遠い存在に手を伸ばした──出席番号14番、小久保柚乃の成長

デビュー9周年記念日に、桜木心菜、小久保柚乃、風見和香の3人を新たに迎え、9人体制となった私立恵比寿中学。応募総数約7,000人のオーディションから選ばれた新メンバーはなぜ私立恵比寿中学を目指したのか? 新メンバーの加入以前のエピソードから、加入後の怒涛の活動の中で得たものなど、それぞれのパーソナリティを知るべく個別インタヴューを行った。出席番号14番、小久保柚乃はどのように成長していくのだろうか。
INTERVIEW : 小久保柚乃 (私立恵比寿中学)
小学生の頃から芸能活動をスタートさせ、昨年5月にエビ中へと加入した出席番号14番、小久保柚乃。幼少期から野生児キャラだったと話す彼女だが、天真爛漫な様子は現在もそのまま。その姿は多くの人々を惹きつけていくのだろう。キラキラとした未来へ向かう彼女の成長には、これからも注目だ。
インタヴュー&文 : 西田健
写真 : YURIE PEPE
エビ中は手に届かないような、すごく遠い存在だった
──小久保さんは、幼少期はどんな子だったんですか?
小久保柚乃(以下、小久保) : 小学校のときから芸能活動をさせていただいていたんですけど、子どものときは、草むしりのときにミミズを指に巻き付けて女の子の友達に近づけたりしてました(笑)。
──結構野生児キャラだったんですね。
小久保 : そうですね。高学年になってもそれはあんまり変わらなくて。6年生のときにちゃんと勉強しようと思うようになって、ちょっとおとなしくはなったかな。でも、そんな変わってないです(笑)。
──勉強しようと思ったのはなにかきっかけがあったんですか?
小久保 : 中学生になっても芸能活動を続けたいなと思っていて。でも地元の中学校が芸能活動ができる学校ではなかったので、できるところに受験して行くために勉強するようになりました。
──芸能界に入ろうと思ったきっかけはあったんですか?
小久保 : 芸能界に入るきっかけは、福原遥ちゃんが出てた『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』です。あれを観てすごくテレビに出たいと思うようになって。それからはAKB48さんをみて、アイドルになりたいと思うようになりました。
──福原遥さんはいまも大活躍ですよね。いまでもやっぱり憧れなんでしょうか?
小久保 : 福原遥ちゃんは、前の事務所が同じだったこともあって、バックダンサーで少し会わせていただいたりもしたんですけど、もう会うたびに可愛くて。絶対に私もアイドルになって遥ちゃんと共演したいなって思うようになりました。
──アイドルに憧れはじめたのはどれくらいの時期ですか?
小久保 : 幼稚園の年中くらいですね。AKB48さんを見てダンスを真似したりしてました。“ヘビーローテーション” とか “大声ダイヤモンド” が好きでした。
──出身は名古屋の方なんですよね。東京は慣れました?
小久保 : まだ全然慣れてないです。この前、ちょっと離れたいつもの場所じゃないところでレッスンをやったんですけど、快速に乗って千葉まで行っちゃって。そのときは電車って難しいなって思いました。

──もともとスターダストの名古屋営業所の方にいたんですよね。小久保さんから見て、エビ中ってどんな存在でした?
小久保 : 私は名古屋のレッスン生グループだったんです。だからエビ中はスターダストでもトップレベルの存在だと思っていて、手に届かないような、すごく遠い存在でした。
──自分がそのグループに入っているのは不思議な感じじゃないですか?
小久保 : いまだに不思議な感じです。曲は聴いていたんですけど、いま思うともっと早くちゃんと調べておけばよかったなと思ってます。当時はほかのグループを推していたから。
──他のアイドルだと、どのグループが好きだったんですか?
小久保 : GANG PARADEさんとか、WACKのアイドルさんが好きでした。いまも好きです。OTOTOYさんのASPさんのインタヴューも見てます。
OTOTOYでの連載中のASPの個別インタヴュー連載
──本当ですか! ありがとうございます。どういうところが好きだったんですか?
小久保 : 小学校の高学年から中学1年生くらいのとき、一度アイドルを目指さなくなったときがあって。でも中学一年生の後半くらいにWACKさんと出会って、BiSHさんの曲とか、いろんな曲を聴いてるうちに「私もやっぱりアイドルになりたいな」って思うようになりました。曲も元気もらえるし、パフォーマンスもすごく好きです。
──フェスにもかなり出られてますけど、ほかのグループさんに話しかけにいったりとかはしましたか?
小久保 : まだしたことないです。でもいろんなアイドルが好きなので、インスタとかフォローしてたら、ZOCの鎮目のどかさんがフォローを返してくれました。嬉しかったです。
──エビ中での活動には慣れましたか?
小久保 : 加入したばかりのときは緊張して先輩メンバーとも話せなかったんですけど、いまは普通に話せるようになりました。
──ほかの新メンバーの第一印象はどうでしたか?
小久保 : 心菜は、はじめて会ったときはクールなキャラをしていたので、そのときは怖かったです。オーラっていうか、壁を無意識に作ってたのかな。話してみたらそんなこともないんですけど、すごく距離感はありました。いまはもうギャルみたいな。ちょっと天然で全然クールではなかったです(笑)。
──風見和香さんはどうですか?
小久保 : 和香も最初はオーディションでは緊張してたから、少し怖かったです。でも喋ってみたら、すごく真面目なんですよ。LINEで「ここの振り付け、どういう風になってるの?」って聞いたらすぐに送ってくれますし。「エビ中のパフォーマンスを3人で頑張って上げてこう」って感じで、年下だけど頼りになるお姉さんみたいな感じです。この前ボイトレの先生と話してたんですけど、和香は全部覚えるまで寝ないみたいなんですよ。そういうストイックなところもあるけど、はっちゃけてるところもあって。ファンのみなさんの前では真面目なところばっかりだから、はっちゃけてるところを見たら、多分みんな好きになっちゃうと思います(笑)。
──新メンバー3人で活動されることも結構多いですよね。3人でどんな話するんですか?
小久保 : 「ここのご飯美味しいらしい」とか「今度いっしょにこのTikTokの動画撮ろう」って。最近TikTokで、ファンの方がエビ中の動画を投稿してくれたのを見つけたら、いいね! してるんですよ。そしたらオススメの欄が全部エビ中になっちゃって(笑)。だから最近はエビ中関連の動画ばっかりみてます。
