2009年11月05日

地域猫

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昨今そこらじゅうの場所で、「野良猫がいる、周りの住民が何とか排除してほしいといきり立っている、何とかできないか」等の相談が寄せられます。
地域猫という言葉が出現して久しいのですが、ここで、「今猫を減らすにはその地域の猫として管理して不妊手術をし、頭数管理をしなくてはいけません」とやおら言ってもすんなり理解される場合はまず少ないです。

特に(というかどこもですが)お年寄りが多く住んでいる一帯など、昔からの考えで猫は鼠のようにどんなふうに処分されようが構わない人が多いです。そしてその考え方がまったく普通と思っています。その考え方を変えるというのはまず困難です。

そういう方や、若い人でも動物嫌いで特に、地域猫などという言葉だけでアレルギー反応を起こす人も多いです。
「何を言っているんだ、馬鹿らしい、いい気になってんじゃねぇ」などと内心思う人もいるでしょう。

それと、例えば「○○市の○○公園で、市の協力で地域猫活動が始まりました、」などと報道されれば、必ずやそこに捨てに行く人が出てくるでしょう。

野良猫が少なくなってほしいという思いでずっと試行錯誤してきましたし、地域猫活動という言葉も日の目を見る様になってきましたが、だからって処分に出される子猫の数が減ったかって言われればほとんど減ってないし、子猫を捕まえて里親さんを探してもいつまでたってもエンドレスです。

ご相談が寄せられるたびに何も出来ていない自分にジレンマばかり、そんな昨今です。

  

Posted by ハッチー at 00:32Comments(6)つぶやき