あーなんか不安になるからべるバラ読もう!

昨日の選挙からなんか不安になっている。


いやもう、ほんとパワハラがいやなのよ。どんな理由があっても怒鳴ったりする人がほんと嫌。ましてや何百何千人もの人が現場を見て証言している。そういうのを争いの道具にしてほしくない。関係者全員やめれやほんともう!!!

 

とはいえ、かくいう私も20代の頃は小泉総理に夢中になった。自民党をぶっこわし、老害を排除し、暮らしがよくなると信じていた。かっこいい人がかっこいい事言うんだもん、信じたよ。みんなで力を合わせて打ち倒すってほんと夢みたい、楽しかった。まあ夢だったわけだが。

あの頃の自分に、いやいや、あれは宣伝がうまいだけだっていっても聞いただろうか。聞かないだろなあ。だって就職氷河期でボロボロになるのも自己責任って見放されていたんだよ。まさかそのあと、派遣が解禁され、利権を食い荒らし、電通がどこにでも入り込み、税金がどんどん上がるとは思いもよらなかった。

 

もしかしたら、そこまでの事になるとは思ってもいなかったのかもな・・・義理堅くていい人だから、厳しい時に良くしてくれた人に報いただけなのかも。ワーっと集まった応援団に感謝の気持ちで利権を配った。安倍総理もそうだった。いい人なんだよ。受けた恩は返してくれる。そしたら足りなくなって税金をまたあげた。そして利権を切り売りしていった。ああこれ、ベルばらでみたやつ・・・

 

そしたらなんと!この日、11/16は #LINEまんが でべるバラの全話公開をやっていたのでした。よむよむ!

manga.line.me

 

ベルばら。ドレスに宝石、お城にパーティ、ロマンティックな人間ドラマ。どうしたってうっとりする。魅せられてしまう。だけどその裏にある凄まじい権力闘争、飢えと苦しみ。悲劇、嫉妬、ありとあらゆる目を背けたくなる人間の罪深さ。

 

もうほんとおんなじなのよ。マリー・アントワネットも、ルイ16世も、ほんとうにいい人なのよ。圧倒的な人柄の良さ。その上美しくて気高くて。そういう人がパレードで手を振ってくれたら一瞬で大ファンになるよ。間違いないよ。

 

いい人だから、感謝の気持ちで、地位や利権やドレスや宝石を惜しげもなく親しい人に分け与える。お城では毎日サロンにパーティに楽しいイベントが盛りだくさんで忙しい。周りの人たち、どんどん豊かになって幸せいっぱい。

 

だけど、お城の外では、民衆は仕事はないし働いても税金でとられるし、着るものも食べるものもなくって飢え死にしていってる。

でも、幸せいっぱいで目に入る事がない。気にも留めない。知らないからこその気高さ、美しさ、魅力、、、

それが国を傾けると分かっていても、とてつもなく魅力的で、惹きつけられてしまう。

 

ああもう、このジレンマ!これを1970年の少女まんがでやってたってマジですか・・・

歴史の教科書はぶんなげた、人間の嫌なところ、汚い所は見たくない、キラキラしているものが大好き、そんな女の子たちがね、

 

オスカル様がいるだけで、すいもあまいも、引き裂かれるジレンマも、泥沼の権力闘争にも、夢中になってしまってた!

 

はぁ、天才か・・・

そして、革命は一度では完成しない。なんども奪われ、騙し合い、戦い、そのずっとずっと先に今がある。何回読んでも発見がある。今この時だから味わえる、、、ハァ、素敵、オスカル様、、、

 

この時代のフランスは民衆にとって地獄だった。だけど、飢え死にしたり虐げられたりしながらも、なんとか生きて、今この時まで続いている。きっとロザリーみたいな子もいたんだと思う。まあだから、ここで終わるってことはない。それなりに生きていくんだろうな・・・

べるバラ展、見に行きたいなあ・・・🌹

 

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