sola 第10話 「ユレルマボロシ」 - アニメとゲームと恋の楽園
2014/12/23

sola 第10話 「ユレルマボロシ」

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(C)2007 sola project

依人の正体が明かされるお話です。

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依人は真名と共に空き家を訪れ、ガラス片で茉莉を刺した事を思い出します。
彼にとっては大切な人を傷つけたわけですから相当ショックでしょうね。
「依人。大事な話があるの。」
そんな時に真名が依人に話しかけるような形で始まっています。

茉莉の方は繭子と共に造船所の廃倉庫の中で身を隠していました。
辻堂とは一応和解しているのでもう大丈夫なのですけど、蒼乃とは
一時休戦しているだけの状態だから警戒しているのかもしれません。
依人と茉莉と蒼乃の関係がどうなるのかがこれからの注目になりますね。

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こよりだけは夜禍人の件に関わっていないのもあって癒やしキャラになってます。
ちょっとお料理の方はお姉ちゃんに教えてもらった方がいいかもしれませんがね(笑)
精神的に追い込まれていた蒼乃はこよりのお陰で冷静さを取り戻した感じがします。
きっとこよりは真名の言いつけを破って蒼乃に会いに来てあげていたのでしょう。
こよりは皆が仲良く一緒にいられる事を一番に願っているのかもしれませんね。
とにかく依人が家に戻ってきてたので、これから蒼乃とどう接するのか気になるところ。

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「姉さん。茉莉のことを知っているんだろ?姉さんは俺に何か隠してる。」
「隠してない。私は依人と2人で暮らしたいだけ。」
今の依人と蒼乃はギスギスした感じがして、以前の頃とは様子が違って見えます。
太陽の光を入れて蒼乃を近づけさせないようにしていた事が、今の2人の距離感を
示してるようにも見えます。
依人は真名から蒼乃が夜禍人である事を知らされたので確かめたのでしょうね。
もうここまで知られてしまっては蒼乃は依人に正直に話すしかないかな。

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真名は紗絵の話から辻堂が茉莉と接触していると推測して探していました。
そして彼を見つけると茉莉に「依人が苦しんでいる」と伝えてほしいと頼みます。
真名は依人や蒼乃とは妹が同じ病院に入院していた縁で知り合っただけですし、
茉莉とも依人がたまたま出会って連れてきたから知り合っただけなので、彼女が
ここまで熱心に依人達のためを考えて行動するのは親切な感じもします。
彼女もまた依人達がそばに一緒にいてくれないと寂しいと思っているのかもね。

あと、真名は妹のこよりから「真名さん」と名前で呼ばれていたことから、姉妹の間で
ちょっとばかり距離があったのかなぁ?って想像したりしてしまいます。
だから依人と蒼乃の距離感のある関係を見て、今の自分と妹とのぎこちない関係を
省みる事ができるようになったようにも思えます。
それが久しぶりに妹と一緒のベッドで寝るという行動に出ていた感じがしました。
真名とこよりも本来の姉妹らしいやり取りが出来る関係になれたらいいですね。

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「我慢して!それは本当の事を知る苦しみだから!必要な苦しみだから!依人!」
茉莉が辻堂から伝言を聞いたのか、ついに依人の前に姿を見せてくれました。
しかし、突然依人の体に剣を突き刺していたからビックリでしたわ(汗)
でもさらに驚いたのは依人の体が紙吹雪に変化していったことです!
茉莉が蒼乃とは大昔から知り合っていた事を考えると、彼女が今の依人の
正体について薄々と気づいているのも不思議ではないでしょうね。

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「生贄なのに私が生き続けたから・・・(>ω<)」
依人は茉莉が紙で作り出した幻で、生前の依人の記憶を植え付けていた事が
回想シーンなどで明らかになっていました。
だから彼は姉とは違って太陽の光を浴びても普通に生活が出来ていたのでしょう。
これで蒼乃と依人の関係についてはある程度分かってきた事になるのですけど、
そうなると生前の依人にいったい何が起こったのかが新たな謎となってきます。
蒼乃が自ら命を絶った原因とどのように繋がってくるのかも気になりますよね。
特に蒼乃の生贄という言葉が引っかかりました。

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「なぁ依人ってどんな奴だったんだ?やっぱり俺と同じような性格だったのか?」
「忘れた。もう昔の事だもん。忘れた。私が覚えているのは君だけ。君の事だけだよ。」
茉莉によって紙吹雪状態になっていた依人でしたが、また元に戻っていました。
落ち着いた状態になっていたので、全てを理解して納得できたのかもしれません。
そうなるとオリジナルの依人がどんな人間だったのかが気になるところでしょうね。
ただ茉莉がオリジナルの依人の事を知らないと言ってあげていたのは優しさかも。
今の依人の存在が軽んじられないように気を利かせてあげたようにも思います。
それを強く表現したのが次の彼女のセリフだったのではないでしょうか?

「キスも出来る。手も握れる。君は確かにここにいるの。依人の記憶に
影響を受けながらも、君は自分で考え、自分で何かをしようとしてきた。
私はそんな君が好き。」

「茉莉・・・・・・。」
「だから消えて。私と一緒に・・・・・・。」
茉莉の言葉は今の依人にとってはとても嬉しかったでしょうね。
依人は自分が人間ではなかった事を知ってかなりショックを受けたはずなので、
そんな自分を大切に思ってくれている人がいると励みになったと思います。
ただ茉莉が最後に心中するようなセリフを言っていたので心配でした(汗)

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最後に茉莉は辻堂に刀の使い方を教えてもらおうとしていました。
もちろんここでは斬るという意味ではなく、呪術的な意味での使い方でしょうね。
とにかく茉莉がこの刀を使って依人と何かをしようとしているのは間違いない。
いったい何をしようとするのかが次回のポイントになってくるでしょうね。
これまでの回想シーンでいくつか伏線を張っていた部分が、今回の話によって
ようやく繋がってきたといった印象を持ちました。

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