マガジン一覧

男の手帳の作りかた

手先が不器用で自己表現が苦手な男性に向けた、手帳の作りかた、楽しみかたの提案。

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「目標」でも「計画」でもなく「修行」を意識すればラクになる。

新年の目標、立ててます? その前に、昨年の目標はクリアできました? 「納得できる程度には達成できたよ」という方、おめでとうございます。貴兄は優秀なんでしょうね。これ、嫌味とかじゃなくて素直な気持ちですよ。 「クリアどころかどんな目標だったかさえ忘れたよ」という方。そんなもんですよね。ぼくも昔はそうでした。 これ「昔はダメだったけど今はできてるよ」という意味ではありません。 年始に目標立てたって絶対クリアできないから、年始に目標を立てることをやめただけです。 その代

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文具沼に男性がはまる余地はあるのか

noteの2024年のトレンド10選に「文具沼」がランキングして驚いた、と書いたんですけども。 ▼関連記事 ひと口に「文具沼」と言ったって、かなり広大なんですよね、その沼。沼を通りこして湖ぐらいありそうな気はします。 で、私が観測している範囲においての話なんですけど、この沼にはまるのは女性が多いんですね。 男と女の二元論は切り口が雑になるので好きではないのですが、それでも「文具」そして「手帳」を楽しむのは女性のほうがうまいのかな、と。 他の男性がどうやって手帳を楽し

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手帳入門。書いて2025年を面白くしよう。

2025年が間近です。来年を面白くするため、手帳を書いてみませんか。 noteの2024年のトレンド10選に「文具沼」がランキングしました。手帳をはじめ、紙やペンやそれらを取り巻くアナログな道具が脚光を浴びているのです。 スマホとSNSの普及は世界を一変させましたが、生き辛さも増えましたよね。他者が見えてしまうって、いいことばかりじゃないんです。 そこに嫌気がさして、スマホを置いて紙やペンを手に取る人が増えたから「文具沼」がトレンド入りしたのかな、と思ってます。 SN

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¥300

自分に浅い判断を下すと損する。感情を記録して、自分を正しく認知しよう。

自分はこういう性格なのだ、と決めつけてしまうと損をする。自己に浅い判断を下してしまうのは楽だけど逃げだ。もったいない。成長の機会を逃してしまう。それを防ぐために、手帳に感情を記録してみよう。 ぼくは自分で自分を「他者との会話が嫌いだ」と決めつけていた時期があった。 そのころは企業の経営者とか、行政の担当者にインタビューする仕事をしていた。 他者との会話が嫌いなやつがやる仕事じゃない。自分には合っていない。そのうち辞めよう。そう考えていた。 しかし、なぜか辞められなかっ

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手帳に書いたことをnoteのテキストにした

手帳に書いたメモ。ごく私的なこと。読み返して、おもしろいメモを再構成して、noteのテキストに。

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繰り返す年月はループしているようでそうじゃない。それを体感したくて手帳を書く。

明日の1日管理のリフィルを作るタスクを、今日もクリアしました。 見開きで、左ページが2段構成のタイムライン。 右ページがタスクやメモを書くスペースです。 左ページの左辺のインジケーターは、1月1日、水曜日の位置をマークしました。 ▼関連記事 1週間たてば、1ヶ月たてば、1年たてばインジケーターは同じ位置に戻ります。ループしているかのよう。 しかし、そうではありません。 同じところをぐるぐるしているようでありながら、少しずつ上昇しています。螺旋階段を登るように。

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2024年に買ってよかったもの

2024年が終わる。今年買ってよかったものをまとめておく。リンクにはアフィリエイトを含んでいる。 生活の部バスルーム バスルームをリフォームした。 いくつかのメーカーのショールームを見てまわったが、タカラスタンダードのグランスパを選んだ。 魔法瓶浴槽でありながら蓋なしにできる 磁器タイル張りの床の質感が気に入った 壁面がマグネット LED照明が比較的安い といったあたりが決め手に。 水回りは白いほうが好きなので、インテリアはできるだけ白く。 リフォーム前、

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孫子の兵法で勝率を5割まで引き上げる方法

昨日の記事で、 と書きました。 もう一度、改めて書きますが、あなたも私も感情に行動を左右されているのです。 「相手の立場になれ」とはよく聞く言葉ですが、これが難しいのは、あなたの感情で動くあなたが、相手の感情で動く相手の立場を想像するのは不可能だからです。 彼を知り己を知れば百戦殆からず とは孫子の言葉です。でも「彼を知る」のは不可能だから、これは机上の空論ではないのか、とぼくは思うのです。 下手に相手の立場を考えても、間違いが増えるだけ。だからせめてあなた自身は

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行動を数えれば習慣化できて収入が増える。問題は「どの行動を数えるか」だ。

昨日の記事、手帳を習慣化しようという趣旨で書き始めたはずが、後半は仕事で成果を出そう、収入を上げようという趣旨にすり替わっていて「ああ構成がなっていない」と反省しています。 ▼関連記事 とはいえ「数を数えてゲーム化して結果を出す」というテーマは面白いので、もう少し書いてみましょう。 昨日の記事を以下に引用します。 ここで掘り下げたいのは、どの行動の数を数えるのか、です。 営業マンが仕事で成果を出したいなら、見積書の数や訪問件数などがKPI(Key Performan

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手帳システムの作りかた

システム手帳を中心に、スマホやPCも活用して、自分だけの知的生産環境である「手帳システム」を作ろう。

デジタルなObsidianで紙のツェッテルカステンを再現できるのか

ニクラス・ルーマンは、情報管理の手法として他者にツェッテルカステンを布教はしなかった、ようです(私の不勉強のせいで歯切れが悪い)。 あくまで自己の知識を管理し、論文を書くためのシステムとしてツェッテルカステンを構築したのでしょう。 だから書籍「TAKE NOTES!」において説明されるツェッテルカステンは、いったいどこまでニクラスのオリジナリティを保存しているのだろうか、という疑問が頭をもたげます。 ▼関連記事 同書では「ツェッテルカステンを構築するのはデジタルでも紙

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30%キーボードのキーマップを煮詰めていきたい

Treadstone32という自作キーボードを愛用している。 ▼こんなやつ はんだ付けが必要なキットだ。難易度高めなので、興味はあるが手を出せずにいたのだが。 後に作成難易度を下げたTreadstone32Liteが発売され、喜んで入手して組んだ。 しかし使ううちにいくつかのキーが渋くなっていく。/やvはほぼ入力できなくなった。私のはんだ付けスキルが低いから。 困っていたら、メルカリでTreadstone32の完成品が安価で出品されているのを見つけて速攻で入手した。

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年に1度だけのタスクもやり遂げる技術

早速やっていきましょう。 私は明日以降のタスクは全て Obsidianで管理しています。 Obsidianのブックマークです。 日、週、月、年のルーチンタスクを記録しています。一番下のやつは、ルーチンでないタスクを記録しています。 毎日、これらのファイルを確認し、今日に該当するタスクは手帳に転記します。 さて、今日が12月4日だとしましょうか。 Yearly Routine tasks を開きます。 このような構成です。 日付ごとに年のルーチンタスクを記録して

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MacBook Air M3から5Kと4Kの2台のディスプレイに出力する。

Mac studioを処分し、MacBook Air M3で全部やっていこうかな、と考えている。 Mac studioからちょいとスペックダウンするのはしかたがない。しかし譲れないものもある。 譲れないものその1。5Kと4Kの外部ディスプレイに出力できるか。 Appleによれば、以下の通り。 ちょいとわかりにくい。やってみるしかない。 私は5Kディスプレイ(LGの40WP95C-W)と4Kディスプレイ(DELLのU2720QM)を使っている。 それぞれのディスプレ

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起業の手帳の作りかた

もう、雇われない。起業して、経済的に自立すれば、人生の悩みは解決する。

手帳を「お金を産む打ち出の小槌」にする方法

手帳を続けて習慣化するために、数を管理してみてはどうでしょうか。 例えば、書いた日を数える。何か書いたらひとまずそれでOK。3日書けば3。1週間書けば7。1ヶ月で31。これぐらい続けば、もう途切らせるのがもったいない。書くしかなくなります。 それに、1ヶ月続いたらそろそろ習慣化できてますよね。 ただ、どれだけ頑張ったって1日に1しか増えないのが物足りません。 そこで、もうちょっと解像度を上げて、クリアしたタスクの数、書いた行数、メモの数などをカウントしてみるのも面白い

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無能なリーダーの下で仕事したくないという傲慢さ

もうほんとにこりごり。会社辞めて10年が経とうとしているけど、抜け出せたのは僥倖だったと今でも胸を撫で下ろす。 無能にも色々あるけど、時間の感覚が鈍い、あるいは無いリーダーは最悪だ。 最悪、殺される。比喩ではなく、本当に死ぬ。長時間労働で死んでしまった知人がいる。職場の自分の机に突っ伏して亡くなっていたという。 他者を無能と断じるのは傲慢じゃないか、という自覚はある。私だって大した能は無いのだから。だからこのタイトルだ。その上で、あえて重ねて言うが時間に鈍いリーダーは無

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仕事ができるできないは、大した問題じゃない。

知人が大病を患って、身体の大事な器官をいくつか失っていた。たまにログインするfacebookで知った。 仕事ができる人だ。エネルギッシュで、いつも怒ってた。 毎晩のように大酒を飲み、強い煙草を手放さなかったのは、今思えば仕事のストレスのためだったのではないか。 いわゆる「叩き上げ」で経営層までのし上がった彼。高級車に乗ってたから、収入はよかったはず。でも、どれだけ仕事ができたって、そのせいで健康を損ねてしまっては、元も子もない。 40代前半まで僕は「仕事ができる」イコ

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現実は、地味でつまらないタスクとアイデアの積み重ね。そうやって改善していくしかない。

手帳に書くメモを増やせば、いいアイデアも増えるはずだ。そう考えて、書いたメモの数をカウントしている。 ▼関連記事 書いたメモのうち、ほとんどはアイデアとも呼べないつまらないものだ。だが、それらがまったく価値の無いメモというわけではない。 というか、そのほとんどは大事なメモだ。 以下は昨日も載せた手帳の中身なんだけど。 現金の移動や、駐車場代の支払いや、毎月来るはずの郵便物がきちんと来たのかとか、取引先への電話とか、取引先から来るはずのメールとか。 こういうのはOb

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手帳まわりの道具のこと

システム手帳のバインダー、リフィル、ペンなど。手帳を支える道具の記事を集めました。

システム手帳から無粋なプラのパーツを取り外す。

プロッターのプエブロです。良い風合いになってきました。 開いてみましょう。この風景、ちょっとテンション落ちるんですよね。 プラスチック製のリフターに風情が無いんだよなあ。リフィルから発生した紙粉が静電気で付着して、いつも小汚く見えるし。 そういえば昔読んだスーツの着こなしの本に「できるだけ自然素材のものを身につけよう」とあったっけ。 スーツはウール。シャツはコットン。ネクタイはシルク。ボタンは貝殻。靴やベルトは革。 合繊のシャツ、人工皮革のベルトや靴は低コストで手入

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日独伊、三国万年筆競争

ドイツ製とイタリア製の万年筆を使ってます。 ペリカンのスーベレーンM1000。 ビスコンティのホモサピエンス・ダークエイジ・オーバーサイズ。 毎日使ってると、お国柄の違いを感じます。 ドイツのものづくりは真面目で実用的。保守的ともいえます。少し日本に通じるところもありますね。 日本の万年筆の多くがマイスターシュテュックに似てるのも、日本人の感性に訴える何かが、ドイツ製にはあるのでしょう。 対してイタリア製。ドイツ製とはかなり違う。日本製とはもう全く異なります。

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能率手帳GOLD for Bindexに万年筆で書く。紙面の凹凸の微かな抵抗感が心地いい。薄い紙なのに裏抜けしない。

能率手帳GOLD for Bindexの方眼紙を入手しました。 限定品だから入手できないよねと諦めてたら普通に売ってたので3つゲット。 なお、上にリンク貼ったアマゾンだと高いし送料もかかるのでおすすめしません。 では書いてみましょう。 ぼくはBindexの3.5mm方眼紙に1日管理のフォーマットを手書きしていまして。 左ページが3.5mmドット方眼紙、通常のBindexです。 右ページが3.5mm方眼紙の能率手帳GOLD for Bindexです。 通常のBin

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理想のバインダーが見つかったかも。

システム手帳STYLE Vol.9 の44ページに、気になるバインダーが載っています。 ヨシナ、というブランドの製品です。 記事を読む限り、ぼくの理想のバインダーに近く。 それがマクアケで発売されたので購入しました。 サイズはバイブルのスリム、ブルーを選びました。リングは16ミリのみ。 どんなところが理想かというと。 これたぶん、プロッターのような金具の取り付け構造です。 プロッターはあえて、アクセサリーのように背面金具を見せているわけですが。 ヨシナは革で覆

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