70過ぎのホールオーナーは大相撲ファンで身上を潰した、と陰口を叩かれている。
どういうことかというと、力士の名前を全員覚えているぐらいの超がつくほどの相撲ファンなのだが、パチンコの機種名はとんと分からないようだから、10数店舗あったホールを全部閉めたということ。
相撲に力を入れ過ぎたから、ホール経営が疎かになった、と。
しかし、このオーナーは特定の力士のタニマチではない。それは不公平になるというのが理由なのだが、応援しているのは小兵力士で今なら炎鵬、少し前なら舞の海。
ホール経営に関しては淘汰されることには逆らわない、という自然体だった。
オーナーは子供を力士にしたかった。
ところが、4人の子供は全員が女だった。
そこで連続して女の子が生まれることに一計を案じたオーナーは、畑を外に求めた。
その際の基準がデブ。女相撲経験者。力士になるには大きく生まれ、大きく育てる意味合いもあった。
5人目はまたしても女の子。
また、違う畑に賭けた。
6人目も女の子だった。
これで流石に諦めた。
外に作った一番下の子は現在16歳。
これが力士のような女子高生ではなく、プロダクションからスカウトされて、事務所に所属しているほどの美形でカワイイ。
もう一人の外に作った子は、現在20歳。顔は朝潮。重量挙げの選手をしているそうだ。
女相撲でプロのリーグを作るとか、そんな気力もカネも70過ぎのオーナーにはない。
5人目は