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子宮頸がんワクチン薬害研究班に
捏造行為が発覚
利用される日本の科学報道(後篇)
2016年06月17日(Fri) 村中璃子 (医師・ジャーナリスト
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/7080
続きはWedge 2016年7月号にて。
子宮頸がんワクチン薬害研究班 崩れる根拠、暴かれた捏造
村中璃子(医師・ジャーナリスト)
http://wedge.ismedia.jp/category/wedge/
上記記事+αのWeb版
子宮頸がんワクチン研究班が捏造
厚労省、信州大は調査委設置を
利用される日本の科学報道(続篇)
2016年06月23日(Thu) 村中璃子 (医師・ジャーナリスト)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/7124?page=1
ウェッジの記事の件で補足説明をしておきます。僕もNF-kB p50 KOマウスを用いた(全く別件での)共同研究をしていた関係上、村中先生、大江さんらによる取材に同行しました。池田班のマウス研究の問題はたくさんあるわけですが今回わかったことで大きいのは二つあると思います。
2016-06-21 09:42:50@tsuyomiyakawa まずワクチン投与したマウスの脳を染色したのではなくその血清を別のマウスの脳にかけ染色していること。マウスでは自己抗体は脳血液関門を通りにくく自分の脳には普通達しない。研究を行った先生も、投与したマウスの脳も見たが染色されなかったと明言されてました。
2016-06-21 09:43:33@tsuyomiyakawa 「沈着」という言葉は、ある程度の期間脳に定着しているという意を含むので、単に血清を別マウスの脳にかけた後に染色した結果に使う言葉としては不適切。これを説明せず自己抗体が海馬に「沈着」し脳に障害が起こっていると発表されてしまっているいるのはまずいです。
2016-06-21 09:44:44@tsuyomiyakawa IgGの染色(緑色になる)でHPVワクチンではない他の3条件の実験も含む実験の写真とグラフが発表されてます。mhlw.go.jp/file/05-Shingi… そこではHPVワクチンのみで海馬が緑色になりグラフでもそこだけ突出し他はほぼゼロシグナル。
2016-06-21 09:45:20@tsuyomiyakawa しかしこの写真・グラフはすべて一匹のマウスからとれた連続切片に対し、それぞれ異なる条件のマウスからの血清をかけて染色したもの。つまり各バーはN=1。
2016-06-21 09:47:18@tsuyomiyakawa 実際は、各投与条件から得られた血清をかけたあとの染色を他のマウスでも行っており、なんと結果は他のワクチン投与の血清をかけているものでも、緑色のシグナルがばっちり出るものが複数あったとのこと。
2016-06-21 09:48:00@tsuyomiyakawa 「NF-kB p50 KOマウスでは非特異的な抗体が自然にできやすく、そもそもワクチンなど投与しなくてもそのような非特異的抗体ができることがあるんですよ」とマウスの研究を行った先生はおっしゃってました。
2016-06-21 09:48:17@tsuyomiyakawa で、別のワクチンで海馬が緑色に染まった写真のスライドも池田教授に渡したが、HPVワクチンのみで海馬が緑色になっているスライドのみをご発表されてしまった、とのこと。厚労省の発表資料では「サーバリックスだけに自己抗体(IgG)沈着あり」と明記されてます。
2016-06-21 09:49:05@tsuyomiyakawa これら意外にも既出で指摘されている点も含めて不十分な点はいくつもあります。池田班のマウス研究関連の発表は、あまりにもプレリミナリーで何か結論できるようなものではないことは、マウスの研究をされた先生もおっしゃってます。この様に公表されて困っている、と。
2016-06-21 09:52:01@tsuyomiyakawa さらに、このマウスの研究を主導されていらっしゃる先生は、仮にこのマウスの研究が今後Nを増やして統計的に有意になった場合でも、特殊な遺伝要因を有するマウスでの結果であり、ヒトに安易に一般化はできないとおっしゃってました。
2016-06-21 09:52:37@tsuyomiyakawa そもそも、ワクチンの真の重篤な副反応が現れてしまう方々が仮にいらしたとして、その方々は何らかの特殊な体質を有している可能性が高い。そういう特殊な状況をモデル化しようということでこのような特殊なマウスを用いられたとのことです。
2016-06-21 09:53:28@tsuyomiyakawa また、このマウスの研究を主導されていらっしゃる先生(信州大産婦人科に所属;現在、本務は他大学だが兼任)は、「信州大学医学部産婦人科の意向は、日本産婦人科学会の意向と同じで、「子宮頸がんワクチンの接種の推奨」です。」と明言されてました(原文そのまま)。
2016-06-21 09:55:25@tsuyomiyakawa なお、「捏造」という言葉については、狭い意味 mext.go.jp/b_menu/shingi/… では当てはまらないかと。この先生がおっしゃっていることがすべて事実であるとすると、ある種の「不正行為」の範疇に入ってくる可能性はかなり高いように思いますが。
2016-06-21 09:56:58@tsuyomiyakawa 論文になっていないとしても、厚労省から正式に発表されている資料なわけで、複数のマスメディアで報道され、訴訟に影響しているとも言われてます。社会的に大きなインパクトを与えているわけです。池田教授がきちんとした説明をされることが期待されます。
2016-06-21 09:58:11関連まとめ1:
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