熱燗はいつからか?

私が調べたところでは、16世紀後半だったが記録では奈良時代にすでにあったそうな。 以下、伝検通信 No.32 から引用します。 問題:秋も深まり、燗酒(かんざけ) がおいしい季節となりました。日本酒を温めて飲む「燗」 の習慣が始まったのは、何時代でしょ…

伊勢物語 第一段 初冠だから巡狩?

伊勢物語の一番初めは、男が初冠をして狩りに行くところから始まります。 この初冠をして狩りに行くことに意味合いがありそうな気がします。 つまり初冠が終わったからこそ狩りに行くのです。昔、中原の王や皇帝などの天子は代替りした時に巡狩(じゅんしゅ…

茶花 : 妙蓮寺椿

私は花についてまったく興味もなければ愛でることもなかった。花より団子派で、咲いていても気にもとめない。 しかし茶道に入ってからは、知っている花といえば桜とチューリップだけという訳にはいかない。 で、手に取ったのが以下の本。 茶花がたり 心の花…

日本酒を温めて飲む熱燗はいつから始まったのか?

伝検通信31回目のお題は「熱燗はいつから始まったのか?」 意外と最近で明治になってから?いやいや元禄頃か?と予想をするが、調べてみると 「清酒が出来た16世紀後半に通年で燗酒を飲む習慣が出来た」とのこと。 なるほど燗酒は清酒を温めるものなのか。ド…

伝統製法「手火山式」のかつお節

日本伝統文化検定ってご存じですか? 茶道の稽古先で先生が「今度、伝統文化検定が始まる・・・」とお話ししていたのを水屋で聞きました。 日本伝統文化検定 「和」を知る・「和」を楽しむ・「和」を伝える。日本のスペシャリストになろう! 早速メルマガに…

干菓子とは?

新茶の湯MLの奈良乃亜さんの投稿はためになるものが多い、がたまに理解が至らない時がある。 干菓子と落雁の違いは…という話題がありましたが、どうも奈良乃亜さんは「和三盆で作られた押し物の干菓子」の事を、干菓子と呼んでおられるようです。干菓子と言…

抹茶が品薄

今、抹茶が品薄なようで、一保堂茶舗などでもネット販売は品切れが続出しています。おそらく店舗での販売優先しているのでしょう。店舗にはいっぱいあるとは思いますが、今で見たことがない事態です。 海外での抹茶ブームが起きて、それで逼迫しているようで…

茶の湯手帳2023で誤植発見

もう二年前に買ったものだからいいのだけれど、 89ページ 表千家6代覚々斎宗左、8代将軍徳川吉宗より唐津茶碗「桑原」拝領 享保8(1623)年9月19日 400周年 と書かれているが享保8年は1723年で300周年の誤り

突然眠れなくなった…その原因はカフェイン

10月末にどうも風邪を引いてしまい、週末グダグダしていた。日曜日の夜、11時頃。開票速報を見終わり、そろそろ寝ようと思い布団に入るが全然寝られない。いつもなら五分もあれば寝てしまうのに、これはおかしい。 仕事のことやら家のことやら良くない話題ば…

ケーキのモンブランは「白い山」が本義で茶色で栗のケーキは日本カスタマイズ

奈良乃亜さんの投稿は情報量多めなで、消化する方も頑張ってます。 モンブランは Mont=山 Blank=白 で「白い山」が本義。これはアルプスのこと。イタリアのモンブランは白いそうです。 日本ではモンブランという名前のお店が栗の甘露煮をペーストにしたのが…

饅頭の神様

奈良乃亜さんの投稿はためになる。 奈良には饅頭の神様が祀られているとのこと。 調べてみると漢國神社(アヤクニかと思ったけど、カンゴウ神社)内にある林神社に祀られているのは日本に饅頭を伝来させたとされる林浄因。 林浄因は私も知っていました。 私…

奈良のお干菓子・柿寿賀

茶の湯MLで奈良の干菓子なら柿寿賀と、奈良乃亜さんがおすすめしているので購入してみた。 本体価格1500円に送料が1280円 送料がバカバカしくなるが、それだけの価値があるし、わざわざ運んできて頂けるのでポチッとしました。 奈良乃亜さんの書き込みは、時…

稽古でのお題 : 雁信

9月下旬の稽古で出て来た主菓子の銘が「雁に月」。薄く黄色なまん丸お月様の上に、雁が二羽飛んでいる模様が付いていた。そこで先生が「雁が手紙を運んでくるという話があったけど、あれは中国のお話だったっけ・・・」とつぶやいていました。 そこで調べて…

稽古で心を磨くとは

先日先生に指摘されたのは「歩き方や立ち方もすっとしてていいんだけど、持ち出すときの道具が低いのよね。もっと敬ってね」と言われた。 この一言には思い当たる事があった。 自分の点前をしっかりしようと、あるいみかっこつけようと考えて点前の稽古をし…

茶会の前提条件と必然性

茶会を開催する前提条件として必然性があるはずだ。 何故このときに、この場所で、この人を招いてこの人が開催するのか、その必然性がある。 一番分かりやすいのは記念の茶会。あるときに発生したイベントを記念して人を招く。半白の茶事は、50才を記念して…