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夏の蔵出しシリーズ?東村山をポタリングの巻 その④国宝「正福寺地蔵堂」の巻

こう暑い日が続くと、外に出る事も危険になるので?!過去にため込んだ写真を「蔵出し」して当座をしのぎます。(笑) 実は記事にするのを忘れていたものがたくさんあったりして?(^▽^;) 

東京都 東村山市~♪ 
フォールディングバイク(Folding bike)でポタリングの巻
その④ 国宝「正福寺地蔵堂」

この美しさには訳がある 「禅宗様」の教科書のような建築物でした!
2024年8月8日(木)が一般公開日です ぜひお出かけください!


撮影:2023年11月3日 Canon PowerShot G3X & G7X & iPhoneSE

東村山市は、東京都の北西部、荒川から多摩川にかけて広がる洪積層、武蔵野台地のほぼ中心部にあります。 北西部分にはこの武蔵野台地にポッカリと島のように浮かんだ狭山丘陵を含んでおり、荒川方向(北東)にゆるやかに下がっています。(東村山市サイトより)

1 東村山市ポタリング(アクセスマップ)
東村山市ポタリングマップ
※正福寺オフィシャルサイト
※正福寺地蔵堂 東村山市オフィシャルサイト



2 いきなりですが、さてこの写真は何でしょうか??
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3 ヒント(^▽^;)
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4 正福寺地蔵堂の屋根でしたぁ(^▽^;)
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5 どうですか?このみごとな曲線美 地蔵堂の屋根は、ご覧の通り「茅葺(かやぶき)」ではありません。薄い板(サワラの木片12×45×0.45cm)を重ねた「こけら葺(ぶき)」と呼ばれる手法です。屋根の葺き替えは30年に一度行われるそうですが、現在の屋根の葺き替え工事は、2005年( 平成17年)に行われました
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※こけら葺とは:「こけら葺」は板葺の一種で「こけら=薄い木片」を重ねて敷き詰める方法、およびその屋根のことをさす。杉、椹(サワラ)、檜葉(ヒバ)、栗などの木材を、木目に沿ってはがしていき、薄い板にしたものを少しずつずらしながら重ねて並べ、竹釘で留める。正福寺地蔵堂屋根葺替は、椹(サワラ)を幅12センチメートル、長さ45センチメートル、厚さ4.5ミリメートル程度の薄い板にしたものを、少しずつずらしながら重ねて並べ、竹釘で留める。この屋根を葺く方法は平安時代にはすでに確立されていたようで、 時代は違うが金閣寺や桂離宮も「こけら葺」である。なお、こけらよりも厚い板で葺いた屋根を、「木賊葺(とくさぶき)」、木賊葺より厚いものを「栩葺(とちぶき)」と呼ぶ。(東村山市オフィシャルサイトより引用)



6 反りあがった屋根の端がキュートですねぇ(^▽^;) 望遠で見ると屋根の表面は、髪の毛のキューティクルのように、毛羽だっているようにも見えます。
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7 四隅の強い反り返りを表現するための造りですが、細い板を何枚も組合せています
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8 上部もしっかりときれいに造られています。「妻飾り」には、「かぶら懸魚(げぎょ)」が
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9 国宝正福寺地蔵堂は、室町時代の1407年(応永14年)に建てられたと考えられています。鎌倉の国宝円覚寺舎利殿は、建立年代が不明ですが、正福寺地蔵堂とほぼ同じ「禅宗様」の建築形式が確認されることから、同年代の建立と考えられています。それくらい、共通の形式があるのですね。ちなみに、円覚寺舎利殿の内部の次回公開11月2~4日(と来年の5月GW)、正福寺の地蔵堂公開は8月8日、11月3日(と来年の6月第2日曜)。
地蔵堂は、角の四隅が強く反り返っている「照り屋根」が特徴で、美しさのポイントだと思います。長く伸びた軒を支えるために、軒下には何重もの「組物(くみもの)」(三手先出組)を柱の上だけでなくすき間なく並べボリュームを感じさせるものです(詰組・つめぐみ)。出入口(花頭枠・かとうわく)・窓(花頭窓・かとうまど)に「花頭曲線」を使い、欄間(らんま)に弓型の「弓欄間」を採用し曲線を多用するなど「禅宗様(ぜんしゅうよう)」の特徴がよく分かる構造です。<参考写真No.47、50>

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※~こけら葺入母屋造の屋根をあげた方三間裳階付の外観から、立体的な内部の構成、装飾細部の性質まで円覚寺舎利殿とたいへんよく似ており、室町前期の鎌倉地方禅宗仏殿は高度に標準化され、洗練されていたと考えてよい。すなわち外観上の構造細部では、主屋を詰組の三手先、裳階を詰組の三斗とし、側面の扉と窓の位置、および裳階屋根を目板打ちの板葺(保存上の観点から銅板をかぶせる)とするぐらいが主な相違点で、内開の扉がみられるのは舎利殿よりも旧姿をよく伝えている。内部の裳階の構造、主屋の虹梁大瓶束架構と上部の中央方一間鏡天井にむかって迫り上るような構造と意匠も舎利殿と同様式で、主屋側柱上部の貫の間を吹き放しにするのも、古い時期の姿を舎利殿よりよく残している。当堂は円覚寺舎利殿とともに室町前期の中規模禅宗仏殿の典型であり、また年代明確な関東禅宗仏殿の最古の例として基準的な価値を持つ。(文化財オンラインより引用)



10 この「こけら葺」の屋根を支えているのが、おなじみ「軒下」の構造です。軒下を見ると屋根を支えている「垂木(たるき)」(屋根に並ぶ肋骨のような角材)が何本も並んでいますが、二段になっています。下のものを「地(ぢ=下の)垂木」と言いますが、軒を深くするために、その上にさらに「飛檐(ひえん)垂木」と呼ばれる垂木を付け加えて二段にしたものが「二軒(ふたのき)」とか「二軒(重)繋垂木」で、雨が多く建物が傷みやすい日本の寺院建築で雨を防ぐために取り入れられる構造です<参考写真No.48、50>
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11 地蔵堂の一階部分の構造は「裳階(もこし)」と呼ばれて、地蔵堂は桁行三間、梁間三間の 「一重裳階(もこし)」付の建物だそうです。裳階部分の「ひさし」は、銅板葺となっています。垂木(たるき)の造りをよく見ると、こけら葺屋根の垂木は中央部から放射状に開いていく美しい「扇垂木」で造られているのに対し、裳階部の垂木は端から端まで平行線で構成される「平行垂木」になっていて違ったリズムを醸し出していますね!これも禅宗様の特徴だそうです。<参考写真No.48、50>
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※裳階…建物の軒下壁面に造られる庇(ひさし)のようにさし出してつくった部分。(東村山市オフィシャルサイトより引用)



12 よく見ると裳階(もこし)「ひさし」部分の端も、わずかにカーブを描いて造られているように見えます(◎_◎;)<参考写真No.49>
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13 次に地蔵堂の内部を見ていきます! ちなみに、地蔵堂の内部が公開されるのは年に3回だけですのでご注意くださいね。外観は常時見学ができます。中央に本尊の延命地蔵菩薩像があります。1811年(文化8年)江戸神田須田町万屋市兵衛の弟子善兵衛の作。その両側には、「千体小地蔵尊像」を並べた棚がありました<参考写真No.51>
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14  本尊の上を眺めます。これは見事な景色でした。本尊の置かれた須弥壇(しゅみだん)の天井(鏡天井)を支える構造が見えます。空間を広々とさせるための工夫があると言います。それは、本尊のある身舎(もや)部分は、後ろ側の柱(来迎柱)が左右にありますが、手前側(本尊の前方・参拝する側)には柱が無いのです。柱が無いのに天井を支えることができるのは、後の来迎柱と前方の身舎柱を、丈夫な「大虹梁(だいこうりょう)」という木材で橋渡しし、柱の位置に「大瓶束(たいへいづか)」という柱の代わりの木材を置いて天井枠の荷重を支えることで柱を省略しているそうです!さらに、その枠の上に「二手先(ふたてさき)」という組物を乗せてさらに天井を高く持ち上げています。この「大瓶束」のデザインも鎌倉円覚寺舎利殿のものとほとんど同じ形で造られています。<参考写真No.51、52、53、54>

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15 禅宗様の寺院も近世になると、天井が全面にはられてこのような構造は見えなくなるそうです。その代わり天井画など天井そのものを装飾する技法が出てくることになりましす。中世の小規模な禅宗様寺院では、このように内部構造自体に美しさを感じさせる工夫があると言います。<参考写真No.51、52、53>
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16 非常に複雑な構造が見えていますが、屋根の裏に延びている角材が垂木です。屋根部分は地垂木が扇状に美しく広がっているのが分かります。わざと屋根裏の垂木を見せて装飾的に使う手法は「飾り垂木」と呼ばれるようです。また「二手先(ふたてさき)」と呼ばれる組物が内部にもあり、外側にあったゾウの鼻のような「尾垂木」が内部にも伸びテコのように組み合わされて屋根の荷重を分散して支えながら急な角度を形成していることが分かります。<参考写真No.47、50、53、55>
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17 内部の角の部分の構造(拡大)です。「二手先」の組物に、「尾垂木」をかませてテコがテコを支えている様子が分かります。さらに、「尾垂木」を下から支える「持送り(もちおくり)」は、「繰形(くりがた)」や「渦巻紋様」が施される事により構造を強化するだけでなく装飾性も増しています。「見えないところ」(と言っても見上げれば見えますが)も手を抜いていません?!<参考写真No.55>
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18 入口近くの上部ですが、この地蔵堂は等間隔に置かれた(立っているだけですが)柱に、何本もの「貫(ぬき)」と呼ばれる木材を横に貫通させたり壁を作る事、さらに柱と柱の間に「虹梁(こうりょう)」と呼ばれる「梁(はり)」でつないで強度を保っています。<参考写真No.52、54>
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19 「裳階(もこし)」部分の内部です。地蔵堂内部は「土間」となっていますがこれも中国の影響を受けできた「禅宗様」の特徴だそうです。「和様」の建物は床に板をはって周囲に縁がありますね。「弓欄間」や「花頭窓」から入ってくる光で堂内は、ほどよく明るく見えます(ステンドグラスのようでもあるけど)。上部には「裳階(もこし)」の外側にある柱(裳階柱)と本尊を祀るお堂の中心部「身舎(もや)」部分の柱(身舎柱)をつなぐ役割がある「海老虹梁(えびこうりょう)」が見えています。この「海老虹梁」の形や装飾も「禅宗様」の特徴を示していて、鎌倉の円覚寺舎利殿とほぼ同じ形態だそうです。ちなみに、「虹梁(こうりょう)」というのは、形が上の方に湾曲していて、虹のように見えることから名づけられました。特に曲がり方の大きいものを「海老」に似ているので「海老虹梁」と呼び、柱の高さが違う場合に多様されます。<参考写真No.51、52、53、54>
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20 「裳階(もこし)」部分の軒下部外観になります。柱の上部に「台輪(だいわ)」が乗り、その上に四角い「斗(ます)」が、そこから腕のように伸びて垂木を下から支えるように出ている「肘木(ひじき)」が曲線で1/4の円弧を描いているのも禅宗様だそうです。この部分の組物を「出三斗(でみつど)」と言います。柱の上部を貫いている「台輪」と「頭貫(かしらぬき)」が「木鼻(きばな)」を作りますが、ここにも繰形や絵模様など装飾性を持つのが禅宗様だそうです。<参考写真No.49>
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21 同じ位置から少し引いた撮影です。タテの波が並んだような「弓欄間」、窓は「花頭窓」、出入口は「花頭枠」、柱は両端が少しスリムになった「粽(ちまき)」になっていて、四角い「礎石」の上に丸い「礎盤」が入りその上に柱が置かれています。柱は固定されるのでなく、周囲の構造物と連携しながら立たされている!とでもいえるでしょうか?そのため、地震の衝撃も緩く動いて吸収できると言われています
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22 柱の基礎部分のアップです。四角い「礎石」の上に、丸い「礎盤」、その上に先細りの丸い柱が乗ります。
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23 地蔵堂を横から撮影しました。右手が正面。左手が裏側になります。
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24 地蔵堂の裏側の景色です。さすがに避雷針の数も多く、アースもしっかりとっています(^▽^;)
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25 こちらは、正面の扁額「国宝千體地蔵堂」でしょうか。「弓欄間」の中央に「宝珠」があります
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26 外観も大変美しい「禅宗様」でした。「花頭窓」の枠がまっすぐ下におりているのがこの時期の特徴で、後の時代になると裾が広がったものになっていくそうです。<参考写真No.47、49、50>
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27 「花頭窓」から外を見る
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28 地蔵堂内部の公開は、年3回ですが、11月3日の「地蔵まつり」が一番人出が多いのでしょうか?午後3時までは内部の写真撮影を禁止していました。午後3時過ぎを狙って出かけましたが、ご覧の通り長蛇の列に並んで入る事ができました。
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29 同上
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30 地蔵堂内部、「身舎(もや)」の「須弥壇(しゅみだん)」の様子です。ご本尊は、江戸時代に彫られた木像の「延命地蔵尊」です。その両側に奉納された「千体小地蔵尊像」が納められています。全て木彫り・丸彫りの立像で、高さは15~30cm位だそうです。
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31 解説板によると、市の指定有形民俗文化財になっている小地蔵は約900体だそうです。
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32 小地蔵のうち背面に墨で書き込みがあるのが約270体で、年号が分かるものは24体。正徳4年(1714年)から、享保14年(1729年)にかけて奉納されたものが多いそうです。
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33 また、奉納者は、現在の東村山、所沢、国分寺、東大和、武蔵村山、立川、清瀬、国立、小金井の各市に及ぶそうです。
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34 こちらは地蔵堂の横に置かれた最近の厄除け奉納小地蔵たちです。
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35 地蔵祭当日に置かれていた「厄除け小地蔵」の看板です(*^^*)
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36 正福寺の立派な山門です
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37 正福寺石標
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38 正福寺山門は、元禄14年(1701年)建立。四脚門(しきゃくもん)、切妻で、昭和48年の修理の際に茅葺から茅葺形銅板葺に改修されたそうです。建築様式は禅宗様で、桁行十尺、梁行十尺、高さも十尺。彩色については朱の痕跡があり元々全体が朱で塗装されていたと考えられています
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39 同上
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40 正福寺本堂です。金剛山正福寺は、臨済宗の寺院で、鎌倉の建長寺の末寺になります。鎌倉幕府の北条時宗か、その父の時頼により開基され、勧請開山は中国南宋の石渓心月仏海(いっけいしんげつぶっかい)と伝えられますが史料は現存しないそうです。
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41 西武線沿線の寺院にはたくさん見る事ができる、芝増上寺の徳川家墓所にあった石灯篭。各地の大名たちが寄進したものです。増上寺が戦後徳川家墓所を西武に売却し、(そこに東京プリンスホテルが建った)墓地にあった石灯篭約1000基が行き場を失い、各地の寺院に売却され、埼玉県をはじめ東日本の寺院に642基?移動されたそうです。
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42境内に保存されている 「貞和(じょうわ)の板碑」市指定有形民俗文化財。高さ3mで都内最大級の美しい板碑です。かつては橋として使われていて、「念仏橋」と呼ばれていたそうです。
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43 境内の各種解説板
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44 同上
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45 同上
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46 11月3日、地蔵祭当日の様子です。ぜひ皆さんも、正福寺に参拝されて国宝地蔵堂をご覧になって下さいね。
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<おまけ・資料編・解説用写真>


47
尾垂木


48
垂木


49
出三斗


50
三斗出組


51
厨子部分


52
身舎構造


53
大瓶束


54
海老虹梁


55
持ち送り



※正福寺地蔵堂「禅宗様」様式については、次のサイト「特別編国宝円覚寺舎利殿」の記事を大いに参考にさせていただきました。正福寺地蔵堂と円覚寺舎利殿(ともに国宝)は、中世室町時代に建立した「禅宗様」の寺院として、共通した様式を持ちます。ある意味ほとんど同じともいえる構造美について大変参考になる記事です。地蔵堂ご訪問の前に丁寧に見ていただけると現地での見どころがよく分かると思います。
 ZENzine 禅人 / 禅寺建築探検隊<特別編>国宝円覚寺舎利殿

💛 素人が書いた記事ですので、勘違いや間違いもあるかと思います。間違いやお気づきの点、ございましたらお手数ですがご教示いただければ幸いです。(*^^*)

追伸:大原さん!補足してくださいね~(*^^*)!!
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コメント

Re: No title

バケツさん!こんばんは!

本当にそうですよね~!全てのパーツには名前がついています。まあ、建築する人からしてみたら当たり前のことかもしれませんが。それにしてもたくさんの部品からできているのは間違いありませんね。

ご指摘の「母屋」と「身舎」はどちらも「もや」ですが、同じ意味だと思います。(違っていたらゴメンなさい!)
「おもや」という言い方は普通に使いますね。確かにこれは「モヤモヤ」ですねぇ(^▽^;)

No title

こんにちは。
木造の凄さ。
このパーツのすべてに
それぞれの名前がついているって
それだけでも考えると恐ろしさを感じます。
母屋(もや)と身舎(もや)って違うのかな。
モヤモヤする(笑)

Re: コメントありがとうございます

ぶらつと遡上探索 さん!こんばんは!

地蔵堂内部の天井の構造は、まさに見せる・魅せる天井ですねぇ。解説は、必死こいて調べました!自分への忘備録用でもあります。

橋がかなり主役になる記事ですから、変化があった方が嬉しいですけどね。残念ではあります。三芳や志木辺りの寺院は周囲の雑木林の環境がいい感じで好きですね。多聞院は、花も多く武蔵野の面影を残す素敵な寺院でした。記事も花いっぱいになるのでいいですねぇ(*^^*)

コメントありがとうございます

こんばんはトリケラさん、拍手コメントありがとうございます。
地蔵堂屋根の、こけら葺 資材準備や凄い手間暇が掛かるので30年毎は正解ですね(笑)。堂内の構造がおったまげ構造で、細部までの解説は大変でしたね。構造が良く判りました。

砂川堀の同時期同地区に架けられた橋は、大体同じ設計なので量産タイプの味気が無い橋です。せめて、塗装色は変えて欲しいですね。多福寺や地蔵堂は5月の訪問で快適でした、今時は木陰でも蚊が舞う様な場所なので長居出来ませんね。
多聞院は色々な植物が多くて楽しめますね、丁度良い花期だったので結構な賑わいでした。流石にインバウンド客も此処までは来ませんね(笑)。

Re: タイトルなし

大原かずのりさん!こんにちは!

正福寺地蔵堂、ご訪問の際の参考になれば幸いです。

「3時以降撮影可」の件ですが、この条件は人の多い11月3日の「じぞう祭」の日だけの条件で、そのほかの6月第2日曜と8月8日の公開日は一日撮影可のようです。(正福寺オフィシャルサイトによる) 

入館料もとらず、前の通り(路地です)から普通に山門を入ればすぐ目の前に国宝が建っていて、普段は外観のみですが撮影可ですし、なんというか太っ腹もいいところですよね。

訪問時は事前の学習もせずに出かけてしまい、正面の扉、土間の様子など撮影しそこないもたくさんあって、8日にもう一度広角レンズもってリベンジ撮影に出かけたいくらいです!(文化の日は鎌倉円覚寺舎利殿に行こうと思っています!)

つ、遂に地蔵堂!来ましたね!😀
屋根は見事なこけら葺きですねぇ。細部写真もありがとうございます。

3時以降写真撮影可能とは、素晴らしい!
私は日程が合わないでしょうから、とりけらさんのおかげで存分に内部を堪能させて頂きました!ありがとうございます。
あの内部の上昇感がやはりいいですね。おっしゃるように、近世禅宗様仏殿は大きな天井を張って上昇感が無いのが多い。個人的にはやはり中世禅宗様仏殿が好きです。
いつか内部を拝観するのが夢ですね!
重ねてありがとうございましたm(_ _)m

Re: 伝統工法

BUSYBEE-GAEI さん!こんにちは!

茅葺屋根の葺き替えも材料やできる人が減って大変だという事を良く聞きますが、このこけら葺きも大変でしょうね!30年に一度とはいえ、30年なんてすぐですからねっ!今から準備しているのでしょうか。

日本建築の各部の名称とか役割とか、社寺の装飾彫刻に興味を持ちだしてから少しずつ理解できるようになりました。少しでもわかると、これがなかなか面白いんですね。でも、しばらくすると名前が出てこなくなります。

そこで、今回のような記事をまとめるときに、改めて復習や新しい事も勉強できますので、ときどき自分用にまとめの記事を載せていると言っても良いくらいです。という事で、だいたい内容はヒトの受け売りでございます。(^▽^;)💦

Re: No title

たいやきさん!こんにちは!

すごいでしょう?!屋根好きの方はぜひ見ておかないといけません(笑)

外もいいですが、中が特別いいです(^▽^;) 

屋根裏ですが、これは見せる(魅せる)ための屋根裏ですから、とびきりです!!

どこもかしこも「禅宗様」満載の「教科書」のような建物です。

写真撮影ですが、お寺のサイトを見ると、要するに人出がたくさんのときは撮影は御遠慮下さい!ということのようです。実際じぞう祭の日も夕方になるとさすがに人出が一息ついてあまり並ばずに中に入る事ができるようになりましたので。

6月、8月は特に撮影禁止ではありません。(三脚などはダメ)入館料も取らず、写真撮影も自由というのが、地蔵堂の懐の深さ?でしょうか。大歓迎ですね。(*^^*)

伝統工法

壁?と思ったら屋根でした( ´艸`)。
こけら葺というのですね。多様な木材を
木目に沿って剥がし、重ねて並べ、竹釘で
打つという日本らしい工法は、材料も人材も
不足したら伝統が絶えてしまいそうです。
「かぶら懸魚」なる様式も、粽状の柱も、
へぇ~でした。ご紹介いただき、ありがとう
ございます。それにしても専門用語に頭が
追い付かない💦💦

No title

この屋根はすごいですね。
どの屋根と言われると、どの屋根もすごいが正解だと思います。
屋根を見るだけに訪れてもいい場所だなと感じました。
特に地蔵堂のこけら葺きはすごいの一言です。
最初のアップの写真は塀に見えてしまいました。
一瞬、瓦を積んだものかなと。
少し引くと、こけら葺きと分かりましたが、見事なものです。
屋根の下も素晴らしい。
力強さと繊細さを感じます。
8月8日は仕事なので残念です。
ちょっと面白いと思ったのは、撮影禁止なのに午後3時以降は大丈夫なのですね。
チャンスがあれば夕方に行ってみようと思います。

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Author:torikera
季節の野草や身近な自然の写真のご紹介、トレイルランやポタリング、マウンテンバイクの記事、掘り出しモンCDアルバムなど音楽の話題、美味しい日本酒や蕎麦について、最近は庚申塔・石仏・富士塚・力石など石や塚などにも興味津々!とりとめのない記事ばかりですがよろしくお願いします。

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