夏のおもいで

長女が中学にあがって初めての夏休みなわけですが、聞いてみると宿題の量がハンパない。小学校の時のように本人に任せっきりにしておくとたぶん残念な仕上がりになってしまうだろうと思い、ちょっと口をだすことにしました。



社会の宿題は「任意の国をえらんで、調べたことを紙1枚にまとめる」というもの。どこの国にするのか聞くと「カナダ」とのことだったので(理由は知っていそうで知らないことが多いから、らしい)、図書館に行ってカナダ関係の本をたくさん持ってきて、ふたりで使えそうなところを書き写してくる。長女は主要な都市や名所の入ったイラスト入りの地図を写していた。私はカナダのおおまかな歴史をメモする。『概説カナダ史 (有斐閣選書 (893))』(有斐閣選書、1984年)によると、「カナダの近代化はアメリカと違って流血の惨事などを伴うことが少なく、黒人奴隷制度なども平和裏に解決した」とのことである。また、歴史家F.R.スコットによれば、

 ”カナダには二つの奇跡がある――その一つとはフランス系カナダの残存であり、もう一つはカナダ自身の残存である”

だそうだ。



理科の宿題も、好きなテーマをえらんで実験なり観察なり調べるなりしてまとめること。8月中旬になってから「何にしよう」などと言っているので、いまから実験だの観察だのやってられないから、区の社会教育センターにあるプラネタリウムを見に行って、そこで上映された事柄について調べるということにする。いまやっていたのは「もうひとつの地球 太陽系外惑星をさがせ」という番組。次女(小3)もついてきて3人でおもしろく見たあと、図書館で関連図書を借りてくる。太陽系外惑星の観測は1990年代中盤以降飛躍的に進み、「ホットジュピター」「エキセントリックジュピター」「スーパーアース」とよばれる惑星がつぎつぎと見つかっているらしい。そのなかでも生命の存在の可能性のある軌道の範囲を「ハビタブル・ゾーン」というのである。



プラネタリウムを見にいったあと、次女とおかーさんは歯医者へ。そのあいだに近所の公園に行ったらハトがいたので写真をとってみた。ハトって近づいても逃げないのね。



そしてシズラーにごはんを食べにいきました。シズラーは半年ぶり。