2024/02/12
古本値付け雑談
ちょっと前のこと、ダラダラとメルカリを眺めていたら、2万円弱で出品された古本に対して「8,000円になりませんか?」とメッセージが付いているのを見かけた。
これだけでも相当に(えぇ……)と困惑させるものがあるが、同一人物によってさらなるメッセージが追加されており、その内容にのけぞってしまった。
大意を書くと、以下の通り。
確認ですが、価格設定間違ってません?
ほんとメルカリさんは地獄やで……。
値下げ交渉にはブラックリストに無言で放り込むことで対応している当店も、万一ヤフオクでこんなメッセージが飛んで来たら思わずレスバを開始してしまうかもしれない。
ちなみに当該本の出品者さんはかなりいい人なようで、「間違ってませんよー」と返信し、値下げ希望者は謝罪していた。これがナナリーの望んだ優しい世界……。
などとネタのようにここまで書いてきたが、実際、古本の相場検索をしていて「入力ミス?」と思わせる値付けを見かけることはある。前述した値下げ希望者も、煽るつもりではなく単にその可能性を訊きたかったのだろう(と、信じたい)。
当店の出品物の中にも、誤入力を思わせるくらいに相場から著しく乖離したものがあるかもしれない。
ネットで情報がまるで出てこないものに関しては基本的に「ナム三!」で付けているし、相場の再チェックとかほぼしていないので時流に遅れて高かったり安かったりしてるケースも考えられるから。
だが個人的にはそういうのも含めて【古本界隈】だと思っている。
安かったらラッキーと買っていただき、高ければげらげら笑ってスルーしていただけると幸い。
さて、なんでこんな話を突然したかと言えば、今日は戦中刊行の追悼本をいくつか出品したものの、相場がまるでワカラナイ故。言い訳をブログに記録しておく新しいスタイルの古本屋です。これは閉業不可避。おあとがよろしいようで。
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本日の当店出品物はこちら。