2007年06月29日
第8戦フランスGP
今週末はフランスGP。
F1サーカスも北米2連戦が終わり、再びヨーロッパラウンド突入!
デビューイヤーながら北米ラウンド2連勝と波に乗ったハミルトンが注目を集める中で王者アロンソの追撃が始まるのか?
はたまた、皇帝の後を継ぐキミの追い上げはあるのか?
琢磨は今レースは10番手降格からのスタートが決定している・・・
逆風の中で、どんな走りを見せてくれるか!
元F1世界チャンピオンのアラン・プロストが、ルイス・ハミルトンの存在はF1のイメージを向上させるだけでなく、マクラーレンのチームメイトであるフェルナンド・アロンソにとっても、その腕前を上げるのに大事な存在になるだろうと語っている。一方で、プロストは、アロンソの現在の心境に理解を示し、同情を寄せている。妙な説得力があるんだよな^^;
TAGホイヤーが催した出版発表会でロイター通信の取材に応じたプロストによると、F1界の誰もがそうであるように、彼自身もGP2シリーズのチャンピオンを経てF1にステップアップしてきたハミルトンの衝撃のデビューに“大いに驚き、感銘させられた”という。
しかし一方で、アロンソに対して同情する部分もあり、二度の世界チャンピオンであるアロンソがハミルトンからのチャレンジを活かせるよう願っていると話した。
「何と言っても、F1やチーム、そしてアロンソを含む全員にとっていいことだと思う」とプロスト。
「アロンソがここから学んでいけば、将来はより強く、より速いドライバーになれるはずだ」
しかしプロストは、ハミルトンのデビューイヤーでの成功に賛辞を呈しながらも、アロンソに共感する部分もあると認める。
皮肉にも同じマクラーレンでニキ・ラウダやアイルトン・セナと戦った自身の経験と重ね合わせているのだ。
1984年、トップを目指す若手ドライバーだったプロストは、ラウダのチームメイトとしてマクラーレンに加入。
しかし1988年、突然現れたセナがロン・デニスと契約を結び、プロストはセナとバトルを繰り広げることになった。
「ひとり息子だと思っていたら他にも息子がいることが分かり、もしかしたらそいつの方が自分より可愛がられているんじゃないかと思うような感じだね」と振り返るプロスト。
「だが、昔とは状況がかなり違う。
かつてはレースや技術的なことが問題だったが、今回は人的な要素が大きい。
心理状態が全てなんだ。私にはアロンソの気持ちがはっきりと分かるよ」
「普通なら、こうした状況は異なる世代のドライバーの間で起こるものだが、彼らはわずか2、3歳の差しかない。
そしてふたりともチームに入ったばかりだ。
そのため、アロンソにとっては一層難しい状況になっている。
彼はマクラーレンに入りたがっていた。
彼にとって夢のようなものだったからだ。
ナンバー1ドライバーのように扱われるのを期待していたのに、入ってみれば、チームにとって大事な存在は彼ひとりではなかったんだ」
「勝ち続けるドライバーに対抗する若いドライバーが現れれば、周囲もメディアも新参の若手のほうを応援する。そういうものなんだ。この状況で、アロンソが自分のモチベーションを維持するのは非常に難しいと思うよ。チームがどこかでルイスをひいきするようなことはないとしても――私もそんなことはないと確信しているが、アロンソのそうした感情が消えることはない」
つか、やはり重なるよなぁ・・・セナvsプロストと今のハミルトンvsアロンソは。
Posted by 敬(たかし) at 07:56│Comments(0)
│Formula 1
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