knoriのブログ

ドラマ、お菓子、写真など

ノート19年

これは

「これはリンゴではない」という前回の記事に山猫さんがコメントをくださいました。 これはリンゴではない - knoriのブログ 気づいたらいつの間にかわたしはわたしになっていた。わたしはわたしという価値観を長い時間をかけて身に付けた。でも、この先また…

これはリンゴではない

思考とイメージは垂直に交わる。 Gさんが管理社会について書いておられた。(相変わらず、素晴らしい論考です)。 世間の何かしらの空気感に抑圧される、そういう日本の現状について書かれている。 …わたしは、抑圧感…ってたぶんあまりなかったんだよねぇ。 …

mother

マザーに何を期待する?…しかし、マザーのイコンは厚い。 わたしは悪い母親だった。(2050文字) 断っておくが、子供たちは普通に健やかに成長した。だから、悪い母、と言っても犯罪者ではないし後ろ指を差されるほど、悪かったわけじゃないよ。さらに言えば、…

嵐の「Journey to Harmony」

私どうして嵐 好きなのかなぁ…。 嵐が歌った「Journey to Harmony」がとても良かった。 この歌は、菅野よう子氏作曲の組曲「Ray of Water」の第三楽章に岡田惠和氏が作詞したもの。 昔、息子を連れ出して「お前の好きなジャズのCD買ってやるから、嵐のCDを買…

そんな風に言わないで

「おませな子ねぇ」とおばさんは母に言った。 5才くらいのわたしは、何かを答えたか質問したのだが、おばさんはわたしを無視して、母にそう言ったのだ。 ませた子だ、おませね、と言われるたびに、馬鹿にされているようで子供心にとても嫌だった。 井戸の底…

井戸の底

世界の底からわたしは見上げた。 10歳くらいだった。星空を見たのだ。そのとき、わたしは意味の病にかかった。 宇宙の無機質さが信じていた世界と基準を消し去った。ここにわたしが居る意味がわからない。存在していることの意味が欲しい。稲妻のようなニヒ…

イフ・アイ・ステイ/人間的な、あまりに人間的な

少しだけ違っていたのは、 彼女は才能があり、めっちゃんこ可愛いらしかったのです。 ラブストーリーだった…。違うと思ってたのよねぇ。 さすがに…年を取ると、子供の恋愛というものが退屈で寝かけた。 けれど、主役のクロエ・グレース・モリッツに惹きつけ…

『傷口から人生』小野美由紀著

愛されたいという欲望を笑わば笑え! frikandelさんがオススメしていたので手に取ったところ、も…イッキ読みです。 非常に赤裸々! この本は、スペイン旅行のエッセイを軸に細かい私的なエッセイが挟み込まれています。けれど、就活から始まり、ライターとし…

星を追う子ども/……の物語

頭がボーッとしている。この物語にのめり込んでしまったようだ。 新海誠監督、脚本。2011年。 ある日、父の形見の鉱石ラジオから聴こえてきた不思議な唄。その唄を忘れられない少女アスナは、地下世界アガルタから来たという少年シュンに出会う。2人は心を通…

売春/主婦

「家事仕事を労働と考えれば賃金が発生する」と、聞きかじったことをえらそーに言ったもんだから「へぇー。主婦って売春婦と同じだね」とっ、ほざかれ、しかしぐうの音も出ず、おまけに「あれま。その通りだわ」とわたしは思ったのでした。 20年近く前のネッ…

がってんだいクロニクル

私が飽きっぽいって?まさかね、と思っていましたよ。 上の子が一歳3ヶ月頃の写真です。片方の靴が脱げているのにどんどこ進みます。 彼が身につけているものは私の手作りです。 フェイクレザーの黒い生地を買ってきて、子供が動き回るので、クリンチをかけ…

『ぐわぐわ団東京でブログを語る』

昨夜、ちょっとだけ読もうと思った『ぐわぐわ団東京でブログを語る』を全部、読んでしまいました。それくらいの良い塩梅の長さなんです。 いつになく真面目なまけもけさん、いや、いつも真面目ですが、いつもと少し違う口調ではじまりますから、わたしもいつ…

アイ,ロボットとわたしの映画の見方

そりゃあもう私はオタオタした。 呑気にブログを再開した私が目にしたのは、優れた映画評のブログたち。 知識、情報の豊富な映画評。映画のテクニックを分析した総合的な評論、優れた考察や優れたノベライズ風ブログなどなど。 作家主義?なんだろ?パンする…

暴力的解決

暴力ってなかなか無くならないんだな…。 まけもけさんのとこを読んで以来、ぽやぽや考えている。 「オレ様は正しい」「お前は間違っている」暴力の根本にあるのはこの考えです。 わたしには刷り込みがあった。 小説や映画やドラマのイメージって力がある。 …

噂のアンパンチ

子供が2歳くらいの時、チッコイ背中を丸めてチッコイ椅子に腰かけて熱心にご覧あそばしていた「アンパンマン」である。 まけもけさんがアンパンチの暴力性について話題になっているよ、と話されていて、そう言えば、むかし、やなせたかしが「子供向けに描い…

numbersと映画

自分の過去記事は読み返さない。 むかし、何度か読み返してみたことがある。 その結果、わたしは自分のうめき声に埋もれた! 「うぅう“ぅ”……うぎゃぁぁぁあああああ!」 なんつうかね、文章が…へにゃへにゃしてて、媚びてるつうか…。 そらあ、さけぶしょお!…

See you on the other side.

ぽろぽろと涙がこぼれた。冷やし中華を食べていたんだ。Rと。 好きな具をいっぱい乗っけて食べる。 錦糸卵、キュウリ、トマト、ハム、キウイ、牛肉のそぼろ煮、胡麻、等々。 あとは、揚げ物を作ってある。 彼は「食べきれないね」と言う。 TVがついていた。 …

うめざわしゅん

腹にずしんと響く漫画だ。 ガチラノさんの感想が良かったので、読んだ。 表題作の『パンティストッキングのような空の下』は三上とヒロのコンビが面白かったけど、なんといっても『唯一者』がズンとくる。 この漫画です パンティストッキングのような空の下 …

政治とは…

彼女の記事を読んで考えた。 障害者が議員になったことについて、書かれていた。 以下は、わたしの連想だ。 何故、福祉制度が必要なのか? 社会的弱者(障害者等)は、補助金や組織的な助けがなければ、 多数派(健常者)に都合良くできている社会で上手く暮らし…

韓国と日本

面白いブログを読んだ。 DaysLikeMosaicさんの「韓国の本音、韓国政府の交渉術、恨、日本が考えたいこと」という記事。 とても興味深かったし、考えさせられた。 DaysLikeMosaicさんは、恨(ハン)という概念を用いて、昨今の韓国の有り様を理解しようとして…

下流階級

つぼみの時は淡いピンクで、花が開ききると白くなる。 可愛いバラの花。 よくは分からないけど、わたしは、下流階級だなと思う。 田舎で暮らしている分には、特に不都合はない。 昔、NHKのドキュメンタリーでホームレスの若者を見た。 彼に田舎があれば、帰…

赤い野の花

一年くらい前に、iPadを買った。 ブログをやるつもりは全くなかった。 だから、ペインティングの機能がついてなーい!昔は、マウスでマンガ絵を描いてたけどね。 写真も、…写真って景色を切り取るのが私は面白いんだけど、このiPadってば、ガバーッと全部入…

パワハラの対処方

職場でのイジメについて読んだ。役には立たないだろうが急遽、書く。 実を言えば、わたしは、無視されたり、ヒソヒソされたり、そういうことが気にならない。わたしは強いです。 ただ、好きな人にコソコソやられたなら、飛んでいってひっ捕まえて「一体何が…

「引きこもり」と「外部」と「個」

芝生には雑草が侵入し、もはや草地…。 どこから飛んできたのか、ルピナスが草地に芽を出した。 なんていうか、プライベートとパブリック、もしくは「個」と「外」、そいう対立する概念を念頭に置いたとき、わたしにとっての「個」とは、この草地だなあ、と思…

昼下がりの待ち合わせ

あたしは彼を愛しているだろうか? 若い頃の情熱は何だったんだろう?愛情の靄の中にいたはずが、晴れわたった空の下にあるのは、あたしが愛したものの名残り。 若い頃、彼は笑うと目元が甘くなった。いつも大股で歩くので、あたしは置いていかれそうになっ…

枠に囚われているのは大人

「あら。どうしたの?」 思わず帰ってきたRに聞いた。 風邪でボーッとしているわたしは、Rが出張から帰る日を間違えていた…。 くそぉー…ちょうど、「OAシーズン2」を見ているところなのに! バタバタと買い物に行って、おもちゃのイヤリングを見つけた。小皿…

「和をもって尊しとなす」と「皆んな同じ」は違う

風邪を引きました。遊び疲れです。 Rは出張中だし、薬でボーッとしています。 この金属の壺は、下の息子のプレゼントです。 連休中、3人でお店を覗いている時のことです。レンガに合うなあ、と思って壺を眺めていました。もしかしたら、だいぶ長いこと壺を見…

防衛機制は手に負えない

不登校になるところだった。 …下の息子が小3の時のこと。 愛読しているブログが、軒並み、10才の不登校Youtuberについて書いている。 なるほどなあ、とうなずいた。 下の息子は、正真正銘の文系野郎で、なのに小3になったばかりの頃、「野球部に入る」と言い…

余裕のkindle

空港に早く着いてしまった。 「30分前で十分じゃない?」と弟が言うのに、兄がなぜか急かした! 兄弟は、発券機に向かい、わたしは何となく上を見ていて、「一時間半遅れ」って表示を発見! 時間はたっぷりあるが、戻るわけにもいかず空港で時間を潰すしかな…

違うチーズケーキと違う少年

「このチーズケーキ、美味しいよ」と、カケラを食べさせられた。 スタバで待ち合わせた時のことだ。 クランブルチーズケーキだなあ、と思い、作ったが、ちょっと違うそうだ。 ブログを読み回っていて、思うことがあった。 だから、子供が就職する時、彼に話…