紅牙のルビーウルフ |盗賊王女の王道ファンタジー
富士見書房ノベルタイトル:紅牙のルビーウルフ
出版社:富士見書房
レーベル:富士見ファンタジア文庫
原作:淡路帆希(代表作:紅牙のルビーウルフ )
イラスト:椎名優
ジャンル:ファンタジー
全6巻、短編集2巻。
内容:細く高く咆哮が響き、それに従って白と砂色の狼が駆ける。声の主は長剣を携えた一人の少女。輝く紅玉の瞳をもち、赤い髪をなびかせて走る彼女の名は、ルビーウルフ。
赤ん坊のころ森で盗賊に拾われ、狼の兄弟に囲まれて育った盗賊。彼女は“神国グラディウス”の唯一生き残った王族で…。
感想:「「エンジェル・ハウリング」を読んでいたのもあって、椎名優のイラストに引かれて読みました。
他に感想がないくらい王道です。つまりありきたりです。
ただ気になる事がありまして。どこかというとストーリーのラストです。「え、これで終わり?」という終わり方をします。事実、本編が終わったことに気付かず、最終巻の短編を閑話休題作だと思い、しばらく続刊が出ないことを不思議に思っていました。
当時、第17回ファンタジア長編小説大賞準入選という事もあって、結構前面に広告展開されてたと思いますが、どうなんでしょうね?
同じく第17回ファンタジア長編小説大賞の審査委員賞の「抗いし者たちの系譜 逆襲の魔王)」のほうも打ち切りっぽい終わり方でしたし、この年のファンタジア長編小説大賞は一体なにがあったのか?
コメント
こんばんは
単行本は1巻しか持っていませんが、ドラゴンマガジンでの連載を読んでいました。
ですが不自然な終わりかたでしたっけ?
なんか、事実上の告白みたいなシーンで終わっていたような覚えがあるんですが……
そういえば、たまに連載と単行本で終わりかたが違う作品ってありますよね。
あれ雑誌が捨てられないんで困ります(笑)
2012-09-18 23:53 ハマの三文芝居 URL 編集
Re: こんばんは
> なんか、事実上の告白みたいなシーンで終わっていたような覚えがあるんですが……
5巻~6巻で急に駆け足になり、その2巻で色々な伏線も回収して、とりあえず事件は解決。そんでもって告白、そして国への岐路に着く前に「皆またね!」と再会を約束といった具合に6巻が終わって7巻の短編集という流れだったと記憶しています。
もう手元に残ってないので6巻のラストのラストが実際どうだったかは正直曖昧なんですが、7巻読み終わってしばらくしてから完結した事に気付き「え?6巻で本編終わってたの?」と当時、驚いたのは確かです。(^^)
2012-09-20 02:12 無様な愚か者 URL 編集