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STONES最高!!!

すったもんだの「Suspicious Minds」

ELVISの代表曲「Suspicious Minds」に関するslowhandmtaniさんの素晴らしい検証です。
その筋では有名な話のようなんですが、筋違いの私にとっては大興奮~~~のネタでした。
コチラです。

私なりに興奮した部分を僭越ながら抜いてみると・・・
まずは1969年1月23日録音のマスター・テイク「Take.8」があって、

「同曲の一部ヴァースを切り出しラスト部分に勝手にfade outとfade in処理を施しスプライシングして全米発売」

「そして18年後(Elvisの没後10周年)の1987年になり、当時のBMGは記念に同曲のリミックスver.を作製しようと画策」

「凡長なfade out&inも無いShort ver.(オリジナル4分22秒→Ver.3分24秒)」

「発売/流通した盤に収録されたのは同曲に不可欠なブラス・パートが何んと欠落してたのです。」

「何故にそんな事態が生じたか?というと、オリジナルのプロデューサーMomanは「所謂ピンポン・ダビング」を好んでた。加えて'69年当時American Sound Studioに設置されてた録音システムのトラック数は、現在と比較にならない位に少なかったので、Momanは最後にブラス・パートを被せる際、それまでに完成してたトラックダウン済みテープをスタジオに流しながらブラス隊にプレイさせ最終マスターを作った、という事は、「Suspicious Minds」の数少ないトラック数から成るマルチトラック・マスターにはブラス・パートは存在してない(録音されてない)訳で、ブラス・パートが存在するのはトラックダウン済み最終マスターテープにだけ。」

「そんな中で残されたマルチトラック・テープから新たにリミックスをいくらしても、ブラス・パート抜きのver.しか出来上がらない訳です。」

「同曲のこの処理/発売されたver.は当時のBMG側の作業ミスという事となり、このver.はこれ以降~は封印され使用されてなく、結果貴重なver.に」

でね、
その「Suspicious Minds」のブラス抜きShort ver.が収録されているのがslowhandmtaniさんが紹介されている、
1987年発表の、
この3枚!
The Number One Hits
R-1440550-1345333800-7945.jpg

The Top Ten Hits
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The Memphis Record
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当然私は3枚とも所有しておりません><
狙うのはジャケがカッチョエエ「The Memphis Record」かなァァァァ、
しかし年間で3枚のベスト盤とはコレ如何に?!
今回の一件でこの3枚の中古値が高沸するのではないかと心配しています(笑)

如何でしたでしょうか、
slowhandmtaniさんの博識に裏打ちされた検証、

でね、
私が所有している「Suspicious Minds」スタジオVer.は・・・
American Sound 1969
R-14462185-1575024871-1246.jpg
Suspicious Minds - Take 8 (Undubbed Master) 4:06
スタジオの喧騒から始まって最後は中断されます。
勿論ブラス・パートもゴスペル・テイストのバックコーラスも在りません。

From Nashville to Memphis: The Essential '60s Masters
20240705_201023.jpg

4-19. Suspicious Minds Mark James 4:30
ウイッキもDiscogsでも3:28となっていますが、実際はブラス・パートもゴスペル・テイストのバックコーラスもあって、3:36からフェードアウトした後、再びフェードインする4:30Ver.です。
これがシングル盤で採用されたVer.ですね。

5-12. Suspicious Minds 3:14 previously unreleased take
ブラス・パートもゴスペル・テイストのバックコーラスも在りません。
「From Nashville to Memphis: The Essential '60s Masters」の解説書には「テイク6」と記載されています。
YouTubeに上がっているのですが尺が異なっています。
YouTube版の
全長は3:42
頭0:28まで音合わせ?
フェードアウトも若干長目。
因みに解説書には大滝詠一氏の詳細なライナーノーツが付いていて「テイク6」は「ダビング前のマスター」として紹介されています。

「Suspicious Minds」のブラス抜きShort ver.(3分24秒)も
それを収録したアルバムも
全く知りませんでした。
色々とご教授頂いたslowhandmtaniさん、
たいへん勉強になりました、

有難う御座いました。


ELVIS最後のナンバー1ヒット、
「Suspicious Minds」最高!!!




Bigger Than Elvis

ELVISの大ファンの方のブログで知った作品です、

ELVIS: On Stage February 1973
73年に衛星テレビ番組「アロハ・フロム・ハワイ」が1月14日に撮影され放送されました、
因みに「アロハ・フロム・ハワイ」映像はリアルタイムで自宅TVで観ました。
その時に歌詞の字幕を見て母が
「たいした内容の歌やないな」と言った事を覚えています(笑)

その数週間後、2月2日のMidnight Show、3日のDinner Show、Midnight Showの3公演と1月25日のリハーサル音源のCD4枚組。
会場はラスベガスのヒルトンホテル。

無茶苦茶充実した評論あり。
主文と補足説明から成っているのですがパッケージの事から各公演の聴き所、アカン所、ここまで詳細な評論って中々ありませんよ~~~

全文英語なので翻訳ソフトで全文翻訳して印刷済み。

例えばパッケージに関しては

この 36 ページのデジパックには、それなりの大きさのブックレットが付属していますが、MRS(本作品)のブックレットは、解説が 1 ページしかなく、残りは素敵だが目立たない写真ばかりで、少し手抜きになってきていると思います。MRSがFTD(ELVIS専門レーベル)よりも一般的な聴衆をターゲットにしているのであれば、その聴衆は、自分が聴いているものについてもっと詳しい情報を知りたいはずです。
たとえば、数年前にリリースされた The First Engagements には、もっと多くのテキストが含まれていました。だからといって、このパッケージが素敵ではないというわけではありません。確かに素敵です (ただし、表紙の写真には奇妙な灰色の斑点があり、その理由がどうしてもわかりません)。しかし、もっと詳しい説明があってもよかったと思います。

ピアーズ B(補足説明): 「奇妙な灰色の斑点」は、雰囲気のあるステージ上のスモークをイメージしたものだと思います。ここでの巧妙なトリックは、MRS のカバーが、有名なアルバム「Raised On Rock」のカバーよりほんの一瞬後に撮影された写真だということです。ほとんどのファンは、最初は同じ写真だと思ったのではないでしょうか。
この小冊子には、エルヴィスが活躍するステージ上の写真が 26 枚 (16 枚はフルページ) 掲載されています。そのうちの何枚かは私にとっては初めてのもので、エルヴィスが今でも象徴的で引き締まった、素晴らしい姿をしていたことを証明しています。それに比べると、ロレンツェンの「エルヴィス ファイル 71-73」の本には、このシーズンの写真がほんのわずかしか掲載されていません。
また、エルヴィスがハワイ5-0 のスター、ジャック ロードだけでなく、モハメド アリとも会っている、アロハ ベガス後のシーズンの雰囲気を捉えた、率直な写真もいくつかあります。2月18日のステージ上の空手ファイトも掲載されています。


その「奇妙な灰色の斑点」はELVISの左端に写っています、
ご確認ください~~~
MRS-Elvis-ON-STAGE-Front-Cover.jpg
どうですか、
パッケージだけでもこの蘊蓄。

演奏内容に関しては推して知るべし♪

ヘッドホン装着して読みながら聴きました。
全て既発音源ですが音質向上、ステレオ化、ピッチ修正がされているようです。
しかしながら元音源がモノ・カセットだったりするので最近の海賊盤よりも音は劣ります。
「アロハ・フロム・ハワイ」公演の疲れが出ていてパフォーマンスに難ありとの記述もあるのですが、ナンチャッテ・ファンの私から見れば「このパフォーマンスのどこが難ありなん?」レベルの素晴らしい公演です。

それと一般的にはあまり知られていませんがELVISのバックバンドが無茶苦茶素晴らしいんですね、
今回の公演でもその素晴らしさにウットリと聴き惚れてしまいます♪
そうそう、
バックバンドには名称がありまして
人呼んで
TCB Band
Taking Care of Businessの略です。

そのリズム隊がナント言ってもエエんですわァァァァ♪
ドラムは
Ronnie Tutt
ベースは
Jerry Scheff
彼らがバンドの心臓部にしてエンジン部、
そりゃ、
こんなリズム隊をバックに歌えば貴方&貴女もELVISになれる(うそ)

ところでJerry Scheffには3人の息子がおりまして、
その一人、Jason
彼は私の大好きなバンド、CHICAGOで1985年から2016年の長きに渡ってベースを鳴らしていたんですね、
アルバムで言いますと「CHICAGO 18」から「Chicago XXXVI: Now」まで。
またJasonは「Bigger Than Elvis」という父親のJerryの事を歌った曲もあるんです。

ただ残念ながら、
CHICAGOは80年発表のコロムビアレコード時代のラスト作品「Chicago XIV」を最後にレーベルを移籍して、バラード路線へ舵を切ってからは完全無視。
再びCHICAGOと出会ったのは95年の「Night & Day: Big Band」
20240630_134611.jpg
私はこの作品でJasonに出会いました。
オリジナル曲は皆無のビッグバンド系のアルバムだったのですが、そのアレンジの素晴らしさにビックリ仰天~~~
お聴きください、
Caravan
手垢まみれの曲ですが、フレッシュなアレンジが素晴らしいぃぃぃ♪
CHICAGO最高!!!

閑話休題(笑)

バックコーラスも贅沢なんですよね~~~
Cissy Houstonが在籍していた事でも有名な「Sweet Inspirations」、
彼女は69年に退団しているので、この73年には残念ながら不在ですが「Sweet Inspirations」の質は落ちていません。

そして男性コーラスはゴスペルカルテットの「the J. D. Sumner & Stamps Quartet」、
メンバーは変わってしまいましたが今も活動しています。
そのHPにはELVISとの交友関係が綴られており・・・

Back stage each night, Elvis requested the Stamps Quartet to sing “Sweet Sweet Spirit” prior to going on stage.
Sweet Sweet Spirit brought special peace to Elvis. During the nightly shows, Elvis stopped and bowed his head and introduced the Stamps to the audience and asked them to remain silent while the Stamps sang. The Stamps Quartet were loved by Elvis and many fans. The fans looked forward to the Stamps Quartet as the “opening act” singing thirty minutes of live Gospel music before Elvis came on stage.

毎晩、舞台裏でエルヴィスは、ステージに上がる前にスタンプス・カルテットに「スウィート・スウィート・スピリット」を歌うよう頼みました。
スウィート・スウィート・スピリットはエルヴィスに特別な安らぎをもたらしました。毎晩のショーの間、エルヴィスは立ち止まって頭を下げ、観客にスタンプスを紹介し、スタンプスが歌っている間は静かにしていてほしいと頼みました。


エエ話やないですか♪
ELVIS公演の中で重低音ボイスが聴こえる事があるのですが、それがJ. D. Sumnerだったんですね。
「Sweet Inspirations」「the J. D. Sumner & Stamps Quartet」、彼らの分厚いバックコーラスはELVISの音楽をより感動的な音楽に押し上げていると思います。

そして忘れてならないのはリードギタリストのJames Burton
69年からELVISが亡くなる77年までTCB Bandのリーダーでもありました。
今回の作品でも彼と鉄壁リズム隊との演奏は聴き所となっております。

どうも私たちのロック世代からすると
「Blue Suede Shoes」「Hound Dog」「ジャンプスーツを着てホテルで歌っていた人」みたいなイメージがあって(その通りなんですが・笑)音楽的に語られることが無いのが
とても
とても
残高~~~~

今一度、
68年のNBC-TVスペシャル「68カムバック・スペシャル」以降のELVISの音楽を色眼鏡を外して聴いて頂きたいと思います。
そこには「汎アメリカン音楽」の体現者となったELVISの姿を発見出来る事でしょう。

ELVIS PRESLEY最高!!!








ドラマチック・エルビス

70年代のKING、
そのLIVEにおいて数々の名演を残すのですが、その中でも最もドラマチック(言い換えればこけおどし)な名演がコレ!
An American Trilogy(アメリカの祈り)

この曲の歴史的背景も興味深いのですが、今回は割愛。
興味のある方はメッチャ詳しいサイトを紹介しておきます。
アメリカの祈り / An American Trilogy:1971

でね、
この曲はスタジオVer.が発表されていません。
LIVEだけでね。
シングル盤で発表されたのは72年、
収録されていたのは同年2月のラスベガス公演Ver.でした。
チャート・アクションでは全米66位とイマイチでしたが、その後はKINGの代表曲と成っていきました。
お聴きください。

Elvis Presley - An American Trilogy - Las Vegas, February 1972 version

所有している音源
20220908_002345.jpg
これの収録曲とは若干ピッチが違っているような気がしますがほぼ同じ。
前半の盛り上がりから鎮静化してフルート・ソロ、
そこから一気にクライマックスに駆け上がっていくドラマチックな構成となっています。

でね、
翌年の73年、
世界同時中継となったハワイ公演が行われます。
所有しているのは最新リミックス盤、
20220908_002505.jpg
ここで演奏された「An American Trilogy」は前年を上回るドラマチックな構成に成っています。
ギターのごく短いイントロからKINGが歌い始めると、マーチング・ドラムが刻み始めます。
バックのクワイアー部隊、オーケストラが盛り上げます。
フルート・ソロ後のクライマックスも72年の倍増し~~~~
世界同時中継というプレッシャーを熱量に変えてKING渾身の熱唱に感涙しそうになります(マジ)
特に映像で観ると感動倍増し~~~~
An American Trilogy (Aloha From Hawaii, Live in Honolulu, 1973)

この曲をLIVEのハイライトに仕立て上げる意図がハッキリと分かりますね。
ドンピシャ、
ハマっています♪

でね、
翌年の74年、
所有するのは「ライヴ・イン・メンフィス」のDXエディション。
20220908_002630.jpg
構成は同じながら72、73年に比べると余裕のようなものを感じます。
鬼神の如くなKINGもエエですが余裕をカマすKINGも最高っスわ♪

72年以降のLIVEではキメの1曲となっていた「An American Trilogy」
南部と言いますか、
ゴスペルと言いますか、
この曲を仕上げるにはKINGが率いたオーケストラ、スクワイア、バンドの一体感が必要だったと思いますよ~~~
そして、スタジオの閉そく感ではなくて開放的なLIVEの空間でこそ映える1曲だった、

An American Trilogy最高!!!

オマケ
アメリカの祈り 西城秀樹&宇崎竜童
素晴らしいぃぃぃ♪
この竜童さんと今夏、ツーショット写真を撮ったなんて夢のようです(そこか!)

一体これは?

Elvis The Dream Project
先月ドイツから届いたKING Elvisの新譜企画盤。
20220903_230027.jpg

取り寄せた海外のショップインフォにはこんな記述が、

We are aware of the soundboard recordings of Elvis, but quite often they are instrumentally incomplete, or the strong bass or heavy orchestra is overbearing the other instruments in the sound mix. Our dream was to restore this unique collection of live songs that Elvis performed during his Vegas years to their fullest glory. In this project we used the 1970 'On Stage' album as a template and we dreamt of what an original Elvis album would have looked like in the mid 70s. It was clearly noticeable throughout this project is how well Elvis really did sing on stage, and how immaculate the arrangements of the songs were.
Google翻訳
エルヴィスのサウンドボード録音については承知していますが、それらは楽器的に不完全であるか、強いベースや重いオーケストラがサウンド ミックス内の他の楽器を圧倒していることがよくあります。私たちの夢は、エルヴィスがベガス時代に演奏したこのユニークなライブ ソングのコレクションを、最大限の栄光を取り戻すことでした。このプロジェクトでは、1970 年の「On Stage」アルバムをテンプレートとして使用し、70 年代半ばのエルヴィスのオリジナル アルバムがどのようなものになるかを夢見ていました。このプロジェクト全体を通して、エルヴィスがステージで本当に上手に歌ったこと、そして曲のアレンジがいかに完璧であったかがはっきりとわかりました。

If You Talk In Your Sleep (August 1974)
My Boy (March 1975)
I'm Leaving (August 1974)
Good Times Charlie Got The Blues (August 1974)
It's Midnight ( August 1974)
And I Love You So (December 1975)
Polk Salad Annie ( December 1975)
Promised Land ( March 1975)
Trouble (September 1973)
Burning Love (December 1975)
Love Me (February 1972)
It's Impossible ( February 1972)
Proud Mary (August 1974)
Down In The Alley (August 1974)
You've Lost That Feeling ( January 1974)
Little Darling (December 1975)
Big Boss Man (March 1975)
Hound Dog (February 1972)
You Don't Have To Say You Love Me (March 1975)

All selections stereo. Recorded live at the Las Vegas Hilton: 1972, 1973, 1974, 1975.

これを読んで、これはLas Vegas Hilton音源の演奏をリミックスした作品なんだと思ったワケ。
会場は同じでも録音年が異なっているのですが、各曲のつなぎに不自然さはあまり感じません。
これがメッチャ気持ち酔い「音」でして毎晩の子守歌に聴いておりました。

ところが今日、海外での評価はどうなんかなと思って調べてみた。
こんな記事

To realize their dream the producers of this set selected 19 live performances to create a mid-seventies concert experience. Using the Digitally Extracted Stereo technique (DES) they isolated Elvis voice from various live soundboard recordings (1972 to 1975) and mixed that voice-track with professionally recorded backing tracks. The producers selected backing tracks created with real instruments, created by ‘EP Tracks’ (Elvis’ originals like Glenn D. Harding and Charlie McCoy play on their tracks) And others.
Google翻訳
彼らの夢を実現するために、このセットのプロデューサーは 19 のライブ パフォーマンスを選択して、70 年代半ばのコンサート体験を作成しました。デジタル抽出ステレオ技術 (DES) を使用して、彼らはさまざまなライブ サウンドボード録音 (1972 年から 1975 年) からエルヴィスの声を分離し、そのボイス トラックをプロが録音したバッキング トラックとミックスしました。プロデューサーは、「EPトラック」(グレン・D・ハーディングやチャーリー・マッコイなどのエルビスのオリジナルがトラックで演奏する)などによって作成された、実際の楽器で作成されたバッキングトラックを選択しました。

驚きましたッッッ!
リミックスではなくて、KINGのボーカルを抽出して新たにバックの演奏を付けたリマスター音源では?!
それなら、回りくどい表現で書かなくて「この音源はバックの演奏をリマスターした音源です」って書いてくださいよぉぉぉ~~

この時期のKINGのバックバンドはTBC(Taking Care of Business)と呼ばれたKING史上屈指のバンドでした。
先ほどの記事には、こんな記載もあります、
‘And I Love You So’, ‘Burning Love’ (listening to it in this context, the you hear that band is mainly positioned to the right, never noticed that so strong, but great to hear Ronnie Tutt beating those drums on this set too!)
このRonnie TuttはTBCバンドのドラマーなんですが、彼以外のTBCバンド・メンバーの演奏を外しているのか、いないのか?
実は収録曲のオリジナル音源を聴いた事がないので比較できないんですね(アカンやん)

なんか、
モヤモヤ感の残る音源ですが内容は気に入っています。
いつかオリジナル音源と比較できる日が来ることを願っています。

なんかよう分からんけど
「The Dream Project」最高!!!

68年以降のElvisを聴いて思うことはいつも同じ

昨秋発売のElvisの「Back In Nashville」4CD  
_20220605_164156.jpg
聴き所満載なんですが、私の一番のお気に入りを御紹介~~~♪

クリスマス・アルバムの為に録音されたのですが、凡百のクリスマス曲を一蹴する出来。
そのフォーマットはブルースとはコレ如何に?!
しかもスタジオ・セッションを基にしているのか、ノリノリ・テイストが炸裂ッッッ。
71年に発売されたアルバム「Elvis Sing the Wonderful World of Christmas」に収録。
ところが「Back In Nashville」にはそれよりも3分も長い8:43のUnedited Versionが収録されています。
呑みながら聴いたらお酒の味を引き上げてくれまっせ~~~

お聴きください。
Merry Christmas Baby Unedited Version 8:32

この「Back In Nashville」に収録されている曲は例によって例のごとく、その後のアルバムに分割して収録。
71年「「Elvis Sing the Wonderful World of Christmas」
The Wonderful World of Christmas

グラミー賞を受賞したゴスペル・アルバム72年「He Touched Me」
He Touched Me

72年「NOW」
Elvis_now.jpg

ニュー・ロック旋風が吹き荒れる70年代初頭、
こんなダサいアルバム・ジャケを作ってた会社もアホですが、周囲の状況に「我関せず」なElvisにも責任があるんとちゃいますやろか(笑)
まぁね、
内容的には素晴らしいとは言え、ニュー・ロックに対抗出来る内容でもないしね。
ただ、Elvisが潜在的に持っていたSWAMP・テイストをもっと引き出す事が出来るプロデューサーがいたら?
以前に紹介しました荻原健太さんの、こんな一文。

>エルヴィス最後の黄金期を支えたリズム隊に、(中略)複数のゴスペル・グループが合体した壮大なコーラス隊とフル・オーケストラが加わった大編成バンドがサポート。
>南部の伝統的レヴュー形式を下敷きにしたデラニー&ボニー&フレンズ、マッド・ドッグス&イングリッシュ・マン、あるいはジョージ・ハリスンの『パングラデシュのコンサート』でのバンドなどと同趣向の試みに、この時期エルヴィスはいち早くトライしていた。

もし、Leon Russellと組んでいたら・・・

「Back In Nashville」最高!!!

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