口から出まかせ日記【表】

2025年の未来感にビビりつつも

ほし氏の花見は四季問わず -18-

 

今年の八月は思い出作り的にイマイチだったので、九月になったらリベンジしたいと、こないだそのように書きました。で、どうなったか。

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カネで解決した。温泉に浸かり、米沢牛をガツガツ食らい、地酒もしこたま飲み、美人女将に出会うなどし、とても良い思い出が作れました。カネの力を思い知りましたが、そんなことでは、ゆくゆくカネの亡者に成り果てる気がして、合間合間で心の浄化のため花を愛でることを忘れないようにしました。ということで、今月も撮影した花の写真を紹介させていただきましょう。

 

 

一枚目は山萩(ヤマハギ)の花。秋らしさを感じさせる佇まいがあります。万葉集ではハギの花に関する歌が多く詠まれており、山上憶良は、「萩の花 尾花(すすき) 葛花(くずのはな) なでしこの花 女郎花(おみなえし) また藤袴 朝がほの花(ききょう)」と、いわゆる秋の七草のうち、ハギの花が一番だと詠っているのです。ワイもなんか一句よんだろ。萩の花  プレイステーション5PRO  買ったらいいのか買わずに老いるか。ハギ関係あらへん。

 

 

二枚目は真っ白な彼岸花ですが、雨に濡れてフニャ〜っとなっちゃってました。それでも妖しい美しさを感じさせるのが流石ですが、正直今年の彼岸花ってイマイチな感じがする。暑さが長引いたせいなのか、形が変だったり、花弁が色褪せていたり、去年は咲いていたところでなぜか咲いてなかったりするんですよ。

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「ヒガンバナ祭り」を開こうにも、肝心の彼岸花が咲いてないなんてケースが各地であるようですね。秋の訪れは徐々に後退してるのか。そのうち、十二月までは秋、明けて正月からは冬、みたいになるんでしょうかね。「勝手にクリスマスを秋の行事にすんな🎅」

 

 

三枚目は蓮の花のつぼみですが、やたらでかい。私の頭と同じくらいでかい。隣で同じように写真を撮ってたバズーカみたいなカメラを持ったおっさんが、「でかい、でかい、でかい」と、語彙を無くして3連続で発するほどのでかさ。

 

葉っぱの大きさもかなりのもの。すげぇ不穏な例えですが、5歳児ぐらいなら軽く包めるくらいある。これがお堀の中にわしゃわしゃと生えていて唖然としました。蓮の葉には撥水効果があり、これを「ロータス効果」と呼びますが、フッ素加工的な能力を、蓮の葉は素で持ってるのですね。ギフテッドってやつか。私に素で撥水効果があったらどうなってたことやら。

 

 

次はこれ。右側で咲いているのが春咲山芥子(ハルザキヤマガラシ)の花。吊り下がってる緑色の実はスズメウリでしょう。ほったらかしにされてる畑の脇を通りがかったら、スズメウリがヤマガラシに絡みついてる構図が面白かったので撮影。ヤマガラシはいわゆる「芥菜」の一種。おひたしとかにして食べられますが、スズメウリは微妙。ていうか、人間なんだし他にいくらでも食べるもんがあるんだからスズメウリはスズメさんに譲って差し上げなさい。

 

 

今回はこれで最後にしましょう。なんかメタリックな虫がモゾモゾしてますが、これは韮(ニラ)の花。ニラレバ炒め定食でお世話になってるあのニラですよ。案外小さくて可憐な花を咲かせるものです。万葉集では「久々美良(くくみら)」というかわいい名前で呼ばれていたものが、色々あって今はニラと呼ばれているようです。まあ、これがもし「くくみらレバ炒め定食」とかなら、「くくくみらレレレレバー定食ください」「お客さん、くが1個、レが3個多いよ」とかめんどくせぇことになってたかもしれず、これで良かったのでしょう、きっと。

 

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カネで解決した内容はここにすべて書かれております♨️

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