マネー
8人の専門家に聞く 25年の日経平均株価はどうなる?
25年の株価はここを見よ! 平野憲一/馬渕治好
25年相場で活躍する銘柄はコレだ! お年玉銘柄ランキング
[スペシャルインタビュー 日本株上昇の必然]松本 大
株の達人4人が選ぶ 25年大化け期待銘柄
注目銘柄のトップが語る 日本ペイントホールディングス/レーザーテック/ディスコ
オススメ投信① 定番インデックスを補完する商品はこれ
オススメ投信② 運用は「中核」と「衛星」で考える
まだ間に合う「米国株&ETF」
専門家5人が大胆予想 25年「S&P500」はまだ上がるのか
株価を徹底予想 マグニフィセント7
米国株 お年玉銘柄ランキング4選

Part2 日本経済・政治
■エコノミストアンケート
総勢18人が見通す 2025年の日本経済
■為替の相場展望
■金融政策
市場を動かす重要統計・イベントを先取り 25年マーケットカレンダー
[スペシャル鼎談] 河田皓史×末廣 å¾¹×唐鎌大輔
■国内政治
「自公国」部分連合の行方は? 参院選へ政治大激動必至の年
[インタビュー 2025激動国会の主役] 野田佳彦/玉木雄一郎
■医療の2025年問題
全団塊世代が後期高齢者入り 多くの医療改革が同時に加速
■税金・税制
複雑怪奇の「103万円の壁」 ガソリン減税は不可能ではない
[対談] 冨山和彦×小島武仁

Part3 世界情勢・経済
■トランプ2.0
トリプルレッドで自信 次期政権の柱は忠誠心
[スペシャルインタビュー 日米同盟を占う]ケネス・ワインスタイン
■終わらない中東危機
シリア政権崩壊で状況一変 イスラエル1強の可能性も
[インタビュー 専門家に聞く中東の行方]鈴木啓之/田中浩一郎
■ウクライナ・朝鮮半島
ウクライナは停戦を覚悟 朝鮮半島に飛び火し混乱も
■中国
米中貿易摩擦は緊張必至 経済成長率はさらに減速
■欧州
沈むドイツに関税追い打ち 2月総選挙、政治空白は続く
■グローバルサウス
成長著しい巨大市場 企業が取るべき策は
■電力膨張
生成AIを起爆剤に状況一変 米国では老朽原発を再稼働へ
[インタビュー 米国の原発ブーム]エドウィン・ライマン
■世界経済
トランプ2.0は吉か凶か FRB利下げは早晩停止へ
■資源市場
原油価格は1バレル=75ドル前後 非鉄金属は緩やかに上昇

Part4 産業・企業
■未曾有のAIブーム
過熱する巨額投資競争 勢力図は塗り替わるか

ジェンスン・フアンと孫正義 2人が語った 「AIの未来」
■生成AIの社会実装
[インタビュー]PKSHA Technology
■データセンター
□電子部品
■楽天モバイル
□携帯料金
[スペシャルインタビューAIに懸ける真意]ソフトバンク
■半導体バブル
□ラピダス
■イーロン・マスク
■逆風のEV
[インタビュー]伊藤忠総研
[インタビュー]日本自動車部品工業会
■家電
■石油化学
[スペシャルインタビュー 縮小必至の石化設備]三菱ケミカルグループ
■鉄鋼
□日本製鉄・勝負の買収
[スペシャルインタビュー 海外進出の勝算]日本製鉄
■重工業
[インタビュー]J-POWER
[スペシャルインタビュー 製造業の未来]日本工作機械工業会
■総合商社
■証券
■銀行
[インタビュー]りそなホールディングス
■M&A仲介の反省
■ゲーム
■セブン&アイホールディングス
□コンビニ
[インタビュー]ファミリーマート
■百貨店
■ドラッグストア
[インタビュー]日本チェーンドラッグストア協会
■化粧品
■アパレル
[インタビュー]三陽商会
â– é…’é¡ž
[インタビュー]アサヒグループホールディングス
■外食
[インタビュー]すかいらーくホールディングス
[インタビュー]パレスホテル
■鉄道
■不動産
[インタビュー]日本建設業連合会
■物流
[インタビュー]佐川急便
■スタートアップ
[インタビュー]ポケトーク/スマートニュース
[インタビュー]ビジョナル

四季報記者が総力結集  ãƒˆãƒƒãƒ—人事を大胆予測
[スペシャルインタビュー 株主・社員との対話]唐木明子

Part5 スポーツ・エンタメ
■動画配信
王者Netflixにライバル勢が猛追
■アニメ
■実写映画
■音楽
[インタビュー]長塚京三
â– MLB
□日本プロ野球
■サッカー
■世界陸上
■将棋
■相撲
■ゴルフ
■ラグビー

第2特集
ベスト経済書・経営書2024

連載
|経済を見る眼|「103万円」ではない日本の本当の壁|佐藤主光
|ニュースの核心|律義に頑張る「基礎年金底上げ策」の孤独|野村明弘
|財新 Opinion&News|中国自動車市場で外資系のシェア低下止まらず
|グローバル・アイ|崩れる世界秩序、求められる「冷徹な理想主義」|モハメド・エルバラダイ
|FROM The New York Times|労働市場からの脱退は誤解 ニートを生み出す社会要因
|少数異見|米国=ジャイアンとの付き合い方
|ヤバい会社烈伝|大予測2025 迷走する石破首相 名誉挽回の一発を!|金田信一郎
|知の技法 出世の作法|佐藤流・情報の収集と分析の手法 86|佐藤 優
|西野智彦の金融秘録|異次元緩和「解体」への道⑥
|編集部から|
|次号予告|