口から出まかせ日記【表】

こんな寒かったっけ冬

ほし氏の花見は四季問わず -19-

 

十月はいかがお過ごしでしたか。私は平日は無心で仕事をし、休日は浪費をしたり酒をかっ喰らったりと平凡な生活をしていました。気候もだいぶ涼しくなりましたが、去年の今ごろと比べればだいぶ薄着してる気がします。ていうか、半袖でギリOKな日もチラホラあるし。それでも、道の向こうからアロハシャツのおじいさんが歩いてきた時はさすがにドン引きしましたが笑。


あと近所の木がなんか駄目です。紅葉になる前に葉っぱがカラカラに乾燥して、もうだいぶ地面に落ちちゃってます。暑さが長引いた弊害でしょうか。眺めてると、人間にも同じようなことが起こっちゃいないかと心配になります。しかも人間はダメージを隠し通す癖がある。しんどいときは休みましょう。花を愛でるのもいいと思いますよ。ということで十月中に撮影した花の写真を紹介させていただきます。

star-watch0705.hatenablog.com

↑前回の記事

 

 

一枚目は金木犀(キンモクセイ)の花。空気感すら変貌させるすんごい花ですよね。不思議だったのが、SNSのタイムラインにずいぶん長い間キンモクセイの話題が流れてて、こっちじゃとっくに終わってるのになんでまだそっちは咲いてんのと思って調べてみると、二度咲きすることもあるらしく、品種によっては四度咲きまでするそうです。じゃ、頑張れば一年中咲け誇れるんじゃね? ああでもそしたら香りを嗅いでもなんも感じない人になってしまうだろうな。

 

 

二枚目は溝蕎麦(ミゾソバ)の花。ソバと名がついてますが、ソバとはまるで関係がない。水辺に繁殖する植物で、水田の脇なんかによく生えるそうですが、水路をコンクリートで固めたりだとか、暗渠にしたりといった影響で、分布も少しずつ減っているようです。ちなみにアク抜きして食べられるそうなんですけど、なんでこんな可憐な花を咲かせる草をわざわざ食おうとするんだ。鬼か。

 

 

三枚目は秋明菊(シュウメイギク)です。確か去年も紹介したはず。別名は「貴船菊」。古い時代に中国からこの花が渡来、京都の貴船あたりで野生化してそう呼ばれるようになったようです。風水的にはこのシュウメイギク、「気を鎮める」力があるらしく、騒がしい場所に植えることにより雑多なエネルギーを抑える力があるのだけど、逆にいうと、元から静かな場所に植えるのはあんまよくないそうで。私は風水とかまるで信じてないけど、確かにこの花が咲いていたところは、不思議と空気が静まっていた気がする。

 

 

四枚目。たぶん岩三葉(イワミツバ)だと思うんですが、もしかしたら毒人参(ドクニンジン)なのかもしれません。こういう小さな白い花がレースぽくなってるのってけっこう見かけるんで、花だけみると見分けが難しかったりする。イワミツバは野生のミツバなんで食べれるんですけど、これがドクニンジンだったらアウト。食べると呼吸困難とかになるのでヤバい。ま、葉を見りゃ一目瞭然(ドクニンジンはそのまんまニンジンっぽい葉)なのですが、今回は花に気を取られて葉っぱを見ず。ダメですな。

 

 

今回はこれで最後にしましょう。五枚目は犬蓼(イヌタデ)の花。秋になると、そのへんの野原とか道端で、赤やピンク色の小さい実みたいなのをつけた草を見かけますが、それがイヌタデ。なんてことない雑草ですが、この時期は急に華やかになる。人間も然り。普段は地味に暮らして、時おり思い切って華やかな機会を設けようとする。だからこそ、お祭りでお神輿を担いだり、運動会でぶっちぎったり、コスプレして渋谷に繰り出したくなったりするわけですが、案外こういうのは植物が花を咲かせるバイオリズムと、根本のところで通じているのかもしれません🎃

 

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