2024/02/26
ハンガーストライキの話
私は数年前の無職時期にプチ断食をしたことがある。
別に食費にすら事欠いていたというわけでも、世知辛き世を儚んで仙境を夢見たわけでもない。『少女ファイト』というバレー漫画で断食を扱った回があり、ちょっと興味があったのである。
「やるなら無職の今しかねえ!」
と完全に思い付きで始めた。
ご存じの方もいらっしゃるだろう。本来、断食の類は体をビックリさせないために徐々に食事量を減らす期間が必要になる。しかしそこはほら、INT3の私なので。そんな期間を設けることなく始め、二日半くらい食べずにいたら無事死にかけた。
空が白みだした頃、限界を感じてコンビニへカップみそ汁を買いに行ったのを今でもよく覚えている。我が人生五指に入る美しい景色であった。
さて、ようやくの本題。
この間の高円寺で拾ったこちらの話をしていこう。
パッと見どこぞの文芸同人誌かと思ったら、表紙の下部には「岩手県教員組合編」の文字、へーと捲ってみると実に興味深い記事を見つけた。
4ページほどだったので、帰宅後サクッと読了。
内容はハンストのメンバーに選ばれるまでの過程、実行中にやってきた児童やPTAとのやり取り、ハンスト前後の健康状態等々。
医師の診断やスト後の処置・診断など、70年以上前のハンストにおいても健康面はかなりの配慮がなされていたようだ。私の個人的なハンストのイメージは「要求が通るまで倒れるまでやる!」なのだがそんなことは全くなかった様子。
そりゃ当然と言えば当然、他人事だから「倒れるまで」なんて思うけど、数日食事を摂らないって相当ツラいし負担もデカい。経験者だから超わかる。
数年前にTwitterで、元某団体の男性によるハンストがだいぶ炎上していたけれど、この記事を読んだ後だといろいろとまた見えてきたりする……のかもしれない。知らんけど。
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上記の内容とは一ミリも関係ない本日の当店出品物はこちら。
相変わらずいくら付けていいか全然わかってません。
よろしければご検討/ご笑覧ください。