古書ニザワ業務雑記

2023/06/08~

続・ヤフオク出品物の一部価格変更について

こちらの記事に書いたように、今から約2カ月前の2023年9月24日、【1,800円】で出品していた商品の大半を【1,500円】に、一部を【2,000円】に変更した。 今回、それと同様に【3,000円以上】の商品の中で未練がましく500円付け足していたものを、軒並み切りよく【-,000】となるようにした。理由はひどく個人的かつ曖昧なもので「3,000円以上の商品に【-,500円】が付いているのはなんとなくモヤるため」である。 そのうち変えよう...

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照明切れた【古書目録27】

本日、16時過ぎ。仕事で使っている部屋の照明が切れた。 チカチカと最期の足掻きをするそれを見上げながら、「そんなはずはない」とまず思った。 この照明を買えたのは確か一年ほど前。替えをネットで注文した後、暗くて仕事にならないからと新橋の古本祭りに行ったのを覚えている。 LEDは10年持つのではなかったのか。 それとも、在宅仕事が多いとこの程度で切れてしまうのか。 まさか不良品か! ……嘆いても仕方がない。 ...

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【古本】の本あれこれ

私は他者の古本趣味を――より具体的に書けば購入物や蔵書、それらに纏わる体験記を垣間見るのが好きである。 Twitterやブログもよいが、本の形で読むのもまたよい。 学生時分、鹿島茂『子供より古書が大事と思いたい』と荒俣宏『ブックライフ自由自在』で古書古本の世界を読む面白さを知り、バイト先の大学図書館においては仕事の合間に『日本古書通信』のバックナンバーを眺め界隈への興味を深めていった。古本商売を始めた今も...

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和洋会(初日)+五反田遊古会(初日) ― 久方ぶりの古書会館

二週間ぶりの古書会館系古書市である。 それも神田と五反田が同時初日。否が応でも気合が入り、はしゃいでちょっと早めに出発する。 ウキウキで電車に乗っていると…… 突然、電車が、止まり、 車内アナウンスが、流れた。 【この先、鶯谷~上野間で人身事故発生により、緊急停車いたしました】 ――終わりだ(CV.黒崎一護 / 画像省略)。 結局、予定よりも数十分遅れて東京古書会館に到着。 お目当ての棚に向かうも、案の定そこ...

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浦和宿古本いち ― 定価10,000円のところ今ならなんと

【ダントウ】と聞くと脳内での最初の漢字変換候補が【断頭】で、同時に悪魔将軍のアレが挿絵で浮かぶ人間が、私以外にも世界に5人くらいはいると信じている。 そんなわけで【暖冬】の11月下旬、浦和宿古本いち(初日)に行ってきた。 先週は古書会館での古書市がなかったので、古本に触れるのも久しぶりである。よい天気に快適な気温、しかも祝日ということでお客さんはいつもより多めだった印象。 いつも通り、100円コーナーを...

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書庫の整理を続行中

当店はオンラインでの販売専門であり、店頭にもネット在庫を出している実店舗古本屋さんと違って「注文はもらったけど何かしらの原因で本がない!」ということは、原理上あり得ない。 探せばある。絶対にある。 と言っても、発掘に時間が掛かるケースも多い。 理由を端的に述べれば、棚の整理をしてこなかったからである。本棚にスペースが潤沢にあれば、例えば出品物登録順に並べていくなり棚ごとにジャンルで分けるなりできる...

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続々々・書き込み本はいいぞおじさん

昔々、すでに遠い記憶の彼方。 我がことながら信じられない話ではあるが、私は高校で国語の教員をしていたことがある……なんて、既に本ブログにも何度か書いているかいな? 今はもちろん、当時も変わらず人格破綻の社会不適合者だったのだから、これはもう雇った側に責任を押し付けて逃亡するしか術がないわけだが、その頃は自己研鑽と生徒さんへの参考資料提供にとブックオフの100円コーナーで新書本をせっせと買い漁っていた...

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続々・書き込み本はいいぞおじさん

私はその昔、ラノベ(ミステリー)作家を志していた時期がある。 俗に言うワナビ。今振り返れば「何を無謀なことを」と思えるのだが、その時期はまあいろいろとあり、独りで打ち込めるクリエイティブなことを職にしたかったのである。 しかし致命的なことに、私は書くことがそれほど好きなわけではなかったし、創造する能力に欠けていた。 苦しみながら書いて何本か投稿をしたものの、当然のようにダメ。 その後、普通の社会人に...

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名簿の扱いどうすれば?

本ブログで何度ネタにしているか最早わからない名簿ネタだが、書庫の整理によって棚が空き、今回名簿系をそこにまとめてみたので、きれいなうちに個人的記録も兼ね残しておく。「一年もすれば変わり果てた姿で発見される棚だ」と思うと早くも感慨深いものがあるとか、ないとか。 ヤフオクに限定している限りは、売るのはどうかいなーと思っているものを並べてみた。完全アウトっぽいのもあれば、これはギリいけるかなどうかな、み...

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【界隈】あれこれ

古書市での買い物において、「ここには立ち入れんな」と個人的に思っているジャンルというか界隈が二つある。 一つは絵葉書。 見ているとそれなりに楽しいのだが、何が貴重で/どれが値が張って/等さっぱり見当がつかない上、【某古書市において恐らく界隈の人が現地でトラブった相手を盗撮しTwitterで晒し上げる】なんてのも見てしまい、コワやコワやと近づかないようにしている。で、もう一つが切符である。 『昭和52年版 日本...

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ブックオフノスタルジア

今日も今日とて書庫の整理をしていたら、ちょっとノスタルジーに浸れる本を発掘した。 書籍それ自体に思い入れがあるわけではない。目についたのは裏表紙に貼られたこちらの、ブックオフの値札シールである。最近のブックオフの値札シールは、バーコードが印刷された例のバカでかいアレなことが多い。在庫管理やら買い取り / 値付けの相場確認のためなのだろう。 それに比べ、何と奥ゆかしいサイズ感か!(※1) そして、何より値...

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