【読書】OSO18を追え 〝怪物ヒグマ〟との闘い560日

OSO18を追え 〝怪物ヒグマ〟との闘い560日

めちゃくちゃ面白かった!

北海道の東の果て。知床の大森林に開拓した牧場。ここの牛が次々に襲われる。しかし、クマ狩りで捕まるのは並のクマばかり。非常に用心深いクマなのだ。

そして、「南知床・ヒグマ情報センター」に依頼がかかる。

理事長の藤本靖氏はライフルを持たないハンター、追跡の専門家なのだ。その彼をもってしても正体がなかなか掴めない。そしてまた被害が出る。

 

いやもう、最高かよ!

11人の凄腕ハンターが、ランドクルーザー70で集合するシーン。胸熱だ。以前、山に行くのに借りた時、あまりのデカさとパワーに驚いたよ。すごい坂道もぐわぁぁぁーって上がっていく。それにバカでかライフルを担いでドーンだよ。

ヒグマの足跡を追うとそれは罠。狩る側が狩られる側に!

ハントしたバカでか肉を豪快に炙るハンターミーティングも最高だ。

なかなか捕まらなくて焦る日々。さらに新型コロナが流行し絶望が世界を覆う。電話とメッセージでお互いの安否を確認しながら、孤独な狩りへ。

 

そして、ある時から、ぱったりと被害が止む。

OSO18はどこだ。探し回る日々。廃棄物の山をスコップで堀すすむと、ボロボロになった背骨だけが発見された・・・肉は各地に出荷され、ジビエ料理や炭火焼きにー

 

OSO18を仕留めたのは新人ハンターだった
(こっちサイドの物語も読みたい!)

 

ほんと、マジかよってなる!現実はすごい、映画になんないかな。