研究メモ ver.2

安藤道人(立教大学経済学部准教授)のブログ。旧はてなダイアリーより移行しました。たまに更新予定。

2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「内田樹の研究室」からのメモ1

「階層化=大衆社会の到来」 http://blog.tatsuru.com/archives/000880.php 「現在の享楽を志向し、学校を通した成功物語を否定する-すなわち業績主義的価値観から離脱することが社会階層の相対的に低い生徒たちにとっては〈自信〉を高めることにつながるの…

経済学者に関するメモ 

先日大学の卒業式があって、卒業証書とともに経済学部/経済学研究科のパンフを貰った。その中に、佐藤主光という若手の公共経済学者の「経済学で考える」という文章があった。私はあまり熱心な経済学徒ではなかったが、彼の授業は面白かった。「公共経済学」…

ホリエモンメモ2

http://www.videonews.com/ 「(記事の)見出しをつけるというのは神の領域」 いろいろ苦労しているだけに、ずさんな見出し報道は許せないのですね。 「資本に影響されるジャーナリズムは、本当のジャーナリズムではない」 マネーゲームとか揶揄されてるけど…

ホリエモンメモ

http://www.videonews.com/ まる激にホリエモンがでたみたいです。田中康夫の時(第201回)はなかなか面白かったけど、今回はどうでしょう。

残念

http://munaguruma.air-nifty.com/blog/2005/03/signing_off.html むなぐるま氏、ブログやめちゃうんだってさ。そんなに熱心な読者ではなかったけど、彼の立ち位置は他の人にはなかなか埋められないだろうし、今後いろんな情報源としても活用できるいいサイ…

街(内容ないので忙しい人は読まないようにしましょう)

私は東京が好きだ。いろんな街があるからだ。ポスティングのバイトをたまにしているため、いろんな街にいく。それぞれにいろんな表情がある。消費の街、生産の町、ビジネスの街、金持ちの街、貧乏人の街、きれいな街、汚い街、広い街、狭い街、学生の街、若…

哲学

大学で分析哲学を学んだというカナダ人の友人に、哲学を学ぼうと思い、今日は第一回。クワインのTwo Dogmas of Empiricismという分析哲学では重要らしい文献を読んで講義?に望む予定だったが、難しすぎるし、あまり興味もわかないので、とりあえず断念。こ…

メモ:むなぐるま氏のブログから

「『調査報道は新聞の生命だ ブログに使命感あるか」』だそうだが」 http://munaguruma.air-nifty.com/blog/2005/03/post_3.htmlここで紹介されているフラッシュムービーが面白い。話題になっていたらしいが、知らなかった。 Epic 2014 (日本語訳)

富永健一(2001)『社会変動の中の福祉国家 家族の失敗と国家の新しい機能』(isbn:4121016009)その一

1、理論的問題 第一章・第二章と第三章・第四章の断絶をどう考えるか。この著作は、少し奇妙な構成になっている。第一章「理論的前提――近代産業社会の構造と機能」で、「現代の福祉国家は『解体しつつある家族の中に国家が入っていく制度』として理解される…

そもそも左翼ってなんなんでしょう

ーーisa氏とやりとりをしながら思ったことーーこれに関してはいろいろな議論がありそうだが、とりあえず今の私が、自分の自覚できる範囲内で、自分が左翼だと考えるところは、今の世の中の配分のあり方、もしくは再分配のあり方を、そのまま肯定しない、とい…

ちょっと反省

isa氏のホームページ http://homepage2.nifty.com/yoyutei/ を少し見てみて思うのだが、彼の左翼嫌いにはそれなりの理由がありそうだ。私に対する批判だけを読んで、それに反論するだけでは、どうも根本的に彼が何を問題としているのかを理解することはでき…

またまた批判されている。

isa氏「dojin氏の反論に見られる左翼的「論理」の構造と「倫理」 http://plaza.rakuten.co.jp/isanotiratira/diary/200503110000/

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「イデオロギーをイデオロイギー的に解釈しただけでは、とイデオロギー的に批判している」と批判された件について

私の雑文「イデオロギーをイデオロギー的に解釈しただけではないのか」 http://d.hatena.ne.jp/dojin/20050223#p1に対してisa氏が反論している。「イデオロギーをイデオロギー的に解釈しただけでは、とイデオロギー的に批判している」という、なんとも見慣れ…

障害者福祉・介助・介護についてのメモ

いま障害者運動は、グランドデザインや障害者自立支援法案といった重大法案に直面しており、反対運動も活発化している。自分はその流れに全然ついていけていない。はやいうちにフォローしなくては・・・。障害者自立支援法案に関して、社会学者の立岩真也氏…

朝日の読者投稿欄(3月7日)

久々に紙の朝日新聞を読み、読者投稿欄の「若い世代」というところを読んだ。・・・。うーむ。ひどい。最後の一つは年齢的にも内容的にもまぁ許容範囲内としても、最初の二つはひどいんです。内容を書くのはめんどくさいのだが、表題は「信念を貫く人 本当の…

史料がない、見られない、という問題

「マサヒト、僕の国の歴史には大きな空白がある。1942年から1945年までの日本占領時代だ。日本が敗戦の時に記録を焼却して何も残っていないからね。もしかして、君の国には日本人が持ち出した記録が今もあるんじゃないか。それに、日本の政府や軍の記録も僕…

めんどくさい

社会とかについて熱く議論したあとのこの虚無感はなんだろう。世の中にはいろんな人がいて、それぞれが自分の所属する社会で養った価値観に基づいていろんなことをピーチクパーチク言う。それは聞いてて面白いし、勉強になる。なるほどと思うこともあるし、…

インドのメイドの話

私は大学二年の時、とある現地NGOの研修生として、インドに約五ヶ月間滞在した。しかし、インド滞在中で一番印象に残っているのは、NGOのことではなく、私が滞在した研修生用アパートで働いていたSというメイドと、いつも彼女にくっついて遊びにきて…