文章には力が宿る。自己を動かすため今日も書く。
放っておけば霧散する思考を凝縮して文章とする。
文章にするとき、そしてそれを読み返すとき、思考は叩き直され、いくらか強靭になる。
何度も読んで、赤を入れて、他の文章と混ぜ合わせて、さらに強くなっていく。
文章には力が宿る。聖書や仏典は多くの人々の生きる指針だ。聖賢の言葉や、王者覇者の法や、国々の憲法や組織のパーパスまで、すべて文章だ。
私が手帳に書き記す文章は、それらと比較するべくもない卑近なものだが、それでも私一個を動かすための力が、そこには宿る。
自分を動かし、