新機動戦記ガンダムW 第04話 「悪夢のビクトリア」
今回はゼクスがルクレツィア・ノイン特尉と通信しているシーンから始まります。
ノインもまたOZのスペシャルズの一員で、ゼクスとは養成学校時代の同期になります。
そんな彼女はレイクビクトリア基地でパイロット達を養成する教官をしていました。
ノインの雰囲気を見ると、ゼクスの事を慕っている様子が垣間見られました。
そうじゃないと1年と22日ぶりの再会になる事まで覚えているはずないもん(笑)
とにかくゼクスがノインのいる基地へ立ち寄るのが今回のお話になります。
今のところガンダムパイロットでは五飛だけが単独行動をしている状態です。
さっそく次にレイクビクトリア基地を攻撃目標に定めて準備に入っていました。
そこには新型モビルスーツのトーラスがあるという情報も入手していたのでしょう。
こうして見ると破壊工作のためだけにガンダムを動かしている感じがしますね。
しかしゼクスやノインもトーラスの存在が敵を呼び込む事を予測してましたので、
攻撃される前に基地からトーラスを退避させておこうとしていました。
ノインが新米パイロットの頬を引っ叩いていたから、厳しく訓練してきたのでしょう。
「命を懸ける戦いはミスの生産でしかない。追い込まれて死んでいく戦士は哀れです。」
ノインがゼクスに話す言葉なんかにも部下達に対する思いが伝わってきます。
だから新米兵達が彼女の厳しい訓練に耐えながらも慕っているのも分かる気がします。
ただゼクスは、もし部下が戦死した時の事を考えて、あまり情を入れ込むのは
良くない事だと忠告してあげていましたけどね・・・。
ゼクスもワーカーのような部下を失うという上官の辛さを体験したばっかりだから、
反論したいのでしょうね。これが今回の物語のポイントにもなってました。
やや2人の意見の相違はありましたけど、お互いに信頼し合っているのは確かですね。
五飛が闇取引で手に入れた爆弾で敵パイロット候補生達の宿舎を爆破していました。
新型モビルスーツのパイロットを倒しておくというのは、戦いを有利に行うためには、
とても有効なのかもしれませんね。こういう工作活動が出来るというのも、この作品の
ガンダムパイロット達の特色と言ってもいいかもしれません。
ノインからすれば、せっかく育ててきた教え子達がこうもあっけなく全員戦死したから
さぞ悔しかったことだと思われます。こうなると仇討しようとする気持ちになるはずよね。
奇襲攻撃を受けて混乱した状態でもすぐに体勢を立て直そうとしていましたのは流石です。
次々と部下達に指示を出していた姿を見ても彼女の有能さが伺えるところでした。
「子供!?少年兵?あの基地をこの少年が一人でやったのか!?」
「ん?女か?だから甘い。」
ノインはエアリーズに搭乗して五飛を追尾しますが、隙をつかれてしまって
フェンロンガンダムによって部下達を一瞬にして失ってしまいます。
戦場であれば武器を持つ者は敵なのだから油断してはいけませんね。
ただ相手が子供だったから躊躇ってしまうノインの気持ちも理解できます。
どうでもいいけど、この五飛の言い方だと女をバカにしているようで、
ちょっと印象が良くないなぁ~(苦笑)
「子供だと思って気を抜いたお前がつまらん兵士だという事だ。
弱い者と女は俺は殺さない。」
五飛はノインを殺さずに見逃してあげていました。一応情けの心はあるみたいね。
でもしっかりとトーラスの輸送機を撃墜するあたりは忠実に作戦を遂行してます。
あとノインとしては大切な部下達を失ったわけですから悔しさでいっぱいでした。
それも自分の甘さが引き起こしたようなものだから何とも言えないのでしょう。
ヒイロの方はデュオと一緒にガンダムの修理を行おうとしていました。
ただこの2人は性格が正反対な感じだから、上手く付き合えるのか不安だよ(笑)
あとヒイロがディオのガンダムの部品をこっそりと流用していたのには笑った。
デュオにしてみればウイングガンダムの部品で自分の機体の修理をしようと
回収していたのに、これでは完全に裏目った状態ですね(苦笑)
何だかデュオが不憫に思えてきた(^ω^)
「ヒイロー!早く私を殺しにいらっしゃーい!!」
あと、リリーナの方は意味不明な言葉を海に向かって叫んでいました。
ヒイロも何を考えているのか分からないところがあるけど、この子も
似たようなものだなぁって思う(苦笑)
その頃、外務次官のリリーナのお父さんが統一連合軍と会議をしていましたけど、
彼は和平を望む穏健派だから、軍の強硬派から煙たがられている感じでしょうか。
でもガンダムが実際に地球の基地を攻撃してきているとあれば、彼のような
穏健派の立場はますます小さくなって何も言えないところかもしれません。
そんなリリーナのお父さんに対してトレーズが何か企んでいましたわ。
ちなみに彼のそばに控えているのはレディ・アンという女性です。
トレーズの命令に忠実に従う副官で、この物語の主要人物の一人でもあります。
カトルとトロワの2人は音楽を通じて親しくなってくれそうな感じです。
こちらはヒイロとデュオのコンビと違って上手にやっていけそうですね。
最後にノインが自分の甘さを鍛え直すためにゼクスと一緒に戦う決意をしていました。
今回の戦いは彼女にとってとても辛い経験になった事が伺えます。
ここまでの話の流れを見ていると、ガンダムパイロット側というよりも、OZ側に
重点が置かれて作られているような感じがします。
だからガンダムがちょっと悪役のように見えなくもありません(苦笑)
まぁこの点なんかも、いずれはガンダムパイロット達に重点が置かれる事で
視聴者の見方が変わってくるのかもしれませんけどね。
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