『カーネーション』 あこがれ(木)
2011年10月06日
今日はさすがの糸子も悔しい思いをしてしまいましたね。
喧嘩に勝てなかっただけじゃなく、どうしても男にはかなわない部分があるということを、お父ちゃんに思い知らされました。
でもここから糸子は、女だから出来ること、男に太刀打ち出来ることに目覚めていくのでしょう。
喧嘩でお金を川に流してしまったことを反省するあたり、ただの無鉄砲じゃなくちゃんと責任感も持ち合わせているようで安心しました。
喧嘩を売られた糸子が、河原で年上の男の子と取っ組み合いをしているとき、優雅に橋の上を犬の散歩で通りかかった奈津。
よく聞こえなかったのですが、「猿がなにをしているんやろ」みたいなことつぶやいて、そのまま歩いて行きませんでしたか?
奈津もなかなかのものですね。
その前のシーンで、これも優雅に傘を差して学校に行く奈津に、大声で名前を呼びながら走ってくる糸子。この正反対の二人の掛け合いが面白いです。
優雅VSおてんばの二人だけど、似たところもありそうですね。
喧嘩相手の勘助くん。お金を取ろうとして川で流される糸子を、一人追って行きました。
いい男です。
で、川に飛び込んで糸子を助けた泰蔵さん。格好良かったですね。
話が前後しますが、糸子が河原で喧嘩をしてしまったのは、団子屋の集金が始まりです。
やはりなかなか払おうとせず、帰れと言う団子屋の主人。(いちおうお茶は出してもらったようですね)
そこへやってきたのが勘助とその友達。
二人は一本ぶんの代金で、団子を2本取って逃げてしまいます。
これからが糸子の出番。二人を追いかけ団子を取り返し、コソ泥って言いましたっけ?
もうその団子は売り物にはならないけど、でも団子やさんは糸子の顔を立てて、お金を払ってくれました。
その帰りに現れたのが、勘助の友達の兄。
顔を貸せだの、なめんなだの、糸子とその兄、お互いに眼つけて威嚇し合って・・・笑ってしまいます。
で、喧嘩は河原で1対1(これは良かったけど、お金が気になっていたら、やっぱり・・・) 逃げ出した相手を川の中にまで追いかけ、ここで糸子は川の中にお金を流してしまい、それを追って溺れそうになったのです。
最後、父ちゃんにひっぱたかれる糸子。
「これが男の力じゃ。女がかなうわけがない」
糸子ちゃんの無念さがしっかり伝わってきました。頑張れと応援したくなりました。
もう15分が早いです。ずっと引き込まれて見ています。
私はまったり進まない朝ドラよりも、こういうテンポの良いのが合っているようです。
糸子もちょっと行儀が悪いけれど、しっかり叱ってくれる婆ちゃんやお父ちゃんもいるし、あまり不快感なく見られます。

