2024/02/14
直筆か印刷か、それが問題だ
どこで読んだかとんと思い出せないヤフオク話に、次のようなのがある。
ヤフオクにはサイン色紙やサイン本の類がヤマと出ている。
相場より割安で買える場合もあるが、それらは偽物である可能性も高い。
偽物と出品者自身も知らずに売りに出されているケースもあれば、出品者が拵えた偽サインが出品されているなんてケースもある。
いずれにせよ、サインの説明が【直筆】とだけあるものには注意が必要だ。
【直筆】とは直に書いたものを指す――つまりそれはサインの真贋を示すものではない。言葉遊びながら、購入して後日偽物と気づいても、それを言い訳に逃げ切られてしまうかもしれない。
大意はこんな内容だったと思う。
実際、ヤフオクでサイン物に手を出すのは相当に知識が必要になる。
目が肥えていないうちは信用できる古本屋さんから直接購入し、勉強をしていった方が良いかと思う。安物買いの銭失いはとても悲しい。
で、この出品物のサイン問題。
中には【直筆】ですらなく【印刷】のものもある。
「いやいや直筆と印刷の違いなんて見ればわかるじゃない」
とお思いの方も多かろう。
しかしパソコンの画面越しで一目で見抜くのは存外難しいことだ。
ただそれが私レベルになれば……直接手に取ってみたってまったく自信がない。
例えば先日出品したこちら。
裏表紙側の見返しに識語書名と印がある。
印刷っぽいんだけどなあ……だけどわざわざ裏表紙側の見返しに、しかもカバーで半分隠れる部分にこんな印刷掛けるかねという考えが目を曇らせる。
さて、上記出品物の商品説明欄にはなんと書いたか。
・見返しに印と識語書名があるのですが、印刷なのか手書き/押印なのか判別できかねます
わからないものをわからないと書く勇気。
これからも大切にしていきたいですね!(※1)
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