2014/06/21

新機動戦記ガンダムW　第32話「死神とゼロの対決」

（C）1995 SUNRISE INC.

デュオがウイングガンダムゼロに乗り込むお話です。

「死神が地獄から舞い戻って来たぜ！」
今回は宇宙に残ったままだったデュオを描いた物語になっています。
彼はガンダムデスサイズヘルを完成させるためにOZの輸送船を襲っていました。
そのお蔭でビルゴの生産も遅れる結果になっているので一石二鳥といった感じです。
彼はガンダムパイロットの中では明るいキャラだから、彼がメインに動くと
作品の雰囲気も少し明るくなる感じがするので良いかもしれませんね。

「このコクピットは宇宙の弱点をさらけ出す・・・。」
その頃、OZのトラント特尉がウイングガンダムゼロの調査を行っていました。
機体に組み込まれているゼロシステムの秘められた性能に興味津々みたいです。
だから上官のツバロフ技師長にも内緒でゼロシステムの調査に没頭していましたわ。
もちろんツバロフ技師長は少々ご立腹になられておりましたけどね。
ガンダムパイロットでもないトラントでもモビルドールを簡単に撃破していたから、
ゼロシステムはとんでもない戦闘能力増幅装置なのかもしれません。

「腕が！？動かん！？」
ただ、ゼロシステムには重大な欠陥もあって、精神に多大な負担がかかる事でした。
それは以前に幻覚を見て暴走状態になったカトルで実証済みでもありますよね。
このウイングガンダムゼロを操縦するには精神的な強さが一番に求められそうです。
もうトラントはゼロシステムに完全に魅入られた状態になっている感じでしたわ。
そうじゃなきゃ上官のツバロフからの通信を完全無視するなんてありえません。

デュオはジャンク屋をやりながらガンダムデスサイズヘルの部品調達をやっています。
奪い取ったOZのモビルスーツをさっそく売りさばいていたので泥棒みたいだよ（苦笑）
でもまぁこれでもしないと、ガンダムの武器弾薬の補給や修理ができないので、
任務を遂行していくためにはやらないといけないのでしょう。
あと、以前に知り合ったヒルデと一緒にジャンク屋を営んでいるようですね。
良いパートナーとなっているので、今後の2人の関係がどうなるのか楽しみかな♪(＾ω＾)

そんな2人の前にトラントがウイングガンダムゼロに乗って現れます。
優秀なパイロットを乗せてゼロシステムのデータを集めようとしているので、
デュオにウイングガンダムゼロをテストしてもらおうと考えていました。
ここはコロニーの人達に迷惑をかけないためにも従うしかないでしょうね。

デュオはウイングガンダムゼロに乗せられて模擬戦闘を行わされていました。
優秀なガンダムパイロットなだけあって戦闘自体は手慣れたものだと思います。
ただ途中で自分のデスサイズヘルの幻影を見始めた頃から異変が！？

デュオはコロニーを爆破してヒルデを巻き添えにしてしまう幻影を見ていました。
さすがにこんな幻影を見せられると恐怖で震えてしまうのも無理はありません。
やはりディオでもカトルやヒイロと同様に精神的に負担がかかってますね。
もしこのまま乗り続けていたら彼も大暴走を始めていたかもしれません（汗）
幻影で一安心だ。もし本当に撃っていたら彼はきっと壊れていたと思うし。

今度はトラントがウイングガンダムゼロに乗り込んで追撃隊と戦闘していました。
もうツバロフの命令すら全く聞き入れずに味方を攻撃していたから滑稽です。
完全に彼はゼロシステムの虜になって暴走している状態になっていますね！
まるで殺戮を好む狂戦士に成り果ててしまったかのように・・・（汗）
そこでデュオがガンダムデスサイズヘルに乗り換えて食い止めに入ります。

デュオはデスサイズヘルの一撃でウイングガンダムゼロを吹き飛ばしました。
その後のトラントがどうなったのかは描かれていないので消息不明だったりします。
でもあのまま生き残ったとしても酸素不足に陥っているから厳しいでしょうね。
とりあえずデュオのお蔭でコロニーに被害が及ばなくて良かったと思いますわ。

今回の話を見てもウイングガンダムゼロを人間が扱うのには困難のように思われます。
デュオの言うとおり、人間を超えた存在じゃないと乗りこなせないのかもしれません。
今の彼はウイングガンダムゼロよりも、乗り慣れた自機のガンダムデスサイズヘルを
完成させる事を重要視していました。
そのためにもしばらくの間はヒルデと仲良くジャンク屋を営む必要がありそうですね♪