研究メモ ver.2

安藤道人(立教大学経済学部准教授)のブログ。旧はてなダイアリーより移行しました。たまに更新予定。

哲学

大学で分析哲学を学んだというカナダ人の友人に、哲学を学ぼうと思い、今日は第一回。

クワインのTwo Dogmas of Empiricismという分析哲学では重要らしい文献を読んで講義?に望む予定だったが、難しすぎるし、あまり興味もわかないので、とりあえず断念。この論文が哲学界でどういう位置づけなのかは、ここ
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1356/kuru/analysisPHILO.html
で多少理解したつもりだったが、現物の英語論文の敷居は高すぎた。
今日はギリシア哲学からルネッサンスくらいまでの話を聞いた。でてきたのは、ソクラテス、プラトン、アリストテレス、デカルト、スピノザ、ヒュームなど。realistとかnon-realistとかsocrates methodとかontologyとかepistemologyとかrationalismとかteleologyとかformal cause とかmeta-physicsとかempiricismとかdualismとかanalyticとかsyntheticとかreductionismとかaprioriとかaposterioriとかの話を聞いた。

論理実証主義からクワインに至る話はまた今度、ということで哲学はここで終了。そのあと、社会学は科学たりうるのか、もしくは役に立つのか、という話をした。

あまり哲学(英米系だろうが、大陸系だろうが。こういう区別がどのくらい現実を反映しているのかは不明。)を熱心に勉強する余裕もやる気もないのだが、学問というものを真剣に考えたいのならば、なんだかとっても重要そうだな、とはよく思う。ただ、自分が学問というものをどのくらい真剣に考えたいのかは、まだよくわからない。