お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

カルテル/Kartel

カルテルはライナー・クニツィアによるデザインのボードゲームです。2018年作品。

卓上にマスになるタイルを円状に並べます。そこに刑事コマを一つ置きます。全員共通でこのコマを動かします。タイルは(厳密な用語ではありませんが)マフィアのボス、子分、賄賂があります。どれもそのマフィアのグループを表す色分けがしてあります。

各プレイヤーは、自手番になるとダイスを振ります。出た目の数字以下の任意のマス数だけコマを進めます。進んで止まった先のタイルがボスなら、そのボスは逮捕となりタイルを刑務所に置きます。子分や賄賂はその手番プレイヤーが獲得します。

ゲーム終了時に、その色(グループ)のボスが逮捕されていた場合は手元の子分タイルは得点となります。ボスが逮捕されていない場合は賄賂が得点となります。

今回3人でプレイ。

ダイスを振る点がゲームのプレイ感を軽くしますが、「古代ローマの新しいゲーム」の「歴史の糸車」を連想します。

ohigedokoro.hatenablog.jp
ohigedokoro.hatenablog.jp

他のプレイヤーと協力関係になったり敵対したりと、いわゆるマルチゲームです。一人で頑張るよりも、他のプレイヤーと協力した方が勝利に近づきます。赤色グループではAさんと協力して、青色ではBさんと協力関係に、しかし緑色ではAさんと敵対関係で…となります。

人間同士の協力と敵対とが入り混じるいやらしいゲームを、簡単なルールで短時間に気軽に味わうことができます。全体としてはとても軽いゲームです。