姉歯の欠陥マンションどころではない事件が中国でおきた。
耐震強度偽装どころか、鉄筋の代わりに竹を使用!中国抗州市の高層分譲住宅で、鉄筋の代わりに竹の棒を使った欠陥工事が見つかった。施工した建設会社は「出稼ぎの農民労働者が鉄筋を使い切ってしまい勝手にやってしまったことだ」「欠陥工事やずさん工事は管理責任者がいない間に行われており、我々には詳しい事情はわからない」と弁解しているそうだ。太さ12ミリの鉄筋が2本入っている筈だが、長さが1.3メ-トルと50センチの竹,2本にすり替ったそうだ(西日本新聞5月29日)
孔子、孟子の国でもビックリすることが起きるものだ、中国古典には良い諺がたくさんあるけど・・・例えば
1.仁・・・自分を支えてくれる廻りの人達の生活が成り立つことを優先せよ!会社ならば社員、協力会社であろう
2.義・・・何事に対しても歯止めをかけること。金儲けのためには何をやっても良いわけではない
3.礼・・・何事を行うにもマナ-、ル-ルがある筈だ
4.信・・・嘘をついてはならない
5.智・・・先を見る目を養う!その為には、注意ふかくなる。情報に敏感になる。歴史(興亡の理)に学ぶことである
「中国には良い言葉がたくさんありますネ。我々日本人は中国古典から多いに学んでいます」と言った趣旨の話を中国語の先生と交わした事がある。中国語の先生曰く、「中国人は4000年経っても同じ失敗の繰り替えして懲りない民族である。だから戒めの言葉がたくさんあるのです、むしろ日本人のほうが中国古典等は、勉強しているし身につけています」とのこと
中国人に誉められた日本人も、このところ懲りない連中が増えてきた。日本人の劣化である。損保ジャパンの不祥事は「金さえ儲かれば、お客への迷惑なんて関係ない」という経営者トっプの考えが社員まで浸透した結果であろう。志がない、理念を持たないコテコテのサラリ-マン社長の品性なんてこんな程度かもしれない。これからも企業の不祥事がどんどん出るであろう。(矢間伸次)