私の心はガラス細工
貴方からの言葉に傷つき怯えるの
深く愛する程、繊細になるこの心・・・
傷つくのが怖くて自分を出せないでいる
どうしたら深く愛してもらえるの?
貴方が離れていきそうで、いつも心は震えている
薄いガラスに覆われた私の心・・・
大切に愛でて欲しい
いつも多くの人々に囲まれている貴方を、遠くからずっと見ていた
お互いの存在は知っているはずなのに・・・
三年の月日の中で、挨拶を交わすだけの二人
きっと想いは同じはずなのに・・・
届きそうで届かなかったこの気持ち
近づきそうで深まれない二人の絆
世界が違う二人の隔たりが、重くのしかかってくる
穏やかな貴方の心の底にある激しさを、知っているのは私だけ・・・
それは二人にしか知り得ない真実
今は幻でしか追えない貴方の姿
過ぎゆく時の移ろいの中で、薄れゆく私の意識と共に
貴方の幻影が脳裏に鮮明に蘇ってくる
共に歩いた海辺の砂浜・・・
夕日が差しこむ光の中で、重なる二つの影
私の髪にそっと触れた貴方の指先・・・
見上げた瞬間、溶け合う貴方とのキス
抱きしめられた愛の温度が、今でも冷めずに残っている