川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

日記買う 648 バリニャーノ

朝、善福寺川沿いを走ってきました。手が悴んで鼻水が出て本格的な冬だな、と思いながら走りました。

「日本史1200人」648 バリニャーノ(1539〜1606)

イエズス会の宣教師。日本に着いたのは1579年で、最初の滞在は1582年まで続いた。宣教方針として日本文化に自分たちを適応させるという方法をとり、ヨーロッパのやり方を押し通すフランシスコ会やドミニコ会と対立した。巡察師として日本各地を訪れ、大友宗麟・高山右近・織田信長らと謁見した。信長が黒人を見たいと所望したため連れて行った黒人奴隷を信長に献上した。弥助と名づけられて信長が死去するまでの15か月間ほど信長に仕えた。また日本人の資質を高く評価し、司祭育成のために教育機関を充実させ、天正遣欧少年使節の企画を発案した。1582年にインドのゴアまで付き添い、そこで分かれてゴアに残った。1590年の2度目の来日は、帰国する遣欧使節を伴って行われ、1591年には聚楽第で豊臣秀吉に謁見した。

「遣欧の少年らにと日記買う バリニャーノ に 端遊」

日記買うが12月の季語です。年末に買うのが普通ですが、ここでは遣欧へのプレゼントということで・・・バリニャーノは日本で初めての活版印刷機を導入、後に「キリシタン版」とよばれる書物の印刷を行っています。1603年に最後の巡察を終えて日本を去り、3年後にマカオでその生涯を終えました。

習字は、「遣欧の」は大胆に、「少年らにと」は楽しく、「日記買う」は優しく、というつもりで書きました。


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