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私は大学二年の時、とある現地NGOの研修生として、インドに約五ヶ月間滞在した。しかし、インド滞在... 私は大学二年の時、とある現地NGOの研修生として、インドに約五ヶ月間滞在した。しかし、インド滞在中で一番印象に残っているのは、NGOのことではなく、私が滞在した研修生用アパートで働いていたSというメイドと、いつも彼女にくっついて遊びにきていた2人の小さな娘のことだ。彼女たちは、アパートのすぐ向かいのスラムから来ていた。Sは23歳で、ちょうど今の私くらいの年齢だった。 Sの月収は当初、月500〜600ルピー(日本円にして約1500円)。夫は失業中で靴磨きをして稼いでいた。それでも彼女たちの家庭は、幸せに暮らしているように見えた。少なくとも、駅や路上で目にするストリートチルドレンや、ハンセン病を患った物乞いたちに比べたら。 ある日、そんな貧しいながらも幸せそうに見えたSの母が病に倒れた。手術と薬と入院が必要となった。総費用は7000ルピー。医療保険なんてない。親戚などを頼って何とか工面したが、
2005/10/16 リンク