いかに書かないか
だから、いかに書くかなんて考えたことはなくて、いかに書かないかばかりを考えている。小説を書き始めた頃に、これに気づき、以来ずっと、どこまで削れるか、というチャレンジを続けている。
http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2008/03/post_1754.php
非常に興味深い文章。
結城の場合はどうだろう。結城が文章や本を書く流れはこうだ。
- 複雑・難解だけれど興味深い現象や事象がある。
- その「原典」や解説文があるけれど読みにくい/分かりにくい。良さが伝わらない。→いらいらもやもや。
- 書きたい、と思う。
- 勉強しながら、少しずつ何かを書く。
- いくら長くてもいいから、全部を説明しきる(書くこともあれば、書かないこともある)。
- 読者にわかってもらえるトピック、さらに学ぶための核になるトピックを選ぶ。
- 適切な比喩、適切な物語を何とか見つけ出す(書きながら見つけることも多い)。
- 書く。
- 全体を読み返し、本質的でない部分を思いっきり捨てる。
- 残った部分を磨く。
順番は前後するけれど、だいたいこんな感じだろうか。