【フィギュア・カナダGP・・・女子は坂本香織がフリーで珍しく2回転倒したもののSP1位の貯金を活かして優勝。(去年はほぼノーミスだったのにな~。表現力はさすが。)SP10位だった松生理乃が、3回転5種類をほぼノーミスで跳び、フリーでは139.85点の1位をとり総合2位に。SP34位の吉田陽菜が総合3位となって(3Aに挑戦。その気持ちが大事)、日本勢3人が16年ぶりに表彰台を独占した。(^^)
男子は佐藤駿がSP2位、総合2位。転倒もあったけど4回転が速くなっている感じ。山本草太はSP3位につけるも、総合3位。ジャンプの成功率は上がってるけど、出来栄え点と演技構成点が稼げず。4回転の神マリニンが300点台、2位に40点差をつけて優勝。バックフリップも披露。ステっプも4で、全体的にめっちゃ上手くなっている。今季も現役続行宣言をしたJブラウンの美しい演技を見られるのが嬉しい。"^_^"】
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衆院選の結果を見て、ほっとさせられたことがある。それは、改憲賛成派の議席が2/3に達さなくなったことだ。(^^)
これまで衆院では、憲法改正に賛成の立場の自民、国民、維新、公明の議席を合計すると、329議席あったのだ。改憲の国会発議を決めるには、465議席に2/3(=310議席)以上の賛成が必要なので、これを超えることになる。(-"-)
<公明党は、9条改憲、9条に自衛隊明記には反対の立場。ただし、一部議員は、他の条文に自衛隊明記をするならいいと言っている。^^;>
それゆえ、1日も早く改憲を実現したい自維国の推進派は、岸田首相の任期中(9月終了)までに憲法改正の手続きを進めるべきだと、しつこく要求していたのである。^^;
しかし、今回の衆院選で、自公と維新が議席を減らしたことで、自公維国の議席を足しても、281議席しかない。
もし日本保守党とか参政党とか改憲に賛成だと言っている政党の議席を合わせても、310には達さない。
<逆に言えば。今、提案されている改憲に反対の立場の立民党、れいわ、改憲には反対の共産、社民の議席を足したら、1/3を超えるわけで。立民党から裏切者(?)が出ない限り、国会発議が可決されることはない。(++)>
石破首相は、自民党議員の中でも改憲積極派として知られているのだが。今の党の状況では、とても改憲のことを考えている余裕はないだろう。_(。。)_
ところで、昨日28日、連合の芳野友子会長が記者会見を行ない、「共産党と共闘しなくても勝てる」などとぬかしやが・・・もとい、言ったという。(@@)
『連合の芳野友子会長は28日の記者会見で、支援する立憲民主、国民民主両党の衆院選での議席増について「非常に良かった」と歓迎した。立民の政権交代を目指す姿勢や、国民民主の「手取りを増やす」という訴えが有権者に響いたと分析。両党との連携を強化し「参院選にもつなげていきたい」と語った。
両党の候補者が複数の小選挙区で競合したことは「非常に残念だ」とし、課題に挙げた。立民が共産党との候補者調整を進めなかったことは「結果を見ると、共闘しなくても勝てる」と強調。「政治とカネの問題を含め説明責任を果たさず、多くの有権者が怒りを通り越して政治不信を招いた。その責任は与党にある」と指摘した。(共同通信24年10月28日)』
『共産は、立憲の野田佳彦代表が安全保障関連法の継続を示唆したことに反発し、立憲候補のいる選挙区も含めて213人の独自候補を擁立した。芳野氏は「共産党と候補者調整をしたり、共に闘ったりした(過去の選挙の)結果を見ると、共闘しなくてもやはり勝てる」と指摘。「連合としては共産党との関係(解消)の考え方を立憲に説明し、理解をいただいている中での今回の結果だ。それはもう明らかになったのではないか」と語った。
これに対し、共産の田村智子委員長は会見で「連合会長の発言は承知していない」とした上で、党機関紙「赤旗」が自民党の裏金疑惑を掘り起こしてきたことを強調。「共産党がこの問題を訴え、自公過半数割れという状況を作り出す上で大きな貢献をした」と主張した。公示前より2議席減らしたことについては「力不足という以外にない」と述べた。(毎日新聞24年10月28日)』
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芳野会長は、連合が支持している立民党と国民党が合流or連携して、政権をとることを強く望んでいる。
一方、芳野氏は自民党は嫌いではないが、維新には強い抵抗感が。そして共産党には強いアレルギーがあるようで、同党との選挙協力することを忌み嫌っているのだ。
ただ、確かに立民党も国民党も議席は増えたものの、2党を足してもまだ176議席にしかならず。過半数の233にはほど遠いわけで。これで「共産党がいなくても勝てる」などと言っていては、政権交代の実現は難しいだろう。(-"-)
それに今回、自民党の議席が減ってその分、立民、国民の議席が増えた大きな要因は、共産党の機関紙「赤旗」が自民党のパー券裏金事件や非公認候補への2千万円振込のスクープを出したからで。むしろ、「批判、追及のネタを提供してくれて有難う」と感謝してもいいのではないかと思うほどだ。(・・)
しかも、芳野氏は無知なのか、気づかないふりをしているのかわからないが。地域によっては、立民党と共産党は選挙協力(候補者調整など)の協議を続けていたのだ。
9月に代表が野田佳彦氏に代わり、安保法制などに関して共産党と相容れない発言を強めたこともあって、共産党との協力の話が流れたところもあったのだが。それでも今回も、いくつもの選挙区で敢えて候補者を立てず、協力してくれていたのである。<たとえば立民党が5つの選挙区で勝った新潟県では、共産党は4つの選挙区で候補者を立てていない。宮城でも立民が5つの選挙区のうち4つとったのだが、共産党は出馬を控えていた。<一部選挙区では支援もしてくれていたという話もきく。>
ただ、野田代表が共産党との協力を軽視する発言をしたため、共産党が急遽、候補者を擁立することにした選挙区も少なからず生じてしまったのも事実だ。(-_-)
たとえば、東京18区は菅直人元首相が長い間、出馬していた選挙区なのだが。共産党は17年、21年は候補者を擁立せず、むしろ支援してくれていたこともあり、菅氏は1位で当選することができていた。
しかし、今回、菅氏の後継者である松下玲子氏が出馬していたのに対し、共産党が急遽、候補者を擁立。
選挙中、『菅氏は演説後、産経新聞の取材に対し、共闘が成就しなかったことについて「立民幹部の中に『共産党の応援はいらない』というような発言があったことが影響した。客観的に自民に勝てない状況であれば、野党の候補者の一本化は進めていい」との見解を示した』と案じていたのだが・・・。(産経新聞24年10月19日)』
結局、松下氏は1位の自民党候補(99002票)ににわずか2200票差で負けることに。松下氏は重複比例で当選できたのであるが。共産党候補が1万8千票とっていたので、もし選挙協力ができていればTOP当選していた可能性が大きい。
今年の衆院選では、このような選挙区が少なからず生じたのも事実で、共産党とうまく候補者調整し合っていれば、立民党の議席はもっと増えていたに違いない。(++)
正直なところ、mewも共産主義、社会主義がいいとは思っていないし。(その考え方は参考にすべき点もあると思うけど。)だから、共産党と連立政権を組めるかときかれれば「う~ん」と考えてしまうところがあるし。自民党や維新の心ない子どもじみた人たちに「立憲共産党」と揶揄されると不快感を覚える部分もあるが。(事実ではないので。)
ただ、両党には共通する考え、政策があるし。実際は協力を得ているのに、支持団体の非長が自分の感情をオモテに出し、礼な発言を繰り返すことには大きな疑問を覚えるmewなのである。(@_@。
THANKS