日本AED財団などは2025年2月7日、三重大学教育学部附属小学校において、学校での突然死を防ぐための救命教育推進フォーラムを開催する。フォーラムでは、教諭による救命教育の公開授業や、医療・救急関係者、教育関係者、保護者らによるシンポジウムが行われ、学校での突然死ゼロを目指す取組みを探求する。
文部科学省によると、学校における児童生徒の死亡事故の死因の第1位は「突然死」。このため、同省は「学校事故対応に関する指針」を作成し、心肺蘇生やAEDの積極的活用を呼びかけている。また、新学習指導要領では、中・高等学校での一次救命処置の実習を通じた指導が明記されている。
さいたま市では、2011年9月に駅伝練習中に突然倒れ亡くなった桐田明日香さんの事故を受け、「体育活動時等における事故対応テキスト~ASUKAモデル~」を作成。小学校からの一貫した救命教育を推進している。この取組みは全国に広がり、児童生徒の活躍で家族や市民の命が救われる事例も増加している。
第1部の公開授業では、教諭が心肺蘇生やAEDの活用について実践的な指導を行う。第2部のシンポジウムでは、医療・救急関係者や教育関係者が集まり、学校での突然死ゼロを目指すための取組みについて議論が行われる。
フォーラムは、参加無料で事前申込制。定員は200名。申込締切は2025年1月24日で、定員になり次第締め切られる。
◆第7回日本AED財団Schoolフォーラム
「学校での突然死ゼロを目指して~小学校からの教諭による救命教育の推進~」
日時:2025年2月7日(金)13:00~16:00
会場:三重大学教育学部附属小学校
募集人数:200名(定員になり次第締め切る)
申込締切:2025年1月24日(金)
参加費:無料
申込方法:Webサイトから事前に申し込む