高野山を訪れた時の話、第4回目になります。奥之院を出た後、周辺を散策していると『苅萱(かるかや)堂』というお堂の前で一人の外国人の方熱心に動画撮影をしていました。

お堂の方がとても親切で中に入って自由に見て回ってくださいとおっしゃってくださったので、ご厚意に甘え入らせていただくことに。

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苅萱堂は刈萱道心と石童丸の悲話『石童丸物語』で知られるお堂らしく、息子の石童丸は父・刈萱道心を高野山に訪ね、二人は30年間も父子と明かすことなく共に修行をしたそうです。

お堂内部の壁に石童丸物語の絵画が飾られていて、物語を詳しく知ることができます。お堂の入り口にも父子の絵画が掲げられていました。

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帰る時に、バスの車窓から周辺の土産物屋さんで『かるかや餅』というお餅が売られているのが見えました。石童丸物語を知った後だと記念に買いたくなるものですね。

今回は全然下調べをしてこなかったので一の橋付近に大きな土産物屋さんがあることを帰ってから知りましたし、是非リベンジでまた高野山に行きたいと思っています。

また中門付近でバスを下車し、先程一部しか見れなかった壇上伽藍を再び訪れました。

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境内に鳥居や狛犬が並べられた神社のような場所があったので気になって行ってみました。御社と呼ばれる場所で、819年に弘法大師によって結界を守るために高野大神丹生大神が勧請されたそうです。

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高野大神と丹生大神は本殿に、十二王子百二十伴神が総社に祀られているようです。現在の社殿は1522年に創建されたとのこと。

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丹生大神が祀られている神社に行ったのはこれが初めてだと思います。和歌山や奈良には丹生と頭につく神社がいくつかあるので以前から気になっています。少し遠いのでなかなか行けませんが、機会があれば参拝したいと思います。水の神様なのかな?

こちらは西塔の写真。この時ものすごい雨が降ってきました。

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西塔は887年に光孝天皇の勅命で、真然僧正によって建立されたもののようです。近くで見ると歴史を感じる建物でした。

大雨で日も次第に暮れてきたので、まだ3時間ほどしか滞在していませんが最後に金剛峯寺を見てお土産を買って下山することにしました。

次回で高野山編は最後になります。今回もお読みいただきありがとうございました🌸




苅萱堂の地図



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