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川越の街で建物探し!ポタリング・その①「近現代建築編」の巻

川越には若い頃10年ほど通ったりしていたけど、最近また1年間仕事でお邪魔したこともあり、ポタリング(自転車でのんびりブラブラ散歩すること)で「建物」を見て回りたいなぁと思っていました。幸い細い路地なども知っているので地図を持たなくても気楽に散策ができる土地です。
川越と言えば蔵造の街を思い浮かべる方も多いかと思いますが、その①では、期待を裏切って「近現代建築」の名作やおもろいモンをご紹介します。


自転車で川越の街をポタリング
「川越の街で建物探し!」
その① 「近現代建築編」
川越の街が違った顔に見えるぞ(^▽^;)


撮影:2022年11月7日 Canon PowerShot G7X


※記事の中の解説は、最近出版された「川越の建物・近代建築編」神谷利一発行、仙波書房刊を参考にさせていただきました。川越の建物散策には持ってこいの書籍です。おススメします!なお、同じシリーズで「川越の建物 蔵造り編」もあります。
川越建物近現代編マップ1

※写真の順番は実際にtorikeraがポタリングで回った通りに掲載しています。なお、今回のコース、フォールディングバイクを使い所要時間約3時間でした(山崎家別邸見学約1時間を含む)!徒歩では、半日は必要かな。1日使えばゆったりと過ごせます(^▽^;) ご参考まで。

1 ポタリングは、おなじみルノーのフォールディングバイクを担いで来ました。JR川越駅の東口・ロータリーで組立て!いざ出発です。
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2 「リストランテ・ベニーノ」(旧 六軒町郵便局) 現在は1Fが本格イタリアンレストラン、2Fがタイ料理店になっています。1927年(昭和2年)築 所有者は道路向かいの老舗材木店「丹徳(たんとく)」だそうですが、真ん中に道路が開通して変則的な建物になったそうです。北部ヨーロッパ風「ハーフティンバー様式」の建物。角の部分の大きな破風と三角形の屋根、白い壁、茶色の柱と梁が目立ちます。 川越市田町5-1
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3 同上 板壁は「下見板張」で、上部の板の端を下部の板の上に重ねています。柱や梁を濃い色で目立たせメリハリがありますね。窓の上の三角破風がとてもチャーミングです。ここの2Fのタイ料理店でグリーンカレーをいただいたことがありました(笑)
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4 「カトリック川越教会」 次の民家を探しているうちに、街中で見つけた教会です。 鐘はもう無いそうですが象徴的な鐘楼の外観は1933年(昭和8年)に教会が建設された当時のままに再現されたものだそうです。川越市六軒町1-17-4
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5 「斉藤牛蒡店」 きんぴらごぼう専門店!これはオマケ、TVでも良く紹介されています。 川越市中原町1-9-14
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6 「駄菓子・玩具あらい」 こちらも有名店!駄菓子や小さい子ども用玩具を扱う。 川越市六軒町1-16-11
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※ちょっと寄り道が2つ入ってしまいましたぁ(^▽^;) 本題に戻ります・・・・

7 「川越市中原町1丁目の民家」  下から見にくいのだけれど、ギャンブレル屋根かマンサード屋根にも見えたけど、「半切妻屋根」のよう。とてもユニークで特徴的な印象を受ける。
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8 同上 タイル壁や緑色のラインがチャーミングに観える。
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9 「大野屋洋品店」 蓮馨寺近くの「大正浪漫夢通り」(昔の銀座商店街アーケード)は、近代建築の「宝箱」です。1930年(昭和5年)築の木造 石造りのように見えるけど木造3階建て。屋根は「半切妻」で二連窓になっている。 川越市連雀町13-10
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10 同上 二階の縦長窓は「二重菱」白格子がおしゃれ。欄間には、カーネーション?のような花束のレリーフ。
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11 「シマノコーヒー大正館」(旧 丸栄呉服店) 1933年(昭和8年)築 木造2階建て。 2階には、「ドリス式」柱頭の柱2本と3連アーチ窓が印象的です。 川越市連雀町13-7
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12 同上 建物上部軒下には、「デンティル」と呼ばれる出歯のような装飾があります。また、角の柱には、「スワッグ」と呼ばれる稲わら(麦わら?)を束ねたようなデザインのレリーフ装飾。他の建物にも見る事ができますので探してみて下さい。
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13 「味の店 いせや」 2003年(平成15年)築 鉄筋3階建て一部木造。上部に見えるかまぼこ型の屋根は、正多角形状に作られているそうです。外壁には、天然石を使い洗い出しで黒っぽい質感にしています。創業は1935年(昭和10年)とのこと。 川越市連雀町13-6
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14 同上 2階の窓は、細長い縦型の3連窓。正面の「いせや」の文字看板は、銅板を加工して作ったものだそうです。
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15 「大正浪漫通り」の様子です。和装のカップルを乗せた人力車も走っていました。蔵造りの建物については、その②でご紹介しますね。背後の建物は「1901 TEA SALON ティーサロン」 日本茶をメインにした喫茶店とか!
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16 「川越市連雀町12の民家」 あさひ堂菓子店のお隣のお宅ですが、普通の民家も周囲の景観に合わせてここまでやってくれるとお見事です。
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17 「カニヤ・アイグラス&スポーツグラスセクション」  創業明治10年という老舗のメガネ店。大正元年に現在の大正浪漫通りに移転したといいます。オリジナルのバイカーズグラスが人気。建物の情報はありません。 川越市仲町3-24
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18 「伊勢亀 本店」 1914年(大正3年)築 木造の看板建築の建物。 3代続く洋品店、本店とあるが支店はすでにない。1930年(昭和5年)に建物の正面を看板建築化しています。良く見ると建物の左基部には、四角形を組み合わせた意匠が、右基部には、茶色の棒状のタイル(「算木」の意匠?)を組み合わせた意匠があり、対照的。1階部分は大正ガラスの引き戸、ショーケースもあり斬新。2階部分は3連窓が看板建築らしい。「伊勢亀」の文字看板は「龜」の字が一部壊れています。 川越市仲町3-23
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19 「川越商工会議所」(旧 武州銀行 川越支店) 1927年(昭和2年)築 この建物の設計は前田健二郎、武州銀行川越支店以外にも、高島屋日本橋店、銀座千疋屋などの設計を担当しています。「川越のパルテノン神殿」とも言われ、特徴は「ドリス式」と呼ばれる柱頭と1階から上に貫く「ジャイアント・オーダー」と呼ばれる巨大な柱(合計9本)。 川越市仲町1-12
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20 同上 入口の庇の上には、大きな「紋章」が掲げられていました。
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21 同上 あちらこちらに装飾が施された「コーニス」が重厚感と気品を醸しています。
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22 同上 「登録有形文化財」のプレート。
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23 「日本聖公会川越基督協会」 1921年(大正10年)築 こちらは本当に美しいレンガ建築物です。赤褐色のレンガを使用し、中世イギリスのチューダー様式を持つ西洋建築物。設計は、ウイリアム・ウイルソン氏でアメリカの聖公会から派遣された建築家。他にも、立教学院諸聖徒礼拝堂、熊谷聖パウロ教会、川口基督教会などの設計も担当。 川越市松江町2-4-13
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24 同上 礼拝堂部分 使用されているレンガは、日本初の機械式煉瓦工場である「日本煉瓦製造 深谷工場」のものを使用しています。この煉瓦は、東京駅、赤坂離宮で使われています。
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25 同上 レンガの積み方は色々なタイプがありますが、こちらは「フランス積み」で、煉瓦の長手と小口を交互に繰り返し積んでいきます。これに対し熊谷聖パウロ教会は、長手だけの層と小口だけの層を積み重ねる「イギリス積み」だそうです。尖頭(せんとう)アーチの窓は三連で、「三位一体」を象徴します。
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26 同上 ツタも絡んで素敵な雰囲気になっていました。
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27 「川越アートカフェ エレバート」 (旧 桜井商店) 1915年(大正4年)築 こちらは、仲町交差点近くの一番街通りに面しています。元々の桜井商店は、舶来品の自転車や鉄砲を扱う商店でした。そのため、看板建築上部にある「田中屋」の文字看板の上の丸いロゴマークは、自転車のホイールの英国「ラッジ ウィットワース」社のホイールの中央に右手の平が描かれたデザインなのだそうです。その後、所有者が田中利秋氏に変わり、蒐集した美術品を展示する「田中屋美術館」になりました。最上部の「パラペット」、1階部の柱上部の幾何学的意匠(三郷市の講堂の柱にもあった)が面白い。 川越市仲町6-4
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28 同上 ラッジウイットワース社のロゴが見える。2階部の「イオニア式柱頭」(グルグル渦巻き状)や3連アーチ、軒下の「デンティル」など、どこを見てもモダンで飽きることがないね。
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29 「保刈歯科醫院」(旧 山吉百貨店) 1936年(昭和11年)築 上記「旧 桜井商店」の隣の建物。元々は川越初の百貨店!呉服や洋服を売っていた渡辺吉右衛門氏の屋号が「山田屋」で、「山吉百貨店」という名前になったそうです。設計は、保岡勝也(やすおかかつや)氏で、この後ご紹介する、「埼玉りそな銀行 蔵の街出張所」、「山崎家別邸」など、素晴らしい建築物を手掛けています。 ちなみに、「丸吉百貨店」は「丸木百貨店」となり、ご存知「丸広百貨店」となります。川越市仲町6-6 
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30 同上 この建物は鉄筋コンクリート造りの3階建て。正面には「アカンサス紋様」のレリーフ、4本の大きな「イオニア式」柱が目立ちますが、1階の欄間部分に、ステンドグラスが入っています。作者は「別府スティンド硝子製作所」で、「山崎家別邸」も同じ製作所のものを使用しています。
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31 「川越ホーム 蔵のまちコンサルティングオフィス」(旧 オカダ洋服店) 1930年(昭和5年)築 蔵造りの建物が並ぶ一番街の中でひときわ目立つ明るい山吹色の建物です。元々は豆屋さんでした。その後、電機屋、洋品店、仕立屋と変わり店舗の外観も大きく変わったそうです。昭和初期の写真などから古い建物を再現したのが現在の5軒長屋。柱には「スワッグ」のリリーフがみえます。アーチ窓の上部欄間部は「偽」の窓だ! 川越市幸町1-12
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32 「埼玉りそな銀行 蔵の街出張所」(旧 第八十五国立銀行 本店) 1918年(大正7年)築 川越の近代建築を代表する建物と言ってもいいですね。SRC造の3階建て(塔を入れると4階)鉄筋コンクリートの芯部に鉄骨を内蔵、設計は保岡勝也(やすおかかつや)氏。外観は「ルネサンス様式」で塔屋は八角形、頂部にドーム屋根と望楼をもちます。右手奥に見えている「サラセン風」縞模様のアーチもチャーミング! 川越市幸町4-1
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33 同上 緑青色のドーム屋根を持つ塔部。 この建物は、元々1878年(明治11年)に設立された埼玉県で初めての銀行であり、県内唯一の国立銀行「第八十五国立銀行」の本店。その後、埼玉銀行、協和埼玉銀行、あさひ銀行、埼玉りそな銀行、と再編されてきました。1996年、国の登録有形文化財指定は県内登録第1号だそうです。
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34 同上 縞模様の入る「バットレス(控え壁・補強壁)」はイスラム風モスク調の意匠。
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35 「時の鐘」通りにある商店の看板建築。こちらも新しい建物だけれど周囲の景観との調和を図っています。
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36 「中成堂歯科医院」(旧 中野歯科医院) 1913年(大正2年)築  有名な蔵造りの通り、一番街から一本裏に入った路地にあります。以前は薄い緑色、青色、ピンク色と壁の色も時代により塗り替えられてきたようです。建物は「ハーフティンバー様式」と呼ばれる北ヨーロッパ地方に見られるもので、柱や梁を目立つように強調したデザインです。 越市幸町13-5
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37 同上 壁の板張りは「下見板張り」と呼ばれ、板の下端を、その下の段の板の上に重ねていきます。窓は2階が「上げ下げ窓」、1階には「両開き窓」、大きな「破風屋根」が目を引きます。
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38 同上 玄関部分です。ドアの窓格子もおしゃれです。川越の近代建築の中でも「チャーミング度No.1」でしょう。ぜひ見ていただきたい建物の一つです。
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39 同上 煉瓦造りの門柱に貼られた「電話 川越 三五番」が歴史を感じさせます。
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40 「山崎家別邸」 1925年(大正14年)築  こちらも、一番街から一本中に入った路地にあり、気づかずに帰る方が多いのではないでしょうか。山崎家というのは、和菓子で有名な「亀屋」五代目山崎嘉七氏で、この建物は隠居所として造られました。設計は、「第八十五国立銀行」「山吉百貨店」を手掛けた保岡勝也氏です。洋館と和館、茶室を持つ庭園から成り、現在は有料で内部が公開されています。川越市松江町2-7-8
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41 同上 洋館玄関 ツートンカラーのモルタル 
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42 同上 館内に使われているステンドグラス 「泰山木とブルージェイ」は小川三知(さんち)作、客室のものは「別府スティンド硝子製作所」によると言われる。 この保岡勝也設計による山崎家別邸は、内容が「濃い」ので改めて特集記事として、掲載する予定です。お楽しみに(*^^*)
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43 「手打ちそば 百丈」 (旧 湯宮釣具店) 1930年(昭和5年)築  川越市役所の目の前の老舗蕎麦屋さんです。木造3階建てで、銅板に覆われたオシャレな看板建築が見ものです。 東側の壁の上部に、「つり具」という文字看板が今も残されています。当時は、1階部に店舗、2階が住居、3階が倉庫として使われていました。1998年(平成10年)に蕎麦屋として再開されるまで空き家の時代もあったそうです。2階部分と3階部分のデザインが異なり、2階部分のみ4本の柱を付け、柱頭にはシュロの葉をイメージした装飾がついています。1階入り口上の庇裏側に花のレリーフがついていたそうですが気づきませんでした(参考:「川越の建物・近代建築編」) 川越市元町1-1-15
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44 同上 右手に川越市役所が見えています。西側から見ると看板建築の様子が分かります。
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45 「川越スカラ座」 1945年(昭和20年)築  「百丈」や「時の鐘」からも近いのですが、細い路地裏にある有名な名画座映画館です。現在営業中の県内の映画館としては最古なんだそうですよ。元々の創業は、1905年(明治38年)寄席「一力亭」でスタート、その後「おいで館」、「川越演芸館」、戦後「川越松竹館」で映画館に、1963年(昭和38年)に「川越スカラ座」になったそうです。 現在の外装は1986年(昭和61年)に正面と側面一部を白いタイルにしています。 川越市元町1-1-1
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46 同上 入口付近の様子 館内も昭和レトロな雰囲気が残るんだそうですが、残念ながら中に入ったことはありません。
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47 「モダン亭 太陽軒」 1929年(昭和4年)築  前記のスカラ座の隣のレストランです。 大変美しい色あいの漆喰造りの洋館で木造2階建て、魅力的な建物は、映画のロケ地としても人気です(映画「海月姫」に出てきたときはビックリしました!)。 角にある不思議な窓と「付け柱」、曲線の美しい庇。 川越市元町1-1-23 
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48 同上 窓も格子が複雑に入っていて一部は色ガラスでステンドグラスのようなデザインです。内部から見たらきれいでしょうね。直線と曲線を巧みに組み合わせた、新しいデザインは来店した人達を驚かせたのではないでしょうか。オフィシャルサイトでは、「ゼセッションスタイルの洋風モダン建築」という表現をされています。まさに、「モダン」なのかな!
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49 「アクサ生命保険 川越営業所」 (旧 川越商工会議所) 1927年(昭和2年)築  元々は「埼玉県農工銀行 川越支店」として建てられたものだそうです。隣には、芋菓子で有名な「芋十(いもじゅう)」さんがあります。 建物は、驚くほどシンプルな外観からなります。言われなければ、素通りしてしまいそうな殺風景な外観ですが、アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトの作風を狙った設計で、平面的な壁にブロックのようなパーツを貼り付けていくようなデザインです。入口も小さく造り入ったときに広く感じられるようになっているそうです! 川越市松江町2-1-8 
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50 二階の庇の下の窓の間にも、幾何学的な装飾がされ現代的な印象を受けます。
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51 「福田屋書店」 1929年(昭和4年)築 こちらは、成田山川越別院本行院に近い、街道沿いにある本屋さんです。元々は明治時代に小間物屋として始まったそうですが、後に書店となります。モルタル造りですが、人造石の洗い出し仕上げという手法で、小石の粒を浮き出させています。右隣にある「太田屋茶店」(写真53・54)ともデザインが調和していて、同じ年に造られたというのも分かるような気がします。 川越市久保町4-6 
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52 窓枠の上部の両側には、「スワッグ」のレリーフが用いられていて、さりげなくオシャレな印象ですね。
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53 「太田屋茶店」 1929年(昭和4年)築  前記の「福田屋書店」と同じ年に造られたモルタル造りの建物です。 川越市久保町4-6
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54 同上 建物上部に見られる縞模様の装飾や、華やかさを加えたレリーフの意匠など、福田屋書店との違いも楽しめるのではないでしょうか?
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※以上、川越の近現代建築物をご紹介して来ました。
「山崎家別邸」については、改めて記事を掲載したいと思います。
記事の中の、データ、建築物解説は、仙波書房の「川越の建物・近代建築編」を参考にしています。
この本を手に入れて、見学の計画を練るのもよろしいかと思います。私は残念ながら訪問後に出会いました(笑)
また、近現代建築を見て回りながら、併せて撮影できた「蔵造りの建物」については、別に「蔵造りの建物編」にまとめる予定です。
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コメント

Re: No title

akakadさん!コメントありがとうございました。

これからもよろしくお願い致します。(*^^*)

No title

音楽的には練習用のレンタルスタジオがまだあったかなぁというところです
後は山野楽器くらいのもので有名どころがライブをやったとかは聞いたことないですね
品ぞろえは微妙ですけど注文は取りよせてくれました

Re: こんばんは

ぶらっと遡上探索 さん!こんにちは!

お褒め頂きありがとうございました。褒められて伸びるタイプですので、これに懲りずに今後ともよろしくお願い致します。(笑)

確かに、大正浪漫夢通りの近代建築は、とっても素敵ですから、一番街の蔵造りと合わせて散策していただければ川越の良さを満喫できるかと思います。

とはいえ、その他にも川越には魅力的な場所がたくさんあります。みなさんの散策の材料になればと一気にまとめてしまいました。テキストとしては、最近出版された仙波書房の「川越の建物」シリーズが大変秀逸ですので、この本を持って散歩していただければ楽しさ100倍!!かと思います。(*^^*)

こんばんは

今晩は、大正浪漫夢通り沿いの建物は、一通り見たことがありますが、流石、川越の勝手知ったるトリケラさんですね。路地裏にも素敵な建物が一杯在って楽しめますね。機会が在れば、路地裏探索したいです。

Re: No title

路傍学会長 さん!こんばんは!

おっしゃる通り、正に商売繁盛で蓄えた富を使い造り上げた建物ばかりです。NO.7の民家はきっと気に入っていただけると思っていました(笑)

現在、その②の「蔵造り・町屋建築編」を鋭意制作中でございます(^▽^;) お楽しみに!

No title

小江戸と呼ばれた川越にはレトロモダンな建物も充実しているようですね。
建物から川越のかつての繫栄ぶりが伺えます。
魅力的な建物ばかりですが、7枚目の民家に惹かれました。
時間を見つけて行ってみたいと思っております。
貴重な情報をありがとうございました。
 路傍学会長拝

Re: No title

akakad さん!こんにちは!

ご訪問、コメントいただきありがとうございました。

クレアモール商店街は、まぁ昔から賑やかでしたが、最近は実に様々な新旧店舗が入り乱れて凄いことになっています。(笑)

確かに物質的には充実していますね。(^▽^;) 

ただ、僕らおじさんたちがゆったりと精神的に安定できるお店があるのかどうか?研究してみたいですが。

音楽的にはどうなんでしょうか?楽しいお店があったら教えてくださいね。(*^^*)

No title

はじめまして
ロータリーや教会は結構近くを通りました
クレアモール商店街に行ったら生活に必要な大体のものがそろって物質的には便利なところだと思いました

Re: 丸ごと文化財の街

BUSYBEE-GAEIさん!こんにちは!

そうなんです。店内も気になりますが、まずは外観や街並みを見て歩くだけでもお腹がいっぱいになります(笑)

きんぴらごぼうは、ぜひお試しください(*^^*)

おおっ、秩父線デビューですか?!素晴らしい。石灰岩専用貨物も観ていただいて良かったです。

ラッピング電車は何種類か走っているようですので、今度はうまく出会えるとよいですね。私は行き帰りともに、ラッピングで違うものに乗ることができたのでラッキーだったのかなぁ(゚Д゚;)

丸ごと文化財の街

三角破風のレストランや3連アーチ窓の喫茶店は雰囲気良さそうですね。
川越は、店内に入らずとも建物の装飾を眺めるだけでも十分楽しく、
時間がかかりそうです。
きんぴら牛蒡の専門店は最近他のブログのお仲間が紹介されてらして、
私も買い物したくなりました。

秩父鉄道の石灰岩専用の貨物列車!!私も先日ようやく秩父線に乗りまして、
貨物を撮りました。生憎「彩色兼備」号には乗れませんでしたm(__)m

Re: 山崎家別邸

BUSYBEE-GAEI さん!こんばんは!

情報ありがとうございました。鳩山会館のステンドグラスも小川三知氏なんですねぇ!!これは、やっぱり観に行かないといけないようです(笑)

私も20代の頃に何回も建物の前を通っている場所ですが、40年近い歳月が経って老眼にはなりましたが、見えないものが逆に見えるようにもなりました。

山崎別邸は、時間をとってゆっくり見て回りたいポイントだと思います。記事もなるべく早めに?!アップしたいなぁと思います。
(*^^*)

Re: タイトルなし

大原かずのりさん!こんにちは!

ご推察の通り、川越は大きな空襲を受けていないそうです。そのため貴重な建造物が被害を受けず現在に残っています。

どうみても木造に見えない建物を当時の大工さんたちは工夫して建てたそうです。東海大建築デザイン学科の羽生教授によると「地元の伝統的な建築技術を蓄えていた棟梁が洋風建築を真摯に研究しながら、自らの建築に仕上げていこうとする情熱と努力を見ることができる」と書いています。(川越の近代建築・「建築家保岡勝也の軌跡と川越」より)

川越基督教会のレンガ造りの建物は大変美しいので是非ご覧になって下さい。ただし、内部は一般に公開していないようですが。
(*^^*)

山崎家別邸

小江戸と呼ばれるだけあって川越の人気は凄いですよね。昔むかし子どもが小さい頃に一度だけ行きましたが、素晴らしい建造物の細かいところまでは覚えていません。ご紹介いただき、再訪した気分になりました。山崎家別邸はさすが、素晴らしいですね。ステンドグラスは鳩山会館も小川三知氏の手によるものでした。

こんばんは!

やはり川越は古い建物が多いですね!
空襲被害も少なかったのでしょうか。

そして見た目が石造中身が木造の、大壁造の建物の数々が気に入りました!しかもこれ程残っているとは本当に凄いです。

日本聖公会川越基督協会は美しいレンガ造の建物ですね。関東大震災の少し前ですから、純レンガ造建築としては最後に近い建物かも?

今度川越に行ったら是非見たいですね😀

Re: No title

たいやきさん!こんばんは!

ありがとうございます。私も他の方のブログ記事などで見つけた面白い建物の記憶をたどって一気に巡りましたので、たくさん回ることができました。それでも、まだ見落としていたり、知らない建物が市内のあちこちにあると思います。

また、一方で、昔の記事には出ていたのだけれど現地を訪問したら、すでに建物が無くなっていたケースもありました。残念!

川越は一気に観光地化してしまい、こじゃれたお店が増えました。また、集客を狙い、いかにも「老舗風」のしかし最近オープンした飲食店もあったりして(゚Д゚;)!!

今回ご紹介した大正~昭和期の建物たちですが、当時の大工たちが一生懸命研究して自分たちの街の洋風建築を作り出したという特徴が川越ではあったようです。新河岸川の流通なども利用し蓄えた富を使い発展してきた川越の歴史の証人でもあるでしょうか(*^^*)

No title

川越は近代建築も面白いですね。
これだけまとまって回った記事は珍しいのではないかと思いました。
川越では、蕎麦もコーヒーも近代建築で食べてみたいですね。
自分が子供の頃にはもっと残っていた、少し懐かしい建物でゆっくりしてみたいです。
やはり古い建物はいいですね。

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torikera

Author:torikera
季節の野草や身近な自然の写真のご紹介、トレイルランやポタリング、マウンテンバイクの記事、掘り出しモンCDアルバムなど音楽の話題、美味しい日本酒や蕎麦について、最近は庚申塔・石仏・富士塚・力石など石や塚などにも興味津々!とりとめのない記事ばかりですがよろしくお願いします。

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