日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

身近でかんたんに能力のレベルアップを楽しむ方法とは

 

4、5日前から、読売新聞のコラム『編集手帳』をパソコンに模写入力している。ついでに夕刊の『よみうり寸評』もである。わが家は読売新聞をとっているからそうなるのであるが、朝日新聞なら『天声人語』をそっくり入力するだけ。
文章を書くことの勉強になる。話の展開や構成もさることながら、表現のための記号の使い方や簡潔さを体感できるのがうれしい。
思えば20年以上、ネットに排出してきた拙い文章の数は万単位にはなるだろう。しかし、どれもがまったくの“我流”なので、今になってやっと基礎の勉強をしている。
新聞のコラムでは、ひらがなの使い方にも興味を持った。あえて、“漢字にしないことのインパクト”が新鮮なのである。

 

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最近のニュースの小記事で“夫の家事負担割合”について書かれたものがあった。過去最高にはなっているのだが、14.9%にすぎないということである。妻が担う割合は85.1%で、依然として(妻の家事の)負担は大きくなっている。
あくまで私の体感にすぎないが、「家事をかじると男は賢くなれるはず」という目算が働いてしまうのである。家事というのが未知の領域であり、“右脳のトレーニング”にもってこいなのではあるまいか。

まずは、料理、洗濯、掃除などをやり始めると、やること、やり方に制限がない。“効率的なためのアイデア”が必要になってくる。それはまるでパズル遊びのようである。いやいややるのではなく、自ら楽しむ気持ちが大切である。

 

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家事というもの、段取りや逆算、そして同時処理などと、あらゆる工夫が要求される。
洗濯物を干す時も、どうしたら効率よく干せるのか、(干し方に)腕を組んで考えてしまう。そして、自分なりの方式を見つけてうまくいくと、その達成感はなかなかのものである。
昔、当時の職場の上司が奥さんを急に亡くされた。家事のすべては奥さんまかせだったので、自分でやってみてその苦労が身にしみたと語っていた。洗濯物を干すのにも、奥さんは“毎日こんなにたいへんなことを・・”と感じたそうだ。

 

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仕事もそうであるが、知恵を出して効率的な方法や考え方が見つかるとうれしくなる。奥さんが旅行や帰省でしばらく外泊するとき、まず最初に気になるのが食事のことである。

すべて外食という手もあるだろうが、そういうときにかぎって、家で食事を楽しみたくなる。そのために、余分な買い物をしたりもする。
そのことも、徐々に変わってきて、食料品の買い出しや食事の心配も薄れてくる。
そのきっかけは、“自分がもし無人島にいたら、どうやって食料を確保するのか”という素朴な疑問であった。

 

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家にいれば、冷蔵庫の中をみて、楽に食いつなげることがよくわかる。それ以上に、食料の宝庫にさえ思える。あれこれと食べ物を心配するのではなく、お腹がすけば冷蔵庫を漁り、思わぬ料理にありつけたりもできるのである。
こういう環境下では、自ずからの“料理力アップ”も得やすい。
サラリーマンを長くやっている男の頭の中では、決まったことをきちんとこなす、という発想が根を張っている。
家事はその反対で、どんなやり方をしてもかまわないし、アイデア次第でいくつもの方法や結果がある。
この歳になり、勤め人の融通のきかなさがとてもよくわかる。

 

 

今週のお題「自由研究」