knoriのブログ

ドラマ、お菓子、写真など

TVドラマ23年

星漢燦爛 月升蒼海

曹操は海をはじめて見た。感動していた。 「太陽や月は、海から来るのか? 天河に燦爛と光る星は海の裏から来るのか? いやあ、高揚する!この気持ちをメモしておくよ」 ……日月之行、若出其中、星漢燦爛、若出其裏、幸甚至哉、歌以詠志(曹操「夏門歩出行」…

ヴァニティ フェア/リアルなドラマ

「ここは虚栄の市!空虚で不道徳、そして滑稽な世界です。」 光で溢れたメリーゴーランドを背に、サッカレーは宣言する。 左から、不良娘で詐欺師のベッキーと慎ましいアミーリア。 ディケンズと並び称されるサッカレー原作のTVドラマ。 楽しんで見ていると…

清越坊の女たち/当家主母

画面は雑多な汚いものまで写し込んでいる。おまけに、ヒロインが、嫉妬に狂った烈女風なのも、全く嫌で、流し見していた。ところが、ヒロインの印象が変わってくる。 ネタバレ注意⚠️ 乾隆帝の時代に絹織物の製産地として栄華を誇った蘇州。 織物業の担い手は…

瑠璃/美少女戦士

男性性、女性性という言葉、考え方がある。ネットによれば「一人の人間の中にある二つの性質」ということだ。 左から璇璣(美少女戦士)と司鳳 ネタバレ注意❣️ 女性性は「受容、共感、直感など」、男性性は「責任感、粘り強さ、決断力など」と分類される。昔か…

30女の思うこと/上海女子物語

女性の成長を描いたドラマ。 一見、凡庸なドラマに見えるんだけど、背景に見え隠れする問題意識は、韓国や日本と一味違っていた。 さすが全体主義国家というか、、昔、日本でも流行ったボードリヤールの記号的な欲望に翻弄される人々を描いている。 ブランド…

少年游之 一寸相思

自分でもどうかと思うが、わたしはかなり女が好きである。 彼女に惹かれてみたドラマは、邦題を「紅蓮伝」と言う。紅蓮の炎しか思い浮かばない変な題名だ。 ジャン・ヤーチン 彼女は、不思議に清涼感のある瞳をしている。演技も良いが、彼女の場合、瞳がもの…

上陽賦

もう20数年前のことだ、チャン・ツィイーは日本で大人気だった。 そのツィイーが少女を演じた。 ☝️チャン・ツィイー 劇中でガッツリ「15歳になりました」と言っている。。 ところが、ツィイーは頬がこけて、やつれて見えた。 彼女の表情や動きは、まるで少女…

戦神の剣 霊域

ロッテの「とろーり 練乳三昧」という棒アイスは、食べ終わると、どうにもこうにも、もう一本食べたくなる。 それで、このアイスを毎日、食べていたところ、唇が霜焼けになった。。 しょうがないので、コーヒーを飲むたびに、リップクリームを塗り塗りしなが…

笑って聞いてくれる、プラトンさん?

コメディドラマや、コメディリリーフが好きだ。わたしは滑稽味のある役者にも目がない。昔は、ゴールディ・ホーンやトム・ハンクスの喜劇をよく借りた。 「花不棄」アリエル・リン 時を経て、 今、わたしは中国ドラマの中に、ゴールディやトムに匹敵する役者…

覇剣 五神の覚醒 その2

ドラマはギリシャ悲劇を模しているように見える。 この見方でいくのも一興だなぁ、と思う。 ウー・レイ unext、課金解除。わたしは、ドラマ後半をとても楽しんだ。 先ず、 原題は「上古密約」。神話の五神が千年後、人間界に転生する。 上古の神々はペルソナ…

サンドマン−Netflix

「朝霧と、熟した果実の香る季節。冬の気配を誰が知るだろう。」 たぶん、キーツは美しい秋の情景に息をのんだはずだ。 ニール・ゲイマンの『サンドマン』、コミック4巻目のタイトルは、このキーツの詩から取られている。 こうしたニールゲイマンの間テクス…

「ウェンズデー」「還魂2」

2作品とも、前作を踏まえて作られている。 「還魂2」は「還魂」の続編、 「ウェンズデー」はクリスティーナ・リッチの出ていた「アダムス・ファミリー」のスピンオフ。ティーンエイジャーになったウェンズデーの話しである。 ティムバートン総指揮、監督「ウ…