川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

熱燗 444 マラー

昨夜は4人で御茶ノ水のお店で、ゆっくり楽しく飲みました。で、朝はランを休み、ゆっくり起きました。今年は今日が最期のブログです。良い年をお迎えください。

「世界史1200人」444 マラー(1743〜1793)

フランスの医師・革命指導者。スイスの中流家庭に長男として生まれ、脆弱で勉強好きな少年だった。ヨーロッパ各地を遊学した後、ロンドンで開業医となり、1777年にフランス王国に招聘された。その頃から反体制運動を始め、1789年のフランス革命勃発後は、新聞『人民の友』を発行し過激な政府攻撃をして一旦は亡命したが、戻ってから王宮襲撃事件や反革命派への虐殺を引き起こしたといわれている。1792年、国民公会の議員に選出されてジャコバン派に所属して、議会を主導するジロンド派を追放し、独裁を成立させた。この頃、持病の皮膚病が悪化したため、自宅にこもって一日中入浴して療養していたが、面会に来たジロンド派支持者の女性シャルロット・コルデーに刺殺された。

「いい湯だな!熱燗でもと注し刺され マラー に 端遊」

熱燗が12月の季語です。独裁を果たしたし、一日中入浴して熱燗でも、と思ったかな・・・暗殺後、現場で画家ルイ・ダヴィッドが有名な『マラーの死』を描きました。マラーは神格化され、ジロンド派への弾圧強化の口実となりました。

習字は、「いい湯だな」は楽しく、「熱燗でもと」は嬉しく、「注し刺され」はそれなりに、というつもりで書きました。


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