お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

フィクサー/Fixer

フィクサーは日本の JELLY JELLY GAMES から発売の新作ボードゲーム(カードゲーム)です。フィクサーとは、手元の岩波国語辞典(第七版新版)によれば「面倒な出来事を調停する人(特に黒幕)」との事です。裏社会的な響きですね。

各プレイヤー間にカード置く場があります。卓上のカードを置く場所は見た目通り枚数の制限となっています。対面に相手がカードを既に置いている場合は、トリックテイキングゲーム的な仕組みで同じ色を出す「マストフォロー」の制限があります。対面にカードが置かれた場合は勝負。その2枚のカードの間で強弱や相性を比較して勝敗が決定します。基本的には勝負に勝つと得点となり勝利に近づきます。

今回は3人でプレイ。機会ありプロトタイプ版でのプレイです。

基本的にカードを対面よりも後に置く方がギリギリの差で勝ったり負けたりを選ぶことができる分有利な場面もあれば、同時に先においた方がコントロールできる面があるようにも思えます。展開が多彩ということです。

マストフォロー的仕組みでだんだんと手札がわかってくるのが面白いところ。しかし、それに加えてよく考えないとゲームに勝つことはできません。トリックテイキングゲームを同時に多面展開するのも面白い。

シンプルなルールとカード構成で遊ぶことができる短時間ゲームです。好みのジャンルです。