ゲーム紹介:ワイルドバイキング・ボードゲーム / Wilde Wikinger - machen fette Beute
船と海賊船の巡りを鑑み宝石稼ぐ
ワイルドバイキング・ボードゲーム
/ Wilde Wikinger - machen fette Beute
メーカー: HABA(ハバ, ドイツ), 発売年: 2009年
作者: Wolfgang Dirscherl(ヴォルフガング・ディルシェール, 代表作: ワイルドバイキング, おさるギャングなど)
7才~大人, 2~5人用, 所要30分, ルール難度:★★
『ワイルドバイキング・ボードゲーム』は、3隻の船に次々と積まれていく宝石の価値や、迫る海賊船、ゲーム最後の持ち札総額を考えて、手札からたくさん出して勝負したり温存したりするゲームです。
2008年に発売された『ワイルドバイキング』がボードゲームになり、考える要素が増えた豪華版です。
意気揚揚と、バイキング船3隻が戦利品を蓄えて村へと帰ってきます。しかし他にも、恐しい海賊船が村に近付いてきてきます。
1人ずつ順番に、2個のサイコロをまとめて振り、その指示にしたがって船を進めたり、船のどれかに1~3点の宝石が積み込まれたり、手札のカードが補充されたりします。
バイキング船(赤/青/黄)が村に辿り着くと、その船に積まれた宝石の競り合いが始まります。順番に、1人1回だけ、手札から船の色に合うカードを好きなだけ見せ、そこに書かれた合計額の大きさで勝負します。結果、最高額の人だけがカードを消費しつつ船の宝石を総取りし、これによって得点を稼いでいきます。
でも、だからといって常にありったけの枚数を提示していてはうまくいきません。 船はまた沖に出向き、宝石を積んで帰ってくるので、価値が高いときの大勝負に温存しておきたいからです。
また、海賊船が村に着くと襲撃が行なわれ、全員が同時に手札から“最低額を避けて”カードを選んで出さなければなりません。最低額の人には、大きなマイナス得点の海賊タイルが与えられます。
さらに、湖の怪獣“ネッシー”が、ときどき船の宝石を奪って蓄えていきます。このネッシーの宝石は、ゲーム終了後、手札の合計額がもっとも高い人に与えられます。
これらの事に備えて、手札をある程度確保しておかなければならないのです。
こうしてゲームを続けていき、宝石の積み込みができなくなったらゲーム終了です。蓄えた宝石の価値、ネッシーの宝石の価値、そして海賊タイルのマイナス得点を計算した上で、最高得点の人が勝ちです。
ここがオススメ:
競り合いを手軽に楽しめる名作『ワイルドバイキング』が進化して、さらに手札の残し具合や晒し具合が悩ましくなったお勧めのゲームです。誰がどの方向で得点を狙っているのか、よく考えましょう。
「対象年齢7才以上」と、どんな人でも楽しめるポップゲームを得意とするHABA社のゲーム中でも、かなりやりごたえのあるゲームです。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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